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ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

西島三重子さん提供曲のセルフカバー

2025年05月08日 | 西島三重子

5月2日のライブで驚いた提供曲のセルフカバー、3曲を歌いました。

加奈崎芳太郎さん「王様たちの夜」、石川ひとみさん「あざやかな微笑」、桜田淳子さん「風の中のさよなら」です。この機会に、西島三重子さんの提供曲のセルフカバーを調べて見ました。

西島三重子さんの提供曲、カバー曲についてはファンページ『水色の季節の風』にまとめていますので、ご参照ください。なお、発売年月日等については、自分で調べたものなので間違っている場合もありますので、ご注意をお願いいたします。

最初に、提供曲をセルフカバーしたのではなく、提供と本人歌唱が同時進行していたと思われる曲が2曲あります。「朝顔(しののめぐさ)」と「面影通り」です。

「朝顔(しののめぐさ)」は小柳ルミ子さんへの最初の提供曲で、アルバム『風がはこぶものは・・・』に収録されています。

1977年5月25日 ワーナー・パイオニア L-10069R

「朝顔(しののめぐさ)」は西島三重子さんのセカンド・アルバム『さめないうちに・・・』にも収録されています。

1977年4月25日 ワーナー・パイオニア L-10071E

ほぼ同時期の録音と考えられますね。

「面影通り」は桃井かおりさんへの提供曲で、アルバム『FIVE KAORI MOMOI』に収録されています。

1981年7月5日 フィリップス 28PL-7

「面影通り」は西島三重子さんのアルバム『Bye-Bye』にも収録されています。

1981年1月25日 テイチク・コンチネンタル HL-2007

「面影通り」は、桃井かおりさんのアルバムより6か月ほど早く、西島三重子さんがアルバム『Bye-Bye』に収録しています。どちらがオリジナルということではなく、「提供曲&自らのアルバム収録」ということだと思います。なお、前ファンクラブ会報『イメージ通信』の提供曲の中には、桃井かおりさんへの提供曲として載っています。

以前のブログではこのように記したのですが、発売から6か月という時間はかなり長く、同時進行とは言えませんね。オリジナルは本人歌唱で、その曲を提供した、ということでしょうか。今となってはどんな経過があったのかわかりませんが、桃井かおりさんへの提供時に歌詞の一部が変わっていることも含めて、興味深いです。

西島三重子さんの最初の提供曲が五木ひろしさんへの「途中駅」でした。

1977年2月10日 ミノルフォン KA-1043

西島三重子さんのデビューは1975年9月25日で、アルバム『風車』、シングル「のんだくれ」が同時発売になっています。1976年に発売されたレコードは、『風車』からシングルカットされた「池上線」1枚で、4月25日の発売でした。

そして次に発売されたレコードが、1977年2月10日、五木ひろしさんの「途中駅」でした。かなり早い時期の提供です。「途中駅」の作詞は麻生香太郎さんでした。

シングル「途中駅」と同時にアルバムも発売されました。

1977年3月 ミノルフォン KC-9005

このアルバムには西島三重子さんの提供曲がもう一曲含まれています。「おまえと俺」です。

「おまえと俺」は、『風車』に収録されていた「ながさき」と同じ曲だと思います。

1975年9月25日 ワーナー・パイオニア L-8074E

「ながさきの」作詞は「池上線」と同じ佐藤順英さんで、「おまえと俺」の作詞は麻生香太郎さんです。まったく感じの違う曲になっています。

この曲も西島三重子さんのアルバム収録が先で、歌詞を変えて五木ひろしさんに提供した形だと思います。

もう1曲、単なるセルフカバーとは少し異なるケースとして、「流されて」があります。

「流されて」は園まりさんへの提供曲です。

1978年8月25日 ワーナー・パイオニア L-236E

西島三重子さんは「当初は自分が歌うというよりは、他の人に歌ってもらいたくて曲を書いていた」ということなので、歌手デビューしてすぐに曲提供が進んでいます。

1977年には五木ひろしさんに続いて、木の実ナナさん、相本久美子さん、梓みちよさんに曲を提供しています。

「流されて」が発売になった1978年は、サードアルバム『かもめより白い心で』が6月25日に発売になり、しばらく活動を休んでいた西島三重子さんの再出発となった年です。

提供曲も充実していました。7月7日に木の実ナナさん「うぬぼれワルツ」、8月25日に園まりさん「流されて」、9月25日にアグネスチャン「悲しみよこんにちは」、11月25日に小柳ルミ子さん「折り返し悲しみ行き」と名曲が並んでいます。

「流されて」に戻ると、この曲は西島三重子さんも気に入っていたようで、ライブの音源が残っています。

1982年発売のライブアルバム『記憶の時間』でセルフカバー

1982年11月21日 テイチク・コンチネンタル HR-2~3

1986年には6曲入りミニアルバム『寝物語』が発売になり、「流されて」が収録されました。

1986年6月4日 東芝EMI ETP-6
 
このアルバムからシングルカットされたのが「流されて」でした。
 
 
1986年6月25日 東芝EMI ETP-17874
 
園まりさんへの曲提供から8年が経過しています。セルフカバーというよりは自分の曲として歌うようになったということでしょうか。1988年には、第一家庭電器の創立30周年記念盤LP『MIEKO NISHIJIMA LIVE』でも歌っています。
 
次回に続きます。

 

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