ヘンリー六世・その１

隆也のお部屋

２８日、真冬のような寒さでしたが
ネコヤンが夜中騒いだおかげで、睡眠バッチリ！ではなかったけど
家を後にしてしまえばこっちのもの、<オトン、お仕事がんばってね～>です

彩の国さいたま芸術劇場。
今回は　ステージ席という、つまりは舞台をはさんでの席が設けられている。
すでにこの席で観劇された方の感想は〝エキサイティング〟そのものとか？
たしかにメインの客席よりも舞台に近いような・・・・
最近はこのような客席の設置がよくあるようだが・・・どうなんだかな？

席についた時には舞台上では血を表す赤い液体をゴールドシアターの
役者さんたちが拭きとっていていた。知ってはいたが次に落ちてきた
〝肉の塊〟とベチンベチンという落下音の不気味さはなんともたまげた。
いかにも西洋的なリアルさで作り物とわかってはいても薄気味悪い。
でも、ツンツンとちょっと触ってみたい気にもさせられるのね。

いかにも〝蜷川演出〟というオープニングで始まった。
シェイクスピアの歴史劇、二部構成およそ６時間半。どちらも初体験だ。
しかし、集中できたし長いとも感じなかった。　が・・・・
私の席は４列目のおもいきり上手だったため〝ステージ席設置〟による
舞台構成は私にとっていささか〝凶〟とでた。
上川ヘンリーの立ち位置は上手側に背を向けて演ずる場面多し。
ここのヘンリーの表情は観たかった！！と思うことしばしばで
その度に〝やっぱ、スタンダードな舞台＆客席にしておくれ！〟と恨めしい。

役者さん達も大変だ。前後左右と気が抜けないだろう。
勿論、声の通りも！
観客も必死になって聞き逃すまいと食らいついていかなければならない。
これも６時間半の長さを感じさせない要因のひとつだったかもしれないが
・・・・・やっぱ、フツーがよかったな～

ヘンリーのシーンは主役にしては多くないと承知していたし
激しい人物像の中でどのような存在感をみせてくれるかなど
多少気がかりであったが、翻訳の松岡さんの
｢こんなに受身な劇人物(ヘンリー)はいないとおもうんだけど、逆に言えば
いるだけでオーラがある人じゃないとダメなんです｣という通りだった。
贔屓目ではなくね。
今回は若くてイケメンの役者さんがたっくさん出ていたけど
残念ながら(なにが？)　いえ、当然心動かず！
でも、いろんな意味でのためいきはでました。・・・・・・続きますです。

マイ初日危うし！

待って、待って、待ちわびた｢ヘンリー六世｣マイ初日は２８日
もうすぐ・・・・ながい冬だったよ～～～～

って、いってもね、去年も同じような状況だったけどね。
とにかく・・・
その日のために体調を万全にと、先週は整体にもいったし
７時間に耐えられそうだ

しかし！！！先週の土曜日、オトンから電話が入った。

｢オイ、２８日の日曜日、１０人予約はいったぞ何にも(予定)ないよな？｣

　　ぎょぇぇぇぇぇ～～～

私・・・・｢あのさ～云っておいたよね？その日は隆也の舞台って・・・｣
一瞬沈黙のオトン、さも忘れてないというように、｢・・・あ～そうだったよな｣だと。　　

今回の観劇は　１回こっきりなのよ！　１９０００円なのよ！

ど～～すんのよぉぉぉぉ　　いやだよぉぉぉぉ　キャンセルなんて、絶対

私の声の中の、のっぴきならない雰囲気を感じたらしいオトンは
｢ハハハ、まぁいいさ、日曜だし一人でもやれるさ｣と言った。
そして　｢終わったら寄ってくれればいいよ｣とも。

｢８時間かかるって云ったよね。１１時過ぎるよ｣と告げると
｢なんだよ｣と一気にトーンダウンして、プチンと切っちまいました

複雑だな。日頃、ガンバレ、ハタラケ(鬼嫁？)とハッパかけてるから。
当日までに、また気が変わらなければいいけどな～
｢やっぱ、オレ一人じゃヤダ｣とか・・・・・こればっかりはわかんないもん。
ここは｢大丈夫！キミならできる！｣とかおだて作戦に徹するしかないな(笑)

それにしても、オトンはいつものことながら
ホントに人の云うこと聞いてないというか興味をもたないというか！

なんとか無事に観にいけますように！とドキドキもんだな、こりゃ・・・・・

地震速報

昨日の夜も東北地方で地震があった。

今日、夕飯の支度をしていたら、テレビをみていたmichaが

｢地震がくるって！！今テレビに地震速報がでたよ！｣と言った。

｢え～？ほんとに？｣といぶかりながらも、すでに固まる私。
無意識にガスを消して・・・・
と、同時にユラユラユラと揺れだしたじゃないの

びっくりした！
地震予知速報なるものだ。
タイムリーに体験して、これはこれで非常に不気味なものだった。
突然の揺れも勿論恐ろしいが・・・・
画面に出てから、ほんの数秒後なので火の始末くらいしかできないかも？
そして　どれくらいの人々がこの情報を知り得ることができるだろうか。
今度からは　とにかく瞬時に心構えるとしよう。

