晴耕雨読とか

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その穴には誰が?

2016年05月10日 | 生き物

「4月に行ったときにさ、30センチぐらいの黒い動物が穴の奥に消えていったんだよ…。
子グマかもしれなくて、母グマが近くにいる可能性もあるから、ちょっとやばいんだよね。
いっしょに行かない?」


先日の奥多摩は、友人にこう誘われたのです。
その穴は、かねてからセンサーカメラを仕掛けている岩穴のこと。

どうもそこに何かがいるらしいのだ。


その穴。






クマスプレーを手に、腰が引けてる友人。わたしは高みの見物…。

なにもいない……。まぁ、そうですよね。



で、カメラのデータをチェックするとどうもアナグマ先輩のようです。





これが! なぜか後ろ向きに、お尻から穴に入っていくのです。
上の画像は動画から切り出したのですが、すべて後ろ向きにノコノコ歩いてるのです。

現場で、小さいモニターで見たときはよく分からなかったのですが、
あとでPCでちゃんと見てみると、
落葉を前脚で集めて、それをそのままお腹の下に溜めて、
ザザーっと移動させて穴に入れているのです!

11月末と12月末のデータをいただいたのですが、多いときで4頭のアナグマが写っていました。
2頭はちょっと小さくて、子どもかもしれません。


穴の中はこんな感じです。



たしかに妙に葉っぱが溜まってるなあ…と思ったのですが、
アナグマ先輩が冬越しのために集めていたんですね。

いや~動画で見るとかわいいんです!!!



早くサイトを更新していただけないでしょうか?
というか、2015年は1年間更新してないじゃん。。。。

奥多摩けもの道



そういえば、近くには生々しいクマ剥ぎも。。。





この木にはカメラは仕掛けてなかったのですが、周囲には何台か仕掛けてあって、
その撮影データからすると、どうも5月に入ってからのクマ剥ぎのようです。
剥かれたばかりの生々しい材が印象的でした。



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