オカ姉のためいき日記

人生色々、ためいき色々。今日はどんなためいきつくのやら・・・?

「隠し砦の三悪人」の上川隆也

2023-08-24 00:19:00 | 上川さん
残暑…というか、猛暑お見舞い申し上げます。

ご無沙汰を通り越しての更新は春をすっ飛ばして…夏、それも8月も半ばとなってしまった。

その厳しい暑さの中、明治座東京公演も無事終了し、今日から大阪公演だ。

あの感動の東京千秋楽を思い出すと…あ〜また観たい!会いたい!!
私にとって明治座は「魔界転生」以来(再演は行かれなかった)、生タカヤサマは「Q」以来。

とにかく体調を整えて「上川隆也に会いに行くぞ〜」だった。

…が!しかし!でも!
明治座に…上川隆也はいなかった!

なんと「真壁六郎太」しかいなかったのよ!
きっと新歌舞伎座にも六郎太しかいないからね〜

今まで何度も舞台に立つ隆也さんを「この役ははまり役」「ピッタリ!」という思いで観てきた。
今回はちょっと違って全く上川隆也がみえない。

不思議な感覚だったな〜

やたらガタイがデカくなっている。番宣での学ランやらスーツの下の尋常ではないムキムキ感を見ていたので、役に向けてだなとは思っていた。
舞台に立つ六郎太からは想像以上の、良い意味での圧と、これまた今までに感じたことのなかった豪快さと「風格」に圧倒された。
私よりずーっと歳下なのに…平伏しちゃう〜って感じです。

とっても美味しそうな…じゃなく、立派な上腕二頭筋で刀を、槍を、弓までも!
そして踊る(おぼつかない踊り方、返って難しそうで芸が細か〜い)
しまいには唄う…と!

いつもより声は力強く通り、やっぱり「舞台の人」なんだな〜と改めて思わされた。
ビジュアルも最後に美しく変身して登場ってさ、ズルいわ〜結局カッコいいんじゃん!

久しぶりの更新のカテゴリーが「上川隆也」で嬉しい気持ち。

新歌舞伎座での4日間、皆さん楽しんでほしい〜
…六郎太しかいないよぉぉ(しつこく)


愛しい人(隆也さん)に感謝できる幸せ!

2020-12-30 16:05:26 | 上川さん
一年を締めくくるように「戦国大名総選挙」での凛々しいお姿の隆也さん。

正攻法でのご案内。
和ティストの正装が、風格と品の良さを際立たせていました。

まるでお芝居の長台詞じゃないの!!と思いつつ、相変わらずの渇舌の良さとイケボでの
安定安心のナビゲーターぶりでした。

時折カメラワークの角度が変わって「決め台詞」を云う以外は、微動だもせず!のお姿は
西園寺さんか、はたまた東海林太郎か前川清か・・・(笑)

勿論ほめてるの! 美しい佇まい!
でも画面の中に入り込めたら、コ~チョコチョ~とくすぐってみたい!!なんて、いたずら心も湧いてきちゃいます~

コロナ禍の影響で、公演中止という悲しく口惜しいこともありました、
でも厳しい状況の中で、二つのドラマを私達に届けてくれたことは本当にスゴイこと!

そしてもう次の「遺留捜査」の撮影も始まっているんでしょうね。

厳しい寒さとコロナ予防。
いつもとは違う緊張を伴っての撮影は大変でしょうが、どうか皆様、くれぐれもお気をつけて!!

今年も愛しい人に感謝できる幸せ!!




WOWOW「夜がどれほど暗くても」〜最終話

2020-12-17 23:54:00 | 上川さん
アッという間に12月も半ばを過ぎてしまいました。

世界中、まだまだ不穏。
このドラマのタイトルのように、暗い夜の先の光が早くみえますように・・・

隆友さんがツイッターに「最終話が録画されていない」と発信してくれたおかげで
最終話再放送録画に間に合った〜 いつも助けられるわ。皆さんは大丈夫だったかな?

先週末に原作を読み終えた。「どんでん返し」はあまりにもあっけないものでミステリー、
サスペンスというより社会派系の内容になっていた。
だからなのか殺人事件の真相への経過は、あまり・・・というかほとんど描かれていない。
けれど映像化するには、さすがにこのままではな〜と!ドラマとなれば事件を着地させないといけない訳だし。
原作を映像化するにあたっての、抽出力とプラスの要素のバランスをとるのも大変な作業なんだなと改めて思えた。

エンドロールの内容を表しているような映像と、不穏な空気を感じさせる音楽に毎回グッときた。
最終話では穏やかな曲調になっていて、細やかさにちょっと感動!

