組織は結果とプロセスの騙し合いという言葉が頭に浮かんだ。
経営者は絶えず結果を要求するが、ものづくりの現場ではプロセス管理を徹底しないとよいものは作れない。
結果を要求するならプロセスを重視してほしい。
経営者と現場にギャップがあるのは、プロセスと結果の重点の置き方の違いである。
ISOではマネジメントの8つの原則にプロセス指向をあげている。
ISO9001では経営者にこれを理解させようと努力しているが、それを理解している経営者は少ない。
ある経営者は「予実管理」を2種類に使い分けて説明していた。
ひとつは「予算と実績」、もうひとつは「予定と実行」
結果とプロセスをうまく使い分けたこの説明の感心した。
組織を束ねる知恵である。