

終わっても〝上川カテゴリー〟はしつこく続いてしまうのね!
すっかり意気消沈しちゃった私・・・・
サントラCDをヤケ気味にガンガン流す・・・・
しかし、気を取り直して・・・・
本屋に行って、ひょっとしたらと某雑誌をパラパラとめくってみると
ジャァ~~ン

なんとあの土門様が、飛頭蛮様が載ってるじゃぁないの

「べすとすてーじ」 5ページにわたり「蛮幽鬼」のステージリポートが!!!!
ヒョ~~かっちょいい~ 手がメッチャ美し~
あら、でもさ、若き土門様のお顔がない

それに、このてのザッシはなんで高いのぉ・・・ここを切取ったら

いやいや、そんな贅沢&文句は云えないよ!と即お買い上げ

うふ、これでまた暫くはアタイも元気がでるってもんだわ

劇評には・・・
「・・・時代活劇という、いのうえ歌舞伎の王道を行きながら、人間の葛藤を
深く描いて秀逸な仕上がり。・・・単純な復讐物語では終わらない」
そして、末尾には・・・
「類のない一級品の舞台となった」と

私達の感動は贔屓目じゃなかったってことでしょうか(喜)
私自身、他のお芝居を観る機会はあまりないので
〝類がない〟かどうかはわからないけれど。
なんて云えばいいのか・・・例えて云うなら・・・
DVDとかで観ることになった時 早送りはしない

ついつい、ご贔屓の場面ばかり追って早送りしちゃうことってままある。
他の方には申し訳ないけど、正直あるの!
でも 「蛮幽鬼」は それはないだろうなって思う。
それは隆也さんが登場していなくとも
あの場面も、この場面も、あの人の、この人の演じている姿が観たい。
そういう欲求をおこさせる。
それだけ各人が適役で魅力的なのだ。
そして心に沁みるような台詞が全員に用意されている。
〝単純な復讐劇では終わらない〟そう、一筋縄ではいかないストーリー。
土門が一筋の縄であるとすれば・・・・
ねじられ、ひねられ、これでもかという所でパッと手を放された時の
ねじれが戻る衝撃が、主人公の悲惨さに匹敵するようだ。
やっと縄が真直ぐになったと思いきや、いのうえ&中島両人は
最後の最後に、主人公自らに縄にひねりを入れさせた。
本当に最後まで単純ではなかった。
あと30分あれば、いろんな部分を深く描けもしたのだろうが
その部分は〝観客に委ねられた〟 そんな気がする。
委ねられた代表は、サジ。
最後までサジは、謎のままで通した。
心の奥底も真意も、観ている側に委ねられた。
〝ひねり〟と〝委ね〟
このふたつが、ここまで観る者を惹きつけたのかもしれないな~
そして 堺さんのサジは彼以外には考えられないほどの
〝適役=はまり役〟の代表。
ならば 〝ひたすら真直ぐ〟な、ともすれば面白みにかけてしまう
人物像をふくらませ、感情移入を可能にしえた土門を演じられるのは
上川隆也以外に考えられないね!・・・・って、やっぱ褒めすぎかしら

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