橋本一監督の1話と2話は、ただただ辛く重苦しさが容赦ない展開で、否が応にも身につまされる。
志賀を襲う「絶望」はさまざまな形で描かれたが、私は早見とのシーンの志賀を見るのが一番辛かった。
羽根を全てもぎ取られていく志賀の心情が、横顔のみのカメラワークでヒシヒシと伝わってきた。

後半の3話、4話は谷口正晃監督。3話の後半あたりから雰囲気が微妙に変わったように感じた。
全体的にヒリヒリ感ザラザラ感が薄まったような・・・?
ま、後半はエンドロールの映像の夜明けに近づいていく辺りになったからだろうけど。
ただ志賀に一瞬「刑事」の顔がよぎってしまったのは私だけかな〜(苦笑)

憎悪を溜め込んでいた奈々美が「憎みたい・・・でももう誰に怒りをぶつければいいのか…」と
気持ちの変化に戸惑いながら、徐々に憎悪が氷解する過程にも一捻りほしかった。
後一話くらいあればな~と・・・

重箱の隅をつつけば・・・
志賀をあんなにはしらせてはいけない(走る隆也さんは好きだけど)
消防車が遅すぎる~!
ゼミ仲間の証言?のようなもの・・・ここで言う?もっと早くおっしゃい(怒)
放火の動機は?「証拠隠滅」は他者による「空き巣」で使われちゃったし・・・て、ゆーか殺人の動機も薄い。
心まで貧しくなってしまった犯人への長澤刑事の一喝がほしかった〜

健輔と来た釣り場でのラストシーン。
志賀と健輔の関係はこれから濃厚になるという切なさにググッときた。
隆也さんの潤んだ瞳に更にグッ・・・というところで、3人で楽しそうに食事って〜〜

・・・・余韻が断ち切られてしまった!!!

佇む鞠子と奈々美の姿を捉えるだけでよかったのにな〜と、超個人的感想!
最終話は詰め込み過ぎだったのかな?

でもキャスト全員、ストレスフリーだった。隆也さんはたっくさん引き出しを持っている。
ちょっとよじれてて、突き放すような「冷」とか慟哭する姿が好き。
だから前半の志賀をもう少し見ていたかった。

加藤シゲアキさんは「金八先生」の時を思い出す。
当時の年齢にしてはイケメンであったのは勿論、とにかく声が印象的だった。文才もあるんですね!
羽田美智子さんは妻役として一番しっくりくるの。個人的に好きだし!
高嶋さんがメッチャかっこよかった〜

鈴木浩介さんはズルい!インパクト大で、ある意味・・・持っていかれた感あり。
くやしいほど上手い!

原作を読んでも志賀と奈々美が主役。
隆也さんと堂々と渡り合った岡田結実さんの演技に本当に引き込まれた。

皆様、厳しい状況下でのドラマ制作有難う!でした。



「幸せな人間の親切は、不幸な人間を更に追い詰める」って・・・
そんなことがあっていいはずがない。
幸せであっても、仮に不幸であっても、人の辛さを我が身に置き換えて考えられること、
思いやれることのできる人が、いかに大切であるか!だ。

そんな人達がいなくなったなら、そして必要とされなくなったら、この世の終わり。

温かい人はたくさんいる。

WOWOW 「夜がどれほど暗くても」

2020-11-26 21:27:25 | 上川さん
このハードな内容を、一週間が始まる(人によって違うけど)前日にみるんですよね?!
・・・なかなかキツイですね~(そして一週間前の10時とは違いすぎる~~)
 
今や毎日といってよいほど事件は起こっていて、加害者と被害者がでる。
そして多くの“不幸”をうみだしてしまう。
言葉は勿論のこと、文字、映像、昔はなかった姿なき声が、更に不幸を増大してしまう現代社会の闇みたいなもの。
タイムリー過ぎるテーマを詰め込んで“他人事ではないよ!”と、私たちに突きつけてるよね。

隆也さんは、たったの1週間でソフト(鉄平)からハード(志賀)へチェンジだ。
・・・・なんなんだ?この別人ぶりは!・・・いつものことですが。
こういうキャラも初めてかな〜?ちょっとお付き合いするのをためらっちゃうタイプだ(笑)
このような状況でも職場に行くという…いろんな意味でスゴい(自分にはできないという意味で)
そんな志賀にどのように感情移入していけるのかと・・・これもまた初めての心持ちです。

