今回塔ノ岳に登って、改めて丹沢はかなりヤバイと感じました。

尾根に近いところでチクチクアザミ(仮称)のお花畑が何カ所もありました。それは異常な光景です。もちろんシカが食べないからこうなっているわけです。

緑色のこんもりしたのは全部アセビです。馬酔木ですからシカは食べません。丹沢では20年前からアセビが多かった印象がありますが、これはひどい感じです。

山全体で裸地化しているところが増えているような気がします。もともとシカだけでなく、関東大震災や登山者のオーバーユースがあったのも事実ですが、ここへ来て、シカの影響が丹沢の山の息の根を止めつつあるように思います。

裸地に広葉樹が植林されていました。シカ食害防止網付きです。うーん、効果はあるようですが、高さが低くて、どれひとつとして網を越えて生長している木はありませんでした。これで植生が回復するか、ちょっと疑問を感じました。

やっぱりシカ柵で囲むと効果はてきめんです。柵の中は、オオバヤシャブシとかトウヒのようなものが植栽されていましたが、とにかく植生の回復がめざましい感じです。
前に、この大倉尾根を歩いたのは、もう20年以上昔。記憶は定かではありませんが、そのころよりずいぶんとマシになったような気がします。
つまり、お金をかければなんとかなる訳です。お金です。お金か。
牧草地のような下層植生の森を歩いていると、鳥の群れが移動していました。……ソウシチョウです。なにかさえずってるな、、、と思うとガビチョウです。もちろんカラ類の混群にもたびたび出会いましたが、同じぐらいソウシチョウの群れにも出会いました。問題はシカだけじゃないというわけです。
いろいろ問題があっても、おそらく県も地元も山小屋の人も頑張っていると思います。良くなっているところもあるし、その方法論は確立しているようにも見えます。
でも、、、もう、ほんとうにダメかも。
各地でシカが問題になっていますが、もし丹沢がその未来の姿なら、それはおぞましい未来です。
まぁ、それはそれで事実として、その未来も自然の流れなのかもしれませんが。

尾根に近いところでチクチクアザミ(仮称)のお花畑が何カ所もありました。それは異常な光景です。もちろんシカが食べないからこうなっているわけです。

緑色のこんもりしたのは全部アセビです。馬酔木ですからシカは食べません。丹沢では20年前からアセビが多かった印象がありますが、これはひどい感じです。

山全体で裸地化しているところが増えているような気がします。もともとシカだけでなく、関東大震災や登山者のオーバーユースがあったのも事実ですが、ここへ来て、シカの影響が丹沢の山の息の根を止めつつあるように思います。

裸地に広葉樹が植林されていました。シカ食害防止網付きです。うーん、効果はあるようですが、高さが低くて、どれひとつとして網を越えて生長している木はありませんでした。これで植生が回復するか、ちょっと疑問を感じました。

やっぱりシカ柵で囲むと効果はてきめんです。柵の中は、オオバヤシャブシとかトウヒのようなものが植栽されていましたが、とにかく植生の回復がめざましい感じです。
前に、この大倉尾根を歩いたのは、もう20年以上昔。記憶は定かではありませんが、そのころよりずいぶんとマシになったような気がします。
つまり、お金をかければなんとかなる訳です。お金です。お金か。
牧草地のような下層植生の森を歩いていると、鳥の群れが移動していました。……ソウシチョウです。なにかさえずってるな、、、と思うとガビチョウです。もちろんカラ類の混群にもたびたび出会いましたが、同じぐらいソウシチョウの群れにも出会いました。問題はシカだけじゃないというわけです。
いろいろ問題があっても、おそらく県も地元も山小屋の人も頑張っていると思います。良くなっているところもあるし、その方法論は確立しているようにも見えます。
でも、、、もう、ほんとうにダメかも。
各地でシカが問題になっていますが、もし丹沢がその未来の姿なら、それはおぞましい未来です。
まぁ、それはそれで事実として、その未来も自然の流れなのかもしれませんが。
大倉尾根をずいぶん下りたところのスギ林で、リスを見かけました。
スギの樹皮を口いっぱい集めていました。樹皮にぶら下がるような姿勢で、器用に樹皮を剥いでいました。
で、かかかかっと登っていき、どうも隣の木の枝葉が茂ったところに巣があるのでしょう、見えなくなって、しばらくして、また下りてきました。
ふたたび、口いっぱいに皮を集めて(けっこう短時間で)、ときおり、真下を行き交う登山者のほうをちらっと見て、かかかかって木を登っていって見えなくなりました。
かわいい。とてもかわいい。野生動物が一生懸命何かしているところを見るのは本当に幸せです。
いい出会いでした。真上をずっと見上げていて首が痛くなりました。
スギの樹皮を口いっぱい集めていました。樹皮にぶら下がるような姿勢で、器用に樹皮を剥いでいました。
で、かかかかっと登っていき、どうも隣の木の枝葉が茂ったところに巣があるのでしょう、見えなくなって、しばらくして、また下りてきました。
ふたたび、口いっぱいに皮を集めて(けっこう短時間で)、ときおり、真下を行き交う登山者のほうをちらっと見て、かかかかって木を登っていって見えなくなりました。
かわいい。とてもかわいい。野生動物が一生懸命何かしているところを見るのは本当に幸せです。
いい出会いでした。真上をずっと見上げていて首が痛くなりました。
土日で長崎出張でした。日曜日は天気が良かったので雲仙普賢岳に登ってきました。登れるんですね。これがなかなか登り甲斐のあるいい山でした。
仁田峠から妙見岳、国見岳、普賢岳の雲仙三太郎と呼ばれる3山に登りました。
どれも1400メートル台の標高ですが、かなりのアップダウンで岩場、鎖場ありのハイキング程度と思っていたら、けっこう厳しい山でした。

