晴耕雨読とか

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ウミフクロウ

2008年04月20日 | 
今日は大潮だったので、三浦半島の磯へウミウシを探しに。

干潮は11時ぐらいなのだけれど、駐車場がすぐいっぱいになってしまうので、早めに行って車を停めて、のんびりファミレスで朝ご飯を食べてから磯に向かう。

でも、今日は風が強くて、潮だまりにもさざ波がたってなかなか生き物が発見できない。びゅうびゅう風が吹いてきて、なんだか疲れたので、2時間ぐらいで早々に引き上げることに。

で、今日見つけたウミウシ(広義)は、アオウミウシ、クロシタナシウミウシ、キヌガサウミウシ、ブドウガイ、アメフラシ、タツナミガイといったところ。

今日のハイライトはウミフクロウ。かわいい、、、というか、気持ち悪いというかは、、、ま、その人次第。フクロウと言うよりはミミズクか。

背楯目カメノコフシエラガイ科。背に楯ということは、、、貝殻が残っているという意味かと思ったら、背楯目の中では、ウミフクロウは貝殻はまったくもっていないのだそうだ。

『ウミウシ学』(東海大学出版会/平野義明著)によると、「平たく大きな背中が拡がっている」から背楯目というのだそうだ。鰓が体の後ろから出ているおなじみのウミウシ(後鰓類)とはちがって、羽根状の鰓が体の右側にぴろんと出ているのがこの目の特徴だという。

確かに前に撮ったウミフクロウの写真をPCで拡大したら、羽根のようなものがちらりと出ていて、「寄生虫か!?」と思ったことがあったけど、それが鰓だった。

ちょっと消化不良の磯の生物観察。早くシュノーケリングができるような季節にならないかな。






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