8月16日(金)、高階良子先生の『高階良子選集』第17集 [赤い迷路]が 発売になりました。収録は表題作のほか「防空壕」「いじわるキューピット」です。
ボニータ・コミックスα 平成25年8月30日 初版発行
カバー折り返しのことばです。
「今回描き足し10ページのはずだったのが、私の勘違いで100ページだと思ってた「防空壕」が 実は80ページ・・・!/しかし・・・心の準備もなく、/30ページの描き足しはすこぶるきつい・・・・・・!/そこで急遽、/永久封印するはずだったデビュー当時の作品17ページを/1本入れることにしました。/ヒィーーッ(恥ずか悲鳴)」
「赤い迷路」は、『なかよしデラックス』の昭和58年2月号から5月号まで連載された作品で、オリジナルのコミックス収録はコミックスなかよし『赤い迷路』でした。
『赤い迷路』 コミックスなかよし 昭和58年10月6日第1刷発行
選集収録にあたっての描き足しは、オリジナルコミックスが181ページ、選集が182ページということで、最後の1ページのみでした。「いじわるキューピット」収録のために描き足し枠がなくなってしまったのかと思いました。
平成11年に「幻想ロマンセレクション」の第1集に収録されています。
『赤い迷路・課外授業殺人事件』 KCデラックス(ポケット) 平成11年9月13日第1刷発行
付録に付いていたポストカードです。
この文庫版には、とても興味深いあとがきが付いています。先生の作品には「赤い~」とつくものが何作かある、とのこと。「赤い靴」「赤い沼」「赤い影」などですね。この他「緋色」や「血の~」という作品も多いです。
また、先生はガンマニアで、子供のころ、近くに警察の射撃訓練場があり、訓練が終わるまでずっと眺めていた思い出があり、大人になってからは一時モデルガンに熱中したとのことです。
「赤い迷路」は『ミステリーボニータ』平成17年12月号の特別ふろくにも収録されています。
「防空壕」は、『ミステリーボニータ』の平成6年3月号に掲載された作品で、ボニータ・コミックス『雪降る夜の訪問者』に収録されています。
『雪降る夜の訪問者』 ボニータ・コミックス 平成6年10月20日初版発行
オリジナルコミックスの作品が80ページなのに対して選集では90ページ。「防空壕」に10ページの描き足しがありました。
「防空壕」は、ぶんか社の『赤い沼』に収録され文庫化されています。
『赤い沼』 ぶんか社ホラーMコミック文庫 平成22年7月20日初版第1刷発行
「いじわるキューピット」は、『少女フレンド増刊』の昭和42年11月7日号に掲載された作品です。高階良子先生が若木書房の貸本から少女雑誌に進出した最初の作品が、『別冊少女フレンド』昭和42年4月号に掲載された「夕焼け雲はしっている」でした。
「いじわるキューピット」は雑誌掲載4作目にあたると思います。本当にごく初期の作品で、しかも単行本は現在では入手困難なので、これはとてもありがたい収録ですね。
『三郎とあくしゅ』 若木書房 名作漫画総集ブック8 昭和43年後半の発行と推定
「恥ずか悲鳴」など上げないで開き直っていただき、昔の作品も収録していただきたいですね。次はデビュー作の「リリ」をぜひ。
巻末の「あとがきのかわりの雑談」は「私の失敗談その1」2ページで、自動販売機で買ったカップラーメンに関する話です。
ホームページも更新しました。
『高階良子の部屋』
ボニータ・コミックスα 平成25年8月30日 初版発行
カバー折り返しのことばです。
「今回描き足し10ページのはずだったのが、私の勘違いで100ページだと思ってた「防空壕」が 実は80ページ・・・!/しかし・・・心の準備もなく、/30ページの描き足しはすこぶるきつい・・・・・・!/そこで急遽、/永久封印するはずだったデビュー当時の作品17ページを/1本入れることにしました。/ヒィーーッ(恥ずか悲鳴)」
「赤い迷路」は、『なかよしデラックス』の昭和58年2月号から5月号まで連載された作品で、オリジナルのコミックス収録はコミックスなかよし『赤い迷路』でした。
『赤い迷路』 コミックスなかよし 昭和58年10月6日第1刷発行
選集収録にあたっての描き足しは、オリジナルコミックスが181ページ、選集が182ページということで、最後の1ページのみでした。「いじわるキューピット」収録のために描き足し枠がなくなってしまったのかと思いました。
平成11年に「幻想ロマンセレクション」の第1集に収録されています。
『赤い迷路・課外授業殺人事件』 KCデラックス(ポケット) 平成11年9月13日第1刷発行
付録に付いていたポストカードです。
この文庫版には、とても興味深いあとがきが付いています。先生の作品には「赤い~」とつくものが何作かある、とのこと。「赤い靴」「赤い沼」「赤い影」などですね。この他「緋色」や「血の~」という作品も多いです。
また、先生はガンマニアで、子供のころ、近くに警察の射撃訓練場があり、訓練が終わるまでずっと眺めていた思い出があり、大人になってからは一時モデルガンに熱中したとのことです。
「赤い迷路」は『ミステリーボニータ』平成17年12月号の特別ふろくにも収録されています。
「防空壕」は、『ミステリーボニータ』の平成6年3月号に掲載された作品で、ボニータ・コミックス『雪降る夜の訪問者』に収録されています。
『雪降る夜の訪問者』 ボニータ・コミックス 平成6年10月20日初版発行
オリジナルコミックスの作品が80ページなのに対して選集では90ページ。「防空壕」に10ページの描き足しがありました。
「防空壕」は、ぶんか社の『赤い沼』に収録され文庫化されています。
『赤い沼』 ぶんか社ホラーMコミック文庫 平成22年7月20日初版第1刷発行
「いじわるキューピット」は、『少女フレンド増刊』の昭和42年11月7日号に掲載された作品です。高階良子先生が若木書房の貸本から少女雑誌に進出した最初の作品が、『別冊少女フレンド』昭和42年4月号に掲載された「夕焼け雲はしっている」でした。
「いじわるキューピット」は雑誌掲載4作目にあたると思います。本当にごく初期の作品で、しかも単行本は現在では入手困難なので、これはとてもありがたい収録ですね。
『三郎とあくしゅ』 若木書房 名作漫画総集ブック8 昭和43年後半の発行と推定
「恥ずか悲鳴」など上げないで開き直っていただき、昔の作品も収録していただきたいですね。次はデビュー作の「リリ」をぜひ。
巻末の「あとがきのかわりの雑談」は「私の失敗談その1」2ページで、自動販売機で買ったカップラーメンに関する話です。
ホームページも更新しました。
『高階良子の部屋』
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