これは普賢岳から見た平成新山。90年代前半の噴火でできた山で、今や普賢岳より高くなっています(立ち入り禁止)。
意外だったのは麓の森林が豊かだったこと。

ブナが混じる広葉樹林やモミ林など、火山にやられていない場所では、良く森林が保存されていました。春にはミヤマキリシマの花が山腹を覆い、秋には様々な広葉樹が織りなす紅葉がきれいだそうです。
山からは長崎の海が見えて、とても気持ちい山行でした。
仁田峠から妙見岳、国見岳、普賢岳の雲仙三太郎と呼ばれる3山に登りました。
どれも1400メートル台の標高ですが、かなりのアップダウンで岩場、鎖場ありのハイキング程度と思っていたら、けっこう厳しい山でした。

これは普賢岳から見た平成新山。90年代前半の噴火でできた山で、今や普賢岳より高くなっています(立ち入り禁止)。
意外だったのは麓の森林が豊かだったこと。

ブナが混じる広葉樹林やモミ林など、火山にやられていない場所では、良く森林が保存されていました。春にはミヤマキリシマの花が山腹を覆い、秋には様々な広葉樹が織りなす紅葉がきれいだそうです。
山からは長崎の海が見えて、とても気持ちい山行でした。
今回登ったのは、男体山の裏にある志津乗越登山口からの往復コース。表は二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)から登るのですが、最短なのはこの志津乗越からのコースです。峠付近に車を停めて出発です。
峠周辺は、、、、15台ぐらいは車が停められる感じです。わたしは9時半ぐらいに着いたのですが、日曜日のその時間はだいたい駐車スペースはいっぱいで、峠から3分ほど歩いたちょっと手前のスペースに停めました。

登山口にある志津小屋。中はけっこうきれいでした。

登りはじめるとすぐに崩壊した谷間を通ります。けっこう、山は荒れています。おそらく、もともと火山というのが大きいのだと思います。全体にけっこ崩れ気味のようで、峠までの車道沿いは各所で治山工事をしていました。

登山道もけっこうえぐれています。自然を愛する登山者としては、登山道が複々線化しないためにも、脇を通らず、なるべくえぐれたところを登ろうとしたのですが、さすがに1メートルも掘れているとどうしても脇を歩いてしまいます。

ついついお助けの木に手を掛けます。おそらく何百人と握ったのでしょう。木はそこだけツルツルです。

稜線近くなると、ダケカンバやコメツガが低木となり、まだ花も残っていました。ウメバチソウでしょうか?

稜線に出ると、後には太郎山、、、かな? 左奥には会津駒ヶ岳が見えました。

左には日光白根山、右の湖は、、、湯ノ湖ですかね。

頂上の最高点には剣が刺さっています。がんがん雷が落ちそう、、、。

良縁の鐘というのがあって、みんなカンカン鳴らしていましたが、思ったより音が大きいので、、、皆さん気をつけてね。びっくりしますよ。

中禅寺湖が眼下に広がります。
この日は、日光市側は曇っていて、展望は足元のみでした。富士山は雲を突き抜けてうっすらと見えていました。晴れていたら本当にすごい展望なんでしょうね。
登りで2時間。下りは1時間半。ま、こんなもんでしょう。そうそう、今気づきましたが、男体山は例の百名山なんですね。どうも、おじさん・おばさんが多いと思いました。彼らがマイクロバスで乗り付ける当たり確かに百名山ですね。
ただ、意外と若い人も多く、最近のちょっとした若い世代の登山ブームを感じました。
*
さて、この日3回目の春に買った登山靴ですが、左足の親指と右足の土踏まずのところがちょっと靴ずれを起こしました。
土踏まずはぐぐっと上がったセミオーダーのインソールのせいかなあ、、、。ここが靴ずれというのははじめてです。
まぁ、指の靴ずれもそうですが、靴の問題と言うよりは、原因として大きいのは靴下かなあ。やっぱり24cmの足サイズに、どうしても25~26センチのふつうの大人男子用の靴下を買ってしまうからでしょうね。
3回目の登山靴、買ったばかりのウールのパタゴニアのTシャツ、マックパックのザックともども、慣らしの登山という感じでした。ま、運動不足で、筋力、持久力ともども落ちまくっている、わたしの肉体の、、、慣らし登山でもありました。
9月に入ったら北アルプスに行きます。
峠周辺は、、、、15台ぐらいは車が停められる感じです。わたしは9時半ぐらいに着いたのですが、日曜日のその時間はだいたい駐車スペースはいっぱいで、峠から3分ほど歩いたちょっと手前のスペースに停めました。

