オカ姉のためいき日記

人生色々、ためいき色々。今日はどんなためいきつくのやら・・・?

蛮幽鬼・再びその2

2009-10-25 22:58:42 | 上川さん
隆也のお部屋

19日、2回目観劇。 またまた満席です。
今月は劇場関係者への招待券も出ないということだ。
全部〝お客さん〟に売らなければならないほどの盛況です。
劇団☆新感線の人気、客演者の豪華さをみれば予想通りか?!

この日、ご存知の通りカメラが入りました。ものすごい数のカメラが!!!
多分、DVD(ゲキシネ)か?なんにしても土門様に再び会えるんだ
隆也さんの汗も涙も、あんなとこも、こんなとこも超間近で観られるよ~(嬉)
一日も早く出しとくれ~~

席は7列。意外とセンター寄り&花道も近くて、さすが〝トチリ〟席。
しかし、こんな良い席でもオペラグラスは欠かせないの。
遠視に加えて、7列目でも舞台での愛しい人のお顔がぼやけてしまう
恥も外聞もなく使わせていただきました。

冷静に落ち着いて展開を追いながらも、しっかり隆也さんをガンミ
いや~こんな近いとオペラグラスの中の隆也さんもデカ~イ。

以下〝上川土門〟オンパレードになりそう
グータンでの唐沢さんのお言葉に反して、ミーハー的に褒めちぎりだ
大体〝褒めるな〟ったって無理ですってば!
千秋楽も近いしぃ~~ 関西の方々、ネタバレ御免!!です。

若き土門、何回観てもウットリィ~ 早乙女君に負けてないぞ!
っていうか誰かに似てる???
〝妻ブッキー〟みたいじゃん!と思うのは私だけか?
ま、〝44〟の男をこんな手放しで褒めるのも気がひけるので
言い換えれば〝全く無理のない若づくり〟とでも(笑)
 ここの舞台写真ほしいよ~

それが次の場面では凄まじい形相に
前回は圧倒されてボーッと観てたので今回はレンズを通して観てみた。

・・・・ボロボロの衣装からのぞく肩、背中、例の腕・・・・
そして、投獄され変わり果てた顔。 
でも肉体は弾むようでそのアンバランスが妙に艶かしい! 
オバサンには目の毒だ(笑)

飛頭蛮として登場。  唄います。 踊ります。
5年前の「四郎様」とダブるけれど、歌唱力は進化してるじゃないですか
「四郎様」は少々危うっぽかったけど、今回は力強く自信に溢れたお声
しかし、音を拾いにくい唄だ。
姉は〝上川さん、唄わない方がいい〟な~んて云ってたけどね。
まぁ、ここで唄うのがいいのか否かは、正直私も疑問符ですけど(笑)

花道で、落命するペナンを抱きしめる土門。
激しく怒りに満ちた表情が多い土門が、本来の土門に戻る一瞬。
ここの隆也さんの優しさに満ちた顔がスゴクいい。
前回の・・・
「その男」でも、名シーンとなった「功名が辻」の中でも
死にゆく人を包み込む演技はいつも素晴らしい

ちょっとそれて意見の分かれている〝スクリーン〟と〝挿入歌〟
私はどちらもOK!むしろ好き。
でも、なんでここで歌詞付きの曲が使われるの?という疑問はある。
(ここの場面に出てくる、刀衣を襲う一団もな~に?っていう疑問と共に)
それは置いといて・・・「一滴の愛」の歌詞の・・・・

「・・・どうして人は争い 悲劇を繰り返すのでしょう
愛が生まれた 同じ場所で 憎しみだけを育てて・・・」

この部分だけで物語の全てを表していてグッときます。

このCDを持ち帰ってから、毎日私の部屋で流している。
そして〝子守唄〟としてもおおいに役立てています。
大体4曲目で私が唄いだすと、腕の中のサクちゃんはほぼ沈没!
ま、私の声なんか聞きたくな~い!と眠ってしまうのかもですが(笑)

揺らめく緞帳が、早乙女君の美しい舞が、美古都の涙がうかびあがり
この、コ汚い部屋が一気に新橋演舞場へと換わっていくよう!!
ちなみに、今回は観ることが叶わない長崎の隆友さんに送ったところ
〝聴いただけで泣けてしまった〟と!

とにかくこのCDで家にいながらにして
蛮幽鬼の世界にドップリと浸ることができます(お買い得ですぞ)

復讐と愛憎。 後者は勿論、土門と美古都。

〝憎しみが生まれてしまう前の愛を描いて(場面)ほしかった〟と
頭のワルイ私は固執していたが・・・・
ラストの二人に凝縮した愛をみた時、それは不要だったのだと
自分なりに消化することができた。

復讐の虚しさを全身に漂わせ、一縷の望みを美古都にたくすために
我が身を突けと告げるも、躊躇する美古都の
剣を手にしたその身を引き寄せ、絶命するのだけれど・・・・

美古都を抱き寄せる土門、いや隆也さんの
一瞬の動作の流れが・・・・たまらなく、セクスィ~~~なのよぉぉぉ

切なすぎる抱擁、切なすぎる口づけ。
二人が重なる一瞬の姿は、衝撃的な美しさで観ている者に刻み込まれてしまう。

あまりにも哀しい土門の一生だけれど、最後(最期)は救いがあったと思いたい。

2回目にして、引っかかっていたものがストンと落せてよかった
おかげで・・・・
隆也さんの魅力も、作品の面白さも再確認以上のものを得られたから・・・・

きっと千秋楽はとことん楽しめそう






















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