仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

新網走番外地 / 吹雪のはぐれ狼

2018年10月10日 | ムービー
『新網走番外地 / 吹雪のはぐれ狼』(1970年/降旗康男監督)を見た。
物語は、「仮出所を控えた末広勝治(高倉健)は、弟分の小松五郎(南利明)と看守の対立に巻き込まれ、あえなく独居房入りとなったのだが、ウイリー・ジョンソン牧師(岡田眞澄)により、稲上(若山富三郎)と共に助けられた。牧師と共にカムイベツ教会へと向かう途中、煙草を買いに入った店で親分子分の盃を交わし、末広は牧師を親分と呼ぶことになる。教会で恵比須竹三郎(由利徹)と一緒にいわゆる寺男として働くことになった末広は・・・」という内容。
カムイベツ教会は"ウイリージョンソンホーム"として不良少年達を預かり、ボクシングジムを開いていたが、やはり仮出所中の大関一郎(谷隼人)が、北日本新人王決定戦を控えていた。
その大関の強さに地元暴力団の親分でボクシングジムのオーナー、五十嵐徹(山本麟一)が目を付け、引き抜こうとしたことから様々なトラブルが生まれる。
大関も五十嵐のジムに行きたくて仕方がないのだが、ウイリージョンソンホームにいることが仮出所の条件らしいので、どうしようもないようだ。
トレーニングの途中、通りかかった神社に手を合わせて「あの野郎、アーメンなのに手を合わせやがったよ」と言われる末広だが、「何を拝んだっていいんだよ。心だよ、男は!!」と断言するのが頼もしい。
(^o^)
教会での暮らしが舞台になっていることもあって、主題歌「網走番外地」(矢野晃作詞、八木正生作曲編曲)が讃美歌風にオルガンで演奏されているのが何とも面白いのだった。
(^_^)