最近のメインはこれ。

『雑食動物のジレンマ 上』(マイケル・ポーラン著/東京経済新聞社)。
今更感あるような気がするのは、これまで何度も何度も本屋で買おうかと思って、「まぁ、いいか…」と買わなかったからか。
そもそもタイトルに引かれて手に取るのだが、第1章が「トウモロコシ」となっていて、なんじゃそりゃ!と思ったから。
つまり、タイトル的には、人類の進化的、生態的有り様を雑食動物という切り口で語ると思ったのですが、それがいきなり「トウモロコシ」じゃあな…と思ったわけです。
でも、まぁ、読むものがなくて買ったわけですが、これはこれでかなりおもしろい感じです。
トウモロコシということで、アメリカ人によるアメリカ人の食べ物の話かよ!と思ったわけですが、現代の日本の食卓にどんだけトウモロコシ由来の食べ物、食品加工物、添加物があるか…ということが改めて認識させられます。
おもしろいなあ…と思ったのは、本来、草食性である牛にトウモロコシ由来の飼料を与えているわけですが、そうすると反芻の必要がなくて、それが牛の病気の元になっているというあたり。
反芻動物なのに、反芻をしない恐ろしさ。
それが、アメリカの食品会社というか、農政というか、穀物メジャーというか、そういうものの都合にあわせるために、生きものが本来の生態から変えられていくという恐ろしさ。それを人間が食う恐ろしさ。いや、そもそも人間そのものが変えられてる恐ろしさ。
企業という怪物が闊歩しています。まだ上巻の半分ぐらいですが、なかなか、なかなか…。

『雑食動物のジレンマ 上』(マイケル・ポーラン著/東京経済新聞社)。
今更感あるような気がするのは、これまで何度も何度も本屋で買おうかと思って、「まぁ、いいか…」と買わなかったからか。
そもそもタイトルに引かれて手に取るのだが、第1章が「トウモロコシ」となっていて、なんじゃそりゃ!と思ったから。
つまり、タイトル的には、人類の進化的、生態的有り様を雑食動物という切り口で語ると思ったのですが、それがいきなり「トウモロコシ」じゃあな…と思ったわけです。
でも、まぁ、読むものがなくて買ったわけですが、これはこれでかなりおもしろい感じです。
トウモロコシということで、アメリカ人によるアメリカ人の食べ物の話かよ!と思ったわけですが、現代の日本の食卓にどんだけトウモロコシ由来の食べ物、食品加工物、添加物があるか…ということが改めて認識させられます。
おもしろいなあ…と思ったのは、本来、草食性である牛にトウモロコシ由来の飼料を与えているわけですが、そうすると反芻の必要がなくて、それが牛の病気の元になっているというあたり。
反芻動物なのに、反芻をしない恐ろしさ。
それが、アメリカの食品会社というか、農政というか、穀物メジャーというか、そういうものの都合にあわせるために、生きものが本来の生態から変えられていくという恐ろしさ。それを人間が食う恐ろしさ。いや、そもそも人間そのものが変えられてる恐ろしさ。
企業という怪物が闊歩しています。まだ上巻の半分ぐらいですが、なかなか、なかなか…。