オカ姉のためいき日記

人生色々、ためいき色々。今日はどんなためいきつくのやら・・・?

「透明なゆりかご」最終話

2018-09-21 23:33:01 | TV
鈴木杏さんと金井勇太さん。

素晴らしかったです

ドキュメンタリーのよう!
お二人がホントの夫婦のよう!


始まって10分を過ぎたあたりから、すでに私の涙腺があやしくなったよ。
そこから目からのお水は止まらなかった。

遠い昔、友人も赤ちゃんを生後まもなく亡くしていたんだ。
私はまだ結婚もしていなくて・・・今思い返すとその時の自分は、友人の
悲しみの重さがどれほどのものか、正直わからなかった。
若かったとはいえ、そんな自分が恥ずかしい。
画面の中の小さな棺をみて、思わず「Dちゃん、ごめん!!」と心の中で誤りました。


前日の「・・・6話感想」で、はからずも「出生前診断」について書いたけど・・・ 

医療に携わる医師として、真摯に(患者さんに)向き合う由比先生の言葉が
重いけど的確に、そして温かい。

アオイの 「自分が出した答えを信じるしかない

出ない、出せない答えの中のひとつ



しつこく・・・ぜひ再放送を






今更ですが・・・「透明なゆりかご6話」の感想

2018-09-20 23:46:00 | TV
NHK 「透明なゆりかご」 続けての感想です。

21日の最終話を前にしての感想になります。

衝撃度、えぐられ度は9話の方が強かったのですが・・・・

どうしても、どうしても
録画した6話が 消せな~い


6話は「いつか望んだとき

望んでもなかなか新しい命に恵まれない夫婦と、望まない妊娠をしてしまう少女。

どちらも中絶の選択となる。

前回5話では、14歳の出産が描かれ、漠然と「中絶」が漂っていたような気もした。
その漠然と感じたものが“伏線”であったとしたら、6話でその伏線を回収という
エピソードの流れが見事と思えた。こちらの思いを見抜かれたよう・・・・

このドラマ、レギュラー陣は勿論だけど、ゲストの皆さんも毎回良かった。

でも、特に・・・6話でハルミ役を演じた・・・モトーラ世理奈さんに
オバサンは心を持ってかれました~~~。



「装苑」というファッション誌のモデルさん。

長い手足に小っちゃくて幼さの残る面立ち。
決して美人とはいえないけど、このハルミ役が嵌りすぎて存在感ハンパない。

彼女の演技を、声を、台詞を、表情を、また見たくなる欲求
何度も沸きおこっちゃうのだ。

ハルミはアオイと同世代。「望まない妊娠」で中絶は2度目となってしまう。。

表面的な荒ぶれだけでなく、自分自身へのどうにもならない苛立ち、もがき・・・
そんな排他的にならざる得ないハルミという少女を、不思議なほどの自然体で
演じてた。 驚いた!

「私もバカだけど、赤ちゃんもバカだよね。どうして産めない私のところなんかに 
くるんだろうね。ちゃんと産んでもらえる人のとこにいけばいいのに・・・」
精一杯の自責の念を表したこの台詞(言葉)が胸にささる~

更に、ハルミの手術を受け入れる老医師夫婦の・・・
イッセー尾形さんと角替和枝さんが、もうもう素晴らしすぎた。

20年前、妊娠した女学生が訪れる。
(当時の)神村医師は手術を断わったのだろうか?
そのまま帰した女学生は自殺してしまう。二つの命が消えてしまったこの時から
何も訊かず、同意書も必要とせず低料金で中絶手術に臨むことを決めたんだね。

20年前を思い出しながら、仏壇の前に背中合わせに座る二人のシーン。
背と背がつくるV字に陽光が差し込んで、消えない痛みがあふれ出る・・・
すごく感動的な場面&映像で、私はここでググッときちゃいました。

そしてアオイが “いつかこうなったら”と、願い描く情景がたまらんです!

・・・赤ちゃんを背負ったハルミが、神村夫妻に会いに行く。
赤ちゃんの元気な泣き声と、3人の笑顔・・・・(涙腺崩壊)こうくるか~

アオイとハルミ、老医師夫婦のタッグが、あまりにも私には強烈で
並行して描かれた、病院でのご夫婦のストーリーの印象が弱まってしまい
申し訳ない気持ちです。

アオイは院長である由比先生(瀬戸康史さん)に
「先生はなぜ中絶手術をするんですか?」と訊きます。
由比先生は・・・
「AUS(人工中絶)は、いつか望んだ時ちゃんと妊娠できるようにするための
手術だ。だからできる限り丁寧に処置する。中絶も分娩も同じだ。
どちらも新しい命を迎えるための仕事だ



なんかストーンと落ちましたね。

もう、魂の言葉(台詞)がつまってるんだ、このドラマは

声高に否定も肯定も、認めるも認めないも、誤か正か、答えは出せない。

さまざまな事情で選択せざる得ないから!

出生前診断」もそうです。

結果によってその選択をしなければならない女性達、家族には
もうひとつの想い(重し)が付加されてしまう。新聞での特集記事を見て改めて
その想いを抱えて出口を探してる心情は、深刻なものだなと感じたんです。

医師達は、そして私だったらどんな言葉をかけるのか?と考えてた。
由比先生のAUSの捉え方に、そのがストンと落ちた気がしました。

信念の中に優しさ。
悩める方々が、このような言葉に触れることができたら、きっと出口を
見つけられるのではないかな~と思ったりしました。

そんな意味でもこの回は(私には)響いたのかもしれません。







「透明なゆりかご」

2018-09-17 20:52:34 | TV
NHK 「透明なゆりかご

原作は、沖田×華さんの実体験を基にした漫画。
ドラマ化を知ったmichaの強い推しでみることにしたのだが・・・
本当に見逃さなくて良かった!

