オカ姉のためいき日記

人生色々、ためいき色々。今日はどんなためいきつくのやら・・・?

「蛮」の字、哀れ・・・

2009-10-31 14:07:08 | 上川さん
「蛮幽鬼」 千秋楽に配られた おせんべい

 親切な前の方にいただいた。
  
 隆也さんの手からのモノと思いたい!

 食べられないよね~〝思い出〟だもん。

 
 「食っちゃおうよ~」とオトンの声が

 「ダ~メ~~だからね

 あぶない、あぶない!全くイヤシンボだね!

 とにかく記念にパチリと



そして私は〝おせんべい〟をテーブルの上に置いておいた。
その何秒か後・・・・・・

ア~ッ 食ったぁ」と、またオトンの声!?

誰がと振り向くと、おせんべいを手にしたY君が固まってる。

そうだった。オトンよりもコヤツの方が要注意人物だったんだ~ぁ

Y君にとっては、この〝おせんべい〟にどんな意味があるのかは
全く知るよしもなし!
彼にしてみれば・・・・

お、おせんべいは た、食べるものなんだな!
      ちょっと山下清さん風!!(笑)


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

 何とかここで阻止したものの・・・・

 しょっくぅぅぅ

 ギャハハハとオトンにバカ笑いされ

 急に怒りが!!!!

 ベチン!とY君のいがぐり頭に
 おみまいしてしまいました
 
 ・・・大人げない・・・・(苦) 

 
あ~ぁ、なんとも哀れな「蛮」の字です

さて、このあとど~しよう・・・・・・

 



  


終わっても、なお・・・

2009-10-30 00:06:38 | 上川さん
隆也のお部屋

終わっても〝上川カテゴリー〟はしつこく続いてしまうのね!

すっかり意気消沈しちゃった私・・・・
サントラCDをヤケ気味にガンガン流す・・・・

しかし、気を取り直して・・・・
本屋に行って、ひょっとしたらと某雑誌をパラパラとめくってみると
ジャァ~~ン

なんとあの土門様が、飛頭蛮様が載ってるじゃぁないの

「べすとすてーじ」 5ページにわたり「蛮幽鬼」のステージリポートが!!!!
ヒョ~~かっちょいい~ がメッチャ美し~
あら、でもさ、若き土門様のお顔がない
それに、このてのザッシはなんで高いのぉ・・・ここを切取ったらだし。

いやいや、そんな贅沢&文句は云えないよ!と即お買い上げ
うふ、これでまた暫くはアタイも元気がでるってもんだわ

劇評には・・・
「・・・時代活劇という、いのうえ歌舞伎の王道を行きながら、人間の葛藤を
深く描いて秀逸な仕上がり。・・・単純な復讐物語では終わらない」
そして、末尾には・・・
類のない一級品の舞台となった」と

私達の感動は贔屓目じゃなかったってことでしょうか(喜)

私自身、他のお芝居を観る機会はあまりないので
〝類がない〟かどうかはわからないけれど。
なんて云えばいいのか・・・例えて云うなら・・・
DVDとかで観ることになった時 早送りはしないということ?

ついつい、ご贔屓の場面ばかり追って早送りしちゃうことってままある。
他の方には申し訳ないけど、正直あるの!

でも 「蛮幽鬼」は それはないだろうなって思う。
それは隆也さんが登場していなくとも
あの場面も、この場面も、あの人の、この人の演じている姿が観たい。
そういう欲求をおこさせる。

それだけ各人が適役で魅力的なのだ。
そして心に沁みるような台詞が全員に用意されている。

〝単純な復讐劇では終わらない〟そう、一筋縄ではいかないストーリー。
土門が一筋の縄であるとすれば・・・・
ねじられ、ひねられ、これでもかという所でパッと手を放された時の
ねじれが戻る衝撃が、主人公の悲惨さに匹敵するようだ。

やっと縄が真直ぐになったと思いきや、いのうえ&中島両人は
最後の最後に、主人公自らに縄にひねりを入れさせた。

本当に最後まで単純ではなかった。

あと30分あれば、いろんな部分を深く描けもしたのだろうが
その部分は〝観客に委ねられた〟 そんな気がする。

委ねられた代表は、サジ。
最後までサジは、謎のままで通した。
心の奥底も真意も、観ている側に委ねられた。

〝ひねり〟と〝委ね〟
このふたつが、ここまで観る者を惹きつけたのかもしれないな~

そして 堺さんのサジは彼以外には考えられないほどの
〝適役=はまり役〟の代表。

ならば 〝ひたすら真直ぐ〟な、ともすれば面白みにかけてしまう
人物像をふくらませ、感情移入を可能にしえた土門を演じられるのは
上川隆也以外に考えられないね!・・・・って、やっぱ褒めすぎかしら



千秋楽という空間

2009-10-28 21:30:13 | 上川さん
隆也のお部屋

蛮幽鬼」 東京公演 終わってしまいました 

お初の千秋楽。 
なんて楽しいんでしょう! そしてなんて淋しいんでしょう!

