ばくのメモ帳

『ばくのお宿』管理人の西みつのり、略して西みつのメモ帳です。ホームページに書き切れない雑多な情報を綴ります。

『ミステリーボニータ』6月号発売

2021年05月13日 | 高階良子
『ミステリーボニータ』6月号が発売になりました。「70年目の告白~毒とペン~」第7話掲載です。

若木書房での活躍から『別冊少女フレンド』への作品掲載の頃を描いています。この辺はもう少しゆっくりと描いて欲しかったですね。

第6話掲載の4月号では、初めての掲載誌『ゆめ』を手にした喜びの場面で終わりました。6月号は、「リリ」の掲載された『ゆめ』2月号を抱きしめて眠る日から始まります。掲載誌の『ゆめ』とデビュー作の「りり」です。



時は昭和39年から40年にかけての頃です。続いて、昭和40年には『こだま』3月号に「氷の慕情」、5月号に「雨の夜の語らい」、7月号に「赤い靴」、『泉』5月号に「もらいっ子」と連続して中編の作品を掲載しています。

この頃が仕事と漫画を両立させていた時期でしょうか。

また、8月には初めての長編単行本『花陰』、10月には『海に咲く花』、11月には『星の口笛』と連続して単行本を刊行しています。(発行月は推定です。)




第7話の回想では、2か月に1作程度を書いていたとしていますが、もっと濃密ですね。

昭和41年の『ひまわりブック』です。1年間に8冊を刊行しています。









そして、昭和42年になると、『ひまわりブックは』1作のみでした。


3月(推定)になると、個人シリーズ「チャーム漫画劇場」がスタートします。最初の作品は『つばめさん・かごの中』でした。



当時、若木書房には個人シリーズを刊行する漫画家が数人いましたが、高階良子先生もその一人になったわけです。

そして、昭和42年4月1日発行の『別冊少女フレンド』4月号、春休みまんがおたのしみ号に「夕やけ雲はしっている」が掲載され、雑誌デビューを果たしました。

何と、この「夕やけ雲はしっている」はコミックスに収録されています。『高階良子デビュー50周年記念セレクション』の第1巻です。


この後しばらくは『チャーム漫画劇場』と『別冊少女フレンド』への作品掲載が続いています。

2巻から最終7巻までの『チャーム漫画劇場』、また初期の雑誌掲載の作品も、『高階良子デビュー50周年記念セレクション』で読むことができます。

次回は「7月特大号につづく」となっているので、来月には第8話が読めるようです。次のコミックス第2巻には、ぜひデビュー作の「りり」を収録していただきたいですね。

6月号の「おたよりください」のコーナーです。

「60年ぶりに銚子電鉄に乗ってきました。濡れ煎餅の売り上げだけが頼り。月の売り上げが数千円の時もあるという・・・。それでも絶対にやめないぞ! 電車なのに自転車操業! なんかいろいろキャッチフレーズがすごかった。」

ホームページ『高階良子の部屋』更新しました。

『高階良子の部屋』



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