揺れの大きかった地域に知人も多い。
大丈夫かな？　心配だ

地震は怖いよ。いやだ、いやだ・・・・・・何事もおきませんように

オトン、揺れる。

魔の確定申告・・・・まぁだいぶ慣れてきたので〝魔〟ではないが
先送りしてしまう自分が悪いのは毎年のことです。
しかしながら　その内容たるや〝魔〟というものです。
不景気のご時世の中、もう笑うしかないような数字が並びやしたよ
まさに渇いた笑い、哂い、嗤いのオンパレードですな。

こりゃたまにはオトンにもジックリと目を通していただかねばと
<ほれ、がんばらなあかんよ>的オーラを放ったつもりだったが
オトンは・・・・
ブラックホールに落ちていった
すっかり意気消沈＆自暴自棄？
｢あ～　もうやめる、やめる｣・・・・こどもみたいだぞ！

いつものことではありますが・・・短絡的です。
へんなふうに勢いづいたオトンは、その後の人生プランなどを語る・・・
私は黙って聞くのみで、時々応えを求められても
あえて肯定も否定もしません。
だって・・・・・
すぐに気が変わるから・・・絶対に

そのあくる日、偶然にも常連のＡＲ賀さんが飲食界状況を話題にして
オトンにハッパをかけていました。
まるでオトンの気持ちを見透かしているようで可笑しかったな～

案の定、｢そうだよ、もう少し様子をみなきゃな～｣ですと！(笑)
ここで私はグサッと一言を放出。
｢ってゆーか、今になって他人様に使われるなんてアータには無理っしょ？｣
痛いところを突かれて
｢そーなんだよ、それが問題だ｣とシブシブ認めるんですわ。

オトンは器用だから、そういう部分を活かせる仕事もあるだろうけど
メンタル面で苦戦するのは目にみえてるし、また胃の調子でも
悪くなったら大変だわ！・・・・私が！！(ハハハ～なんて冷たい)

せっかく〝職場〟をもってるんだからボチボチでもやっていけばいいさ～
贅沢しなければなんとかなるでしょ？
と、ここでつくづく思うのです。
私がブランド品やジュエリーなどにこだわる高級志向でなくてよかった！と
だから・・・・
あんまり・・・イバルんじゃないわよっと(笑)

｢みんなには　まだ言うなよ｣な～んて言ってたけど、言うには及びませんて！です。
揺れる・・・っていっても、まぁ震度１にも相当しないものでしたね

祝・えんぶチャート１位！

隆也のお部屋

うわわわぁぁ～～～

声にならない　深夜１時の雄叫び？？？？

雑誌　｢演劇ぶっく｣での読者が選ぶ昨年の舞台作品と役者。

上川隆也、２年連続１位だどぉぉぉ

俳優部門　１位
作品部門　｢蛮幽鬼｣　１位　　　｢その男｣　２位

こうなることは予想できたけど、確信してたけど・・・・・やっぱ嬉しいぃ
それも　ぶっちぎりってのが快感！(ＫＭ田さん、Ｉ川さん、私の王子は凄いのよ)
｢その男｣の評価が高かったのも嬉しい。　キャラが真逆だったから。

ここのところ忙しくて(暇してないぞ)まとまった時間がとれず
ドッと発売された雑誌を買いにいく余裕もなく、録りだめた番組もみれず
もち、ＰＣも開かず、と・・・・・
そうこうしてる間に昨日は｢ヘンリー六世｣初日だった。焦る～～

やっと昨日、雑誌類をまとめて購入したけど探すのも一苦労だったわん
それでもまだ手に入らないものも１，２冊あるんだもん。
嬉しい悲鳴ってやつ！
でもドサッと置いたまま、また時間がなくて開くこともできず帰宅して
寝る前にとりあえず　｢えんぶチャート｣だけチェックしたら・・・で、お・た・け・び！

嬉しくてまた寝つきが悪かったけど、こういうウキウキで眠れないのはいいわ
早く全部読み終えないと、隆友さんとも話が全く通じないし
初日の観劇のブログめぐりもしなくっちゃ～～　

｢えんぶチャート｣では過去に５年連続１位の快挙がある隆也さん。
大河ドラマ出演で記録更新はならなかったが、再び始まった感じがする。
今年はどうか？
｢ヘンリー六世｣・・・・演出の蜷川氏曰く・・・・
〝上川さんはナイーブな役柄をよくやってくれていますが
珍しく稽古場で激しくダメ出ししています〟だってぇぇぇ

思えば今までにない人物像だ。
さすがの隆也さんも模索の役づくりだったのかな？
でもまた、きっと　｢そうきたか！！｣と驚かせてくれると信じて期待してる。
そして来年の　｢えんぶチャート｣でも〝１位〟の快感を味あわせてほしいな～