登山口にある志津小屋。中はけっこうきれいでした。

登りはじめるとすぐに崩壊した谷間を通ります。けっこう、山は荒れています。おそらく、もともと火山というのが大きいのだと思います。全体にけっこ崩れ気味のようで、峠までの車道沿いは各所で治山工事をしていました。

登山道もけっこうえぐれています。自然を愛する登山者としては、登山道が複々線化しないためにも、脇を通らず、なるべくえぐれたところを登ろうとしたのですが、さすがに1メートルも掘れているとどうしても脇を歩いてしまいます。

ついついお助けの木に手を掛けます。おそらく何百人と握ったのでしょう。木はそこだけツルツルです。

稜線近くなると、ダケカンバやコメツガが低木となり、まだ花も残っていました。ウメバチソウでしょうか?

稜線に出ると、後には太郎山、、、かな? 左奥には会津駒ヶ岳が見えました。

左には日光白根山、右の湖は、、、湯ノ湖ですかね。

頂上の最高点には剣が刺さっています。がんがん雷が落ちそう、、、。

良縁の鐘というのがあって、みんなカンカン鳴らしていましたが、思ったより音が大きいので、、、皆さん気をつけてね。びっくりしますよ。

中禅寺湖が眼下に広がります。
この日は、日光市側は曇っていて、展望は足元のみでした。富士山は雲を突き抜けてうっすらと見えていました。晴れていたら本当にすごい展望なんでしょうね。
登りで2時間。下りは1時間半。ま、こんなもんでしょう。そうそう、今気づきましたが、男体山は例の百名山なんですね。どうも、おじさん・おばさんが多いと思いました。彼らがマイクロバスで乗り付ける当たり確かに百名山ですね。
ただ、意外と若い人も多く、最近のちょっとした若い世代の登山ブームを感じました。
*
さて、この日3回目の春に買った登山靴ですが、左足の親指と右足の土踏まずのところがちょっと靴ずれを起こしました。
土踏まずはぐぐっと上がったセミオーダーのインソールのせいかなあ、、、。ここが靴ずれというのははじめてです。
まぁ、指の靴ずれもそうですが、靴の問題と言うよりは、原因として大きいのは靴下かなあ。やっぱり24cmの足サイズに、どうしても25~26センチのふつうの大人男子用の靴下を買ってしまうからでしょうね。
3回目の登山靴、買ったばかりのウールのパタゴニアのTシャツ、マックパックのザックともども、慣らしの登山という感じでした。ま、運動不足で、筋力、持久力ともども落ちまくっている、わたしの肉体の、、、慣らし登山でもありました。
9月に入ったら北アルプスに行きます。
尾瀬といえば花ですが、当然生き物もいっぱいいます。木道からはなかなか撮影できないですがカッコウやホオアカなどの野鳥類、姿は見えないけれど鳴き声だけ聞こえるカエルたち、、、。
山の鼻手前の川上川ではイワナがいました。

すれ違ったおばちゃんが「昨日も同じところにいたわよ!」と言っていました。
あと、なにしろ尾瀬は湿原ですからトンボです。瑠璃色の色トンボが何種類かいます。なかなか写真は撮れませんでしたが、、、。
わたしがこの時期探すのはハッチョウトンボです。

ふつうの赤とんぼに見えますが、大きさは2センチぐらいと極小で、日本一小さいトンボです。最初は全然見つけられないのですが、一匹見つけると、目が慣れるせいか続々発見できます。小さくて、なんだか不思議な感じのトンボです。
山の鼻手前の川上川ではイワナがいました。

すれ違ったおばちゃんが「昨日も同じところにいたわよ!」と言っていました。
あと、なにしろ尾瀬は湿原ですからトンボです。瑠璃色の色トンボが何種類かいます。なかなか写真は撮れませんでしたが、、、。
わたしがこの時期探すのはハッチョウトンボです。

ふつうの赤とんぼに見えますが、大きさは2センチぐらいと極小で、日本一小さいトンボです。最初は全然見つけられないのですが、一匹見つけると、目が慣れるせいか続々発見できます。小さくて、なんだか不思議な感じのトンボです。