隆也さんの姿が完全に袖に消えた瞬間
〝あ~大阪もとっとけばよかった~!〟と後悔しまくりの私!

今日はな~んもする気がおきない。
昨日一日、家をあけてする事いっぱいなのに・・・・・
気がぬけた~~~~~あ~~~つまんな~~~い
隆也さんのいろんなお仕事が終わる度にこんな感じになるんですけどね
今回は初めて〝千秋楽〟ってもんを体験したもんで更に強い。

いつもと違う高揚感が漂う場内。
じゅんさんの〝今日初めての人~?〟の問いにパラパラと手をあげる方が。
そうなんだ、この日に来る観客のほとんどがリピーター。
そして・・・・それぞれ自分のご贔屓さんにたいする想いは
〝私が〇〇さんの一番のファン!〟のようかな? 
全てのお客さんがそんなオーラを漂わせているように感じられて
アタシャ、なんだか圧倒されて気後れしてしまいますわ。

この日がくるまでの観客は、作品の出来は?役者は?なんじゃらかんじゃらと
〝見定め〟の作業があったわけだけど、千秋楽にはそれがない。

もう見納めという淋しさと、楽しませてくれたお礼と、なによりも
無事に千秋楽を迎えられたことのお祝いと労いの気持ちと・・・
それに応える役者陣の熱演が、この高揚感を生み出すんだな~

いいもんですね~この一体感の雰囲気は病みつきになりそうだわ。

怒りと哀しみに満ちた言葉から解かれた
柔らかでウイットに富んだ隆也さんの〝素〟の言葉も聞けたし。
ラストの衣装から、飛頭蛮の白い衣装になって登場(すごい早替わり!)

千葉さんと、もうひとりのタカヤさんのお誕生日を祝うこともできたし

〝おせんべい〟もGET!・・・7列目まではビミョウに届かず
                 親切な前の方にいただきました

「その男」は桜のはなびら、今回は金銀のテープが舞いました。


基本〝おひとりさま〟が常の私だけれど、千秋楽に限っては
誰かと一緒に盛り上がるのもいいかも。
現実に戻る瞬間てね~ や~よね~
隆也さんとは似ても似つかない〝オトン〟という現実ね~(笑)
いえ、感謝はしてますよ、ちゃんと!

とにかくも・・・・皆さん、お疲れさまでした!

大阪での公演も無事に完走できますように










蛮幽鬼・再びその2

2009-10-25 22:58:42 | 上川さん
隆也のお部屋

19日、2回目観劇。 またまた満席です。
今月は劇場関係者への招待券も出ないということだ。
全部〝お客さん〟に売らなければならないほどの盛況です。
劇団☆新感線の人気、客演者の豪華さをみれば予想通りか?!

この日、ご存知の通りカメラが入りました。ものすごい数のカメラが!!!
多分、DVD(ゲキシネ)か?なんにしても土門様に再び会えるんだ
隆也さんの汗も涙も、あんなとこも、こんなとこも超間近で観られるよ~(嬉)
一日も早く出しとくれ~~

席は7列。意外とセンター寄り&花道も近くて、さすが〝トチリ〟席。
しかし、こんな良い席でもオペラグラスは欠かせないの。
遠視に加えて、7列目でも舞台での愛しい人のお顔がぼやけてしまう
恥も外聞もなく使わせていただきました。

冷静に落ち着いて展開を追いながらも、しっかり隆也さんをガンミ
いや~こんな近いとオペラグラスの中の隆也さんもデカ~イ。

以下〝上川土門〟オンパレードになりそう
グータンでの唐沢さんのお言葉に反して、ミーハー的に褒めちぎりだ
大体〝褒めるな〟ったって無理ですってば!
千秋楽も近いしぃ~~ 関西の方々、ネタバレ御免!!です。

若き土門、何回観てもウットリィ~ 早乙女君に負けてないぞ!
っていうか誰かに似てる???
〝妻ブッキー〟みたいじゃん!と思うのは私だけか?
ま、〝44〟の男をこんな手放しで褒めるのも気がひけるので
言い換えれば〝全く無理のない若づくり〟とでも(笑)
 ここの舞台写真ほしいよ~

それが次の場面では凄まじい形相に
前回は圧倒されてボーッと観てたので今回はレンズを通して観てみた。

・・・・ボロボロの衣装からのぞく肩、背中、例の腕・・・・
そして、投獄され変わり果てた顔。 
でも肉体は弾むようでそのアンバランスが妙に艶かしい! 
オバサンには目の毒だ(笑)

飛頭蛮として登場。  唄います。 踊ります。
5年前の「四郎様」とダブるけれど、歌唱力は進化してるじゃないですか
「四郎様」は少々危うっぽかったけど、今回は力強く自信に溢れたお声
しかし、音を拾いにくい唄だ。
姉は〝上川さん、唄わない方がいい〟な~んて云ってたけどね。
まぁ、ここで唄うのがいいのか否かは、正直私も疑問符ですけど(笑)