産婦人科でアルバイトをする高校生のアオイ。
そこで出会う人々、出来事、さまざまな命に向き合いながら成長していく。

そして毎回、難しくデリケートなテーマをリアルに、浮つくことなく丁寧に描きだす。
決して押しつけがましさはないが、安易に出せない、出ない答えは
みている私達に委ねられてしまったな?と感じる時もある。
だから毎回見終えた後は、何かヒリヒリして、45分間の世界から抜け出せず
反芻して、しばし考え込むことになる。

しかし9話は、考えるまでもなく答えは出る。
義父による、10歳の少女への性暴力。絶対許せない悪魔のような罪。

ただ今回は、感動というより、歳の近い女の子が身近にいる身としては
頭を掻きむしりたくなる、やりきれなさですね

原作を知っている人は、これを映像化できるのか?と疑問に思ったらしい。
それは被害にあう10歳の亜美ちゃんを“誰かに”演じさせなければならない
という危惧だったのではないかな?
以前「名前をなくした女神」での子役達への感想を書いたことを思い出した。
亜美ちゃんを演じた子役さん・・・根本真陽さんに拍手を送りたいです。
たしか「不惑のスクラム」で主人公のの娘役で出てますよね!

それにしてもね・・・
画面から放たれる、のっぴきならぬ、ただならぬ緊迫感が凄まじい。
まるで自分がその場にいるように錯覚してしまう。

すごいドラマです。

ヒロインのアオイをえんじる清原果耶さんも素晴らしいです。

自分の身におきかえて、深く考えられる力、人の気持に寄り添える力・・・ 
そんな普遍的であるべきな「成長」をしていく姿がリアルです。


今期のドラマの中での評価がトップの「透明なゆりかご」

余談だが・・視聴率はトップで、評価は ブービー?の朝ドラ。
この差はいったい何?朝ドラ、情けないな~  あ~余談だ、よだんだ~


ぜひ再放送され、もっと多くの人にみてもらいたい






次々と。

2018-09-17 11:36:18 | 芸能(TV・映画)
樹木希林さんの訃報に続き、朱旭さん(チュウ・シュイ)も亡くなられたと。

「大地の子」で、陸一心の養父・陸徳志を演じられた。

街中で助けた勝男(一心)を、一時は日本人街に置いて去ろうとするものの
できずに「私の子だ!」と抱きしめる場面。

軍に勝男だけ引き離され、「自分の子だ!」と貫き通す場面。

一心が労働改造所から釈放され、5年ぶりに再会する駅の場面。
人の波を夢中でかきわけていく一心の表情と、抱き合う二人の姿に涙!だった。

「演じている」とは思えない、慈愛に満ちていた「一心のお父さん」でした。

なんか、年月の流れを感じますね。







遺留捜査5

2018-09-14 11:57:00 | 上川さん
1月期、4月期、7月期と、TV画面に「上川隆也」がいるのが当たり前の
ような気持ちになってましたね。
少し甘やかされちゃったかしら(笑)

でも始まるものは終わる。「遺留捜査5」終了。

クランクアップが9月に入ってからと、あら、遅い!と思ってたら、
秋にスペシャルがあるんですね~嬉しい悲鳴だ。

最終回前の隆也さんのツイート。 「・・・この風を、あの日の古都に
届けられたらと密かに思わずにいられません・・・」 優しい表現です。

私なんか「猛暑め、みんなを苦しめおって」と思わずにいられませんよ。

京都府警に移ったシリーズ4に続くシリーズ5。
特対室の中での糸村君は、マイペースにちゃっかりと、はたまたゴーインにか
自分の置き処をしっかり確保してるようでした。
 
シリーズ5はゲストもなかなか豪華で、最終回なんて観月ありささん!
さらに科捜研のマリコさ~ん
いや~沢口靖子さんとは「竜馬がいく」以来! 久しぶりに観たくなった。

糸村君とメンバーの仕事ぶりが、それぞれにきっちり分けての描かれ方だった。
・・・それって、糸村君の行動への、諦めか許容範囲となったのか!(笑)
だから、あまり振り回され感がなくて、糸村君もマイペースながらも今回は
控えめな感じがしました。
その分、遺していく人、遺された人達の想いは丁寧に描かれていたかな?

でも「なにも、この人まで死なせなくてもいいじゃない?」と思ったりもする。

初回の松下由樹さんもしかり、4話での有薗芳記さんも!
ビルの屋上から、娘と孫を見守る有薗さんのジィジの表情に、涙!でした。
それが「つまづいて」命を落としちゃうなんて~悲しいというか、非情だわ!
「生きていれば・・・」の幸せそうな光景の映像が切なすぎますよ。

糸村君の「3分間」は遺された人達の生きていく力を後押しするけど・・・
ひょっとして知らない方が良かった?なんてこともあるのか?←ひねくれすぎかな!

シリーズ4で、ダンディで渋い桧山室長役の段田安則さんがいなくて残念だったけど
新メンバーに梶原善さん。
場数をふんだベテラン刑事がピッタリだし、フットワークも良い。
ってゆーか・・・隆也さん、甲本さん、梶原さんのお三方が「同級生トリオ」って
軽く驚き~ あ、古田新太さんの時も驚いたけどね(笑)

と、いう訳で「遺留捜査」は終わったけど、まだまだ「当たり前」は続くのだ

23日からはWOWOWで「真犯人」が始まる。

あ、ちなみに「遺留捜査」 「真犯人」の試写会には、相変わらずのハ・ズ・レで
なんでやねんと思うけど、ファンとして恵まれ年であるので、恨み節は封印!です。