ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

現場、事実、データによる現状把握

2009-01-18 | ISO外論
何かする前にほんの少しでもいいから現状把握して前に進むことが大切である。
特に人と関係することには注意が必要である。
管理者や上位の人にこの能力がないと組織に無駄な動きが多くなる。
もともと知性のある人は瞬時に現状把握ができ全体を見ることができるのだろうが、そうでない人は、少し踏み止まって考える習慣をつけたほうがいい。

学生の頃、走りながら考えることも悪くないが、何か大切なことをするときは考えてから行動したほうがいいと注意された。ちょうど蛇が獲物に飛びつく前にとぐろを巻くようにと諭されたことを思い出した。学生運動に我を忘れた時期だったが、この忠告は残っている。

いい年をしてすぐ熱くなるのは悪いことではないが、肯定的に前に進む方向ならいくらか許されるが、否定的に人を評価するのは、被害者が出るために慎重になったほうがいい。
自分の癖を見抜くことは本当に難しい。それを利用する連中がいると組織に弊害がでる。
「悪貨は良貨を駆逐する」という経済現象があるが、組織でよくあることである。
日本のことわざでは「朱に交われば赤くなる」ということだろう。マイナスのシナジー効果である。

負のシナジー効果を出さないようにするためには、正しい現状把握が必要である。
正しい現状把握のために、現場、事実、データに注意したほうがいい。
現状把握には時間がかかると思っている人が多いが、いつも心掛けて習慣になっていれば、瞬時にできることである。
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