花道で、落命するペナンを抱きしめる土門。
激しく怒りに満ちた表情が多い土門が、本来の土門に戻る一瞬。
ここの隆也さんの優しさに満ちた顔がスゴクいい。
前回の・・・
「その男」でも、名シーンとなった「功名が辻」の中でも
死にゆく人を包み込む演技はいつも素晴らしい

ちょっとそれて意見の分かれている〝スクリーン〟と〝挿入歌〟
私はどちらもOK!むしろ好き。
でも、なんでここで歌詞付きの曲が使われるの?という疑問はある。
(ここの場面に出てくる、刀衣を襲う一団もな~に?っていう疑問と共に)
それは置いといて・・・「一滴の愛」の歌詞の・・・・

「・・・どうして人は争い 悲劇を繰り返すのでしょう
愛が生まれた 同じ場所で 憎しみだけを育てて・・・」

この部分だけで物語の全てを表していてグッときます。

このCDを持ち帰ってから、毎日私の部屋で流している。
そして〝子守唄〟としてもおおいに役立てています。
大体4曲目で私が唄いだすと、腕の中のサクちゃんはほぼ沈没!
ま、私の声なんか聞きたくな~い!と眠ってしまうのかもですが(笑)

揺らめく緞帳が、早乙女君の美しい舞が、美古都の涙がうかびあがり
この、コ汚い部屋が一気に新橋演舞場へと換わっていくよう!!
ちなみに、今回は観ることが叶わない長崎の隆友さんに送ったところ
〝聴いただけで泣けてしまった〟と!

とにかくこのCDで家にいながらにして
蛮幽鬼の世界にドップリと浸ることができます(お買い得ですぞ)

復讐と愛憎。 後者は勿論、土門と美古都。

〝憎しみが生まれてしまう前の愛を描いて(場面)ほしかった〟と
頭のワルイ私は固執していたが・・・・
ラストの二人に凝縮した愛をみた時、それは不要だったのだと
自分なりに消化することができた。

復讐の虚しさを全身に漂わせ、一縷の望みを美古都にたくすために
我が身を突けと告げるも、躊躇する美古都の
剣を手にしたその身を引き寄せ、絶命するのだけれど・・・・

美古都を抱き寄せる土門、いや隆也さんの
一瞬の動作の流れが・・・・たまらなく、セクスィ~~~なのよぉぉぉ

切なすぎる抱擁、切なすぎる口づけ。
二人が重なる一瞬の姿は、衝撃的な美しさで観ている者に刻み込まれてしまう。

あまりにも哀しい土門の一生だけれど、最後(最期)は救いがあったと思いたい。

2回目にして、引っかかっていたものがストンと落せてよかった
おかげで・・・・
隆也さんの魅力も、作品の面白さも再確認以上のものを得られたから・・・・

きっと千秋楽はとことん楽しめそう






















蛮幽鬼・再び!その1

2009-10-22 23:47:49 | 上川さん
隆也のお部屋

2回目の観劇を!感激を~~~早くかきとめたい!!!!
とPCに向かったら・・・・
動かない   PCのストライキだ!
2日ぶりにやっとゴキゲンがなおり、ひと安心です。

19日マチネ。
今回ほど2回目が待ち遠しいことはなかったような気がする。
前回、初めて観て〝ほぼ満足〟のほぼにモヤってたから。
それを〝欲〟と表現したけど不満ではなかったのかと。
では何が?と早く確認したい、払拭したいという想いが強くなっていたんだ

一回の観劇でつかみきれなかったもの、感じとれなかったものに気付きたいと
一語一句逃すまいと、前回以上に気合をいれて!
結果・・・アタイはどんなふうにみてたんだ???
ただポア~ンとして浮き足たってたのか?
パズルが解けていくように、自分の中で整理整頓されていくのが感じられた。
ホント、頭ワルイな

そして実は一番動揺していたこと・・・・
非のうちどころのない隆也さんにホッとしていたにもかかわらず
一回目に感じた〝大きさ〟の度合いが、私的に今ひとつだったこと。
どうしてだ???
堺さんの〝サジ〟という超個性的な位置づけにたじろいでしまったのか?
(堺サジに心が揺れたという意味ではなく)
たじろいだ?だとしたら、なんて情けないファン心理だと~~~

しか~し!私の気持ちを見透かしているように(思い込み甚だしい)
この日の上川土門は・・・・

どーだ!文句あるか」と言わんばかりの
ド迫力&気迫で私の中に迫ってキタ~~~

堂々たる〝座長〟そして〝主役〟としてのオーラに
<ワワワ~ごめんなさ~い、恐れ入りました~>とひれ伏すしかない

ホント、複数とっといてよかった
でも残すところ数日。
あとは千秋楽。

ちなみに、カタルシスは今のところ 「虎様」がちょっぴりリード!

千秋楽にて逆転なるか おおいに楽しみ