キャストも適材適所、引き込まれてアッいう間の50分の中で、意外や岡田結実さんに持ってかれた気がする。
想像を絶する悲しみや怒りや驚愕の先には「狂気」しかないよね。
こういう感情表現は、ともすれば薄っぺらくなりがちだけど超リアルだった。演出も良かったんだね。

ただ、まだ容疑者の段階で「真犯人」となっていない人物を実名で公表してしまうのは??だった。
泰造さん扮する長澤刑事。
針の先ほどの先入観が刑事としての目を曇らせてしまうようなチープな描き方はしてほしくないな〜
ま、冷静沈着な高嶋・弟君がいるから大丈夫かな?
加藤シゲアキさんの井波、次回からの存在感発揮に期待! 


神妙な気持ちで感想をあげた途端に・・・
メチャカワの「糸村君」の情報にたまげて「十兵衛様」の再会(開)の情報にたまげて!!!
なんともはや気持ちが追いついていけない!

でも、コロナ禍の中で何とありがたいことか・・・そしてくれぐれも気をつけて!!


「一億円のさようなら」最終回

2020-11-20 23:11:42 | 上川さん
最終回を見直している。

翻弄した夏代と、翻弄された鉄平の夫婦。
おそらく元の生活に戻ることになるんだろうなとは思っていたけれど・・・
こじれた感情がどのように寄り添えるようになるのか?

前回「実は・・・だったのよ!」 「なんだ、そうだったのか!」で治まっちゃうのでは?と予想したけど・・・
その通りになったワ~ 
それも夏代の日記と回想で!という究極の「実は・・・」だった。

う~ん、結局このお話は全て夏代の「黙」が牽引していたってことではないのかね?
鉄平に知られてしまった時点で洗いざらい打ち明けてしまえばいいことだったんでしょう?
あ、でもそれじゃ物語がふくらまないか~  何ともな~

鉄平が「冒険」する5話からの金沢編は、ティストの違うドラマのようだった。
鉄平の気持ちの流れも行動も早急気味だったし、正直腑に落ちなかったが、
後に意味のあるパートだったということには納得。
違和感の原因は、金沢編の登場人物の造形が浅かったからか?
でも浪江の存在が何とか持ちこたえさせてくれた。
一瞬、鉄平との人生への望みを持ったものの“夫婦の歴史”を語る鉄平の心を
冷静に感じ取る賢明な女性だった。
けど・・・「あなたにとって(はちまき寿司)娯楽・・・」ってところ、娯楽ってちょっと違うよね?
“趣味”ならわかるけどね。

いやいや、鉄平はいろんな意味で散々だった~

金沢での鉄平を描くことの意味。
オーナーとなって、店もそこそこに繁盛して・・・でもだからといって調子にのって
イケイケにもならず、開き直ることもなく、謙虚というか真面目というか・・・そして自分をみつめ我を知る。
鉄平という人間は「お金に振り回されてしまう人間ではない」ことが証明されたということ。

夏代が鉄平とやりなおせると思えた理由は、それが一番でなければならないはず。
でも遺産を株取得に当て、夫の居場所も取り戻し「自分の不始末は自分で決着つける」という
自己満足的な部分が主となって描かれていた。
「お金に振り回されない」鉄平の人間性の確信・・・それがすっぽり抜け落ちてるよね~
夏代サ~ン、わかってくれてんのかな~?

何はともあれ晴れて元のサヤに収まった二人。
夏代に一言・・・一応筆頭株主のオクサマであるからして、安い!お得!はもういいんじゃない?無理か?(笑)
鉄平に一言・・・「家族のために働く」感は、そこそこにね!(笑)

そもそも「一億円」が軸だったのか? 「相続した遺産」が軸だったのか?
う~ん、よくわから~ん!

不相応なお金を手にすることになって、妙に山っ気を出したり、自分を見失って
派手に遊んじゃったりするダンナと、地~味でも誠実で堅実で(ケチはイヤ)穏やかなダンナとだったら・・・
やっぱり後者ですかね~ まあ、隆也さんが演じたからそう思えるのかも!

最初は「普通のサラリーマン」て新鮮!でもど~なんだろな?とも思ってたけど、
だんだん「上川隆也ってこんな感じかも~?」なんて思えてきた。
それがいいのかイヤなのかわかんないけど(笑)

意外と「普通」を演じるのって難しいのかもしれないよね。
いろんな「普通」がみられて大変おいしゅうございました!!


次の日曜日は・・・フツーじゃない・・・緊張!!