『新網走番外地 嵐呼ぶ知床岬』(1971年/降旗康男監督)を見た。
物語は、「網走刑務所を仮出所した末広勝治(高倉健)は、結婚間近の妹・明子(江夏夕子)が待つ東京へと向かっていたが、静内駅前で食堂を経営している北野信造(南利明)の策略にあい、列車を降りたまま取り残されてしまった。仮出所の際に看守の犬飼(室田日出男)から酒に気を付けろと忠告された末広だったものの、静内食堂でビールを飲んだあげく、熊谷牧場の三男・三郎(谷隼人)らのグループと乱闘騒ぎを起こして店内を目茶苦茶にしてしまうのだった。宮坂直吉(藤田進)や的場貫一(玉川良一)らと関わり、喧嘩を起こした経緯から、加納秀男(三橋達也)が経営している加納牧場で働くことになった広末だったのだが・・・」という内容。
諦めて静内駅前を歩いている末広の目が止まったのは、アサヒビールのポスター。
竹林を背景にした高倉健が右手にアサヒの瓶ビール、左手には並々と注がれ泡がこぼれ落ちているグラスを持っていて、「いっしょに飲んで貰います!」と書かれている。
それを見て喉を鳴らせた末広が「いっしょに飲ませて貰おうか」と食堂に入りビールを注文するのだが、従業員(太古八郎)にビールを注文したものの、どうしようか迷い続ける場面が妙に印象的だった。
飲み出したら自分では止められないことが分かっていたのだろう。
それでも結局は酒を飲んで暴れてしまうのだから、どうしようもない。
牧場を手に入れた熊谷組の熊谷太郎(山本麟一)、熊谷源二(今井健二)、三郎の兄弟は何かと加納牧場に因縁をつけてくるのだが、それは加納牧場所有のカノーホマレという競走馬を欲しがってるからだという。
そこに加わる五代政雄(安藤昇)という渡世人が加わって、親分の仇だと末広をつけ狙うのだから、どんどんと面倒な話になっていく。
一度ハマった渡世の道から抜け出すというのはなかなかに大変なこと。
周囲の悪党どもが放っておいてくれないようだ。
それにしても、日高地方の静内町が舞台だというのに"嵐呼ぶ知床岬"とは、適当過ぎる題名のような気がする。
これは襟裳岬にしなければ駄目だろう。
(^_^)
物語は、「網走刑務所を仮出所した末広勝治(高倉健)は、結婚間近の妹・明子(江夏夕子)が待つ東京へと向かっていたが、静内駅前で食堂を経営している北野信造(南利明)の策略にあい、列車を降りたまま取り残されてしまった。仮出所の際に看守の犬飼(室田日出男)から酒に気を付けろと忠告された末広だったものの、静内食堂でビールを飲んだあげく、熊谷牧場の三男・三郎(谷隼人)らのグループと乱闘騒ぎを起こして店内を目茶苦茶にしてしまうのだった。宮坂直吉(藤田進)や的場貫一(玉川良一)らと関わり、喧嘩を起こした経緯から、加納秀男(三橋達也)が経営している加納牧場で働くことになった広末だったのだが・・・」という内容。
諦めて静内駅前を歩いている末広の目が止まったのは、アサヒビールのポスター。
竹林を背景にした高倉健が右手にアサヒの瓶ビール、左手には並々と注がれ泡がこぼれ落ちているグラスを持っていて、「いっしょに飲んで貰います!」と書かれている。
それを見て喉を鳴らせた末広が「いっしょに飲ませて貰おうか」と食堂に入りビールを注文するのだが、従業員(太古八郎)にビールを注文したものの、どうしようか迷い続ける場面が妙に印象的だった。
飲み出したら自分では止められないことが分かっていたのだろう。
それでも結局は酒を飲んで暴れてしまうのだから、どうしようもない。
牧場を手に入れた熊谷組の熊谷太郎(山本麟一)、熊谷源二(今井健二)、三郎の兄弟は何かと加納牧場に因縁をつけてくるのだが、それは加納牧場所有のカノーホマレという競走馬を欲しがってるからだという。
そこに加わる五代政雄(安藤昇)という渡世人が加わって、親分の仇だと末広をつけ狙うのだから、どんどんと面倒な話になっていく。
一度ハマった渡世の道から抜け出すというのはなかなかに大変なこと。
周囲の悪党どもが放っておいてくれないようだ。
それにしても、日高地方の静内町が舞台だというのに"嵐呼ぶ知床岬"とは、適当過ぎる題名のような気がする。
これは襟裳岬にしなければ駄目だろう。
(^_^)