手作りは道楽？

居間：（家族が）ふだん居るへや。居室。←と、広辞苑には書かれている。
写真は僕が仕事場にしていた事務所約27㎡を2年前にリフォームした
居間で、TV台と囲炉裏以外は自分の手作りである。
照明器具も自分で選んで取り付けた。

専門家ではないから遠目には綺麗だが塗装が上手くない。
それでも落ち着いた雰囲気をだしていると、自分では満足している。
和紙工芸、ビーズも好きで気が向けば造ったりする。

手作りは楽しいが、営利を目的としない分、他人に期限を切られて
頼まれたり、大事に使ってくれなかったりすると寂しい気持ちになる。
私的な飲み会を、利害関係のない人達が集まって年に2.3回開催する。
ビーズはその仲間達の欲しい人にあげている。中には持ち帰って
奥様にやったり、また奥様以外の人にあげたりしているようだ。

かなりな数を作り、あげたけれど、今もってそれを使ってくれて居る人は
2．3人に過ぎない。一番欲しがる人ほど全くと言って良いほどに
着けたのを見たことがない。持ち帰って他の人に売っているということは
有るまいが、どうしているのか不思議な気持ちにさせられる。

ビーズは1個持っていても始まらない。いくつか持っていて服と気分に
合わせて、こまめに取り替えて使うのがいい、僕はそう思う。
ビーズ織り以外は比較的短時間で作れるから、頼まれたら作っても
あげようが、織りのほうはそうはいかない。材料代は安くて済むけれど
手間と暇と根気と集中力が必要になる。

そこまでして作ってあげたものを、使ってる姿を一度くらい見せて
欲しい。それがまた作ってくれた人への礼儀ではないだろうか。
それすらない。困っているからとお金を貸してあげたが、期限が過ぎても
何の連絡もない。此方から連絡してようやく返してくれたけれど、ただ
それだけだ。利息が欲しい訳ではないが、其処には人としての礼儀が
有るはずだ。

居間の話がとんでもない方向に逸れてしまったが、「手作り」・・これが
僕の道楽でもあり生き甲斐でもある。花もまたしかり。