ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

現状把握のポイント

2009-01-30 | ISO外論
戦略、革新、改革、攻めと守りなど同じような言葉があるが、現状をよく知り少しずつでも前に進む改善を繰り返すことである。
革新と改善はどう違うのか、などと聞かれることがあるが、後で振り返り評価できることで肝心なことは改善を積み重ねることである。
改善のためには、現状の何をどうよくするか明確にしなければならない。

現状把握のポイントを整理しておこう。
(1) 組織の風土、文化など、どんな強い点があるかを整理するため現状把握する。できるだけ多くの人にアンケートをとると良い。「わが社の自慢できる事は何ですか、改善すべき事は何ですか」これらをまとめるとよいだろう。自分の強い点や良い点を自覚してない事が多い。自覚してないなら、どのような事が強い点か強くしたいかを示せばよい。これが方針である。どこにどんなボールを送ればゴールできるか、瞬時に判断できるのは、強い点を理解して、それを訓練しているからである。組織で勝つためには、強い点を育て、勝つための訓練を繰り返すことである。
(2) 顧客の要望、クレーム等、顧客満足や不満に関係する情報を集め、顧客満足の向上のため何をするかまとめる。現状で何が出来ているか、何が出来てないかまとめる。
(3) 次に、対策のための整理をする。何をどうよくしたいのか、特色をどう打ち出していくのか、顧客からどう評価されたいかなどをまとめる。客先に訪問して聞くのもよいだろう。
これら(1)(2)(3)を一覧表にまとめると現状が理解しやすい。    
鳥が空から見たらどのように見えるかを表した絵を鳥瞰図などと呼ぶがそんな気持で全体を見ると良い。
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