オカ姉のためいき日記

人生色々、ためいき色々。今日はどんなためいきつくのやら・・・?

「沈まぬ太陽」最終話

2016-09-28 22:37:33 | 上川さん
いつもはまだオトンが起きていてTVを占領している日曜日の10時。

「今日で終わりなの。リアルタイムで観たいよぉぉ」と願い出る。
ハイハイと私に譲った後も、何やら話しかけてきたが・・・ガチスルー(笑)

エンドロールが流れ出して・・・グシュグシュ・・・ジワ~ッと淋しさが押し寄せてきた

「大地の子」と同様に隆也さんの恩地に感情が入りすぎた感ありです。

そんな時、新聞の新刊広告に佐藤愛子さんの「人間の煩悩」の内容が載っていた。

《悩みの量こそが人間の深さ》 
《人生は、なぜ自分だけがこんんな目に遭うのかの連続》
・・・・ではどうすれば解放されうるのか?には・・・・
《逃げずに受け止めることが道を拓く》と!
そして《この世は不平等にできている》 《順風満帆な人生なんて無い》
などなど、達観の更なる上をいくような言葉が並んでいた。

正に恩地の人生そのものに重なるな~!?としみじみしちゃった私です。

さて、ドラマが始まってから、改めて映画版の「沈まぬ太陽」を観ました。
映画での約3時間半は長いとはいえ、原作を考えると大変な作業だったろう。
主立ったところの描写は収まったものの細かな心理描写はさすがに「残念」と・・・
それらを要求するのは酷だとも思える。

だから45分×20話のドラマと比較するのはルール違反かなとも思うのですが・・・
けれど、どうしてもここは!というところ。

映画ではアフリカ編は回想の形になっていて、ハンティングのシーンが
アフリカ編の恩地の姿そのもののように使われていて違和感を感じたの。
何か違う、何か足りない。
それは・・・なぜ恩地がハンティングという行為にのめりこんでいったかという恩地の
ギリギリの精神状態の心理描写だ。アフリカ編の「肝」なのに・・・・

それをすっ飛ばしてハンティングのシーンだけなんて・・・伝わらない使い方じゃない?

また「悪」というか「腐」の人物像も一括りの感あり。
特に行天
渡部さんの行天は迷いながら揺れながら、知的で時には冷徹になりながら
「腐」に向かっていくも、常に胸の奥底で恩地の存在と葛藤していたんだ。
もう腐りきってどうしようもない輩とは違うヒールを見事に演じていた。

でもでも・・・映画での三浦友和さんの行天は…あんまりだ
人物造形があまりにも薄っぺらい。
山崎豊子さんは正義と相対する行天のような人物像にも思い入れが強かったという。
余計にあの描き方の三浦行天が気の毒に思えてしまったのかもしれない。

そして「恩地
渡辺謙さんは好きな俳優さんです。
彼のイメージは何があっても動じない無敵さ、貫禄、スーパーヒーローオーラなの。
謙さんの恩地は苦難に立ち向かう力強さがあった。

ドラマが始まって「上川隆也は恩地役に適している」と推してくれた方がいたことは
ファンとして嬉しかった。

恩地は「市井の人」なのです。

信念を曲げず苦難に耐えた強い人間・・・かもしれないが、ごく普通の人間。
私はその「市井の人っぽさ」が隆也さんから(謙さんより)ちょこっと多く
醸し出されていたのかも・・・なんて思うのです。←個人的感想

隆也さんの映画でのカメオ出演は「(上川隆也を)何らかの形で関わらせてほしい」
という山崎(豊子)さんサイドからの要望だったという。
だから恩地役が隆也さんと知った時、もしかしたら山崎さんは恩地役を・・・・・?
・・・いやいや言うまい、あまりに判官贔屓になってしまう~(笑)

なんか随分横道にそれてしまった~
結末は「市井の人」故の結びだった。
全てを暴くことも改革も壁が厚過ぎ、壁の向こうに残してきたものへの怒りや
無念さ、無力感もまた味わうことになった上に再度海外へとの通告。
会社(行天)のやり方に反発しながらも受け入れる。

「え?今度は納得して行くの?」と恩地の変化に訝しがる人もいるかもしれない。
でも…もういいじゃない!やっとやっと恩地は自分で自分の道が見えたんだもの。
大自然の中に身を置きたいと思ったって誰もな~んも言えない。
りつ子さん、またしても美味しい台詞!

恩地はアフリカにやり残したことがあったのかも?
大自然は手を拡げていたのに、当時の恩地は本当の意味で身を委ねられなかった。

最終話にしてやっと見られた大地の中での恩地の、隆也さんの清々しい笑顔

映画では遺族に宛てた手紙は、行天へとになっていた。
恩地の苦難と遺族の悲しみや苦しさを重ねたようなくだりがあったが、これは
上川恩地からは聞きたくないとドキドキしていたので、行天への手紙となって
いたのはとても良かった~

・・・・なぜ恩地は信念を貫き通せたのか?・・・・・

きっと「人間としての品性」を失いたくなかったんだと思う。超個人的感想2

自分でもそうありたいとは思うけど……けど、逃げ出します、私
そして・・・恩地サンの奥さんには・・・なれないわ、きっと!根性ナシだもん(笑)

来週からつまらん日曜日じゃな~~



「グレートトラバース2」も終了!

2016-09-21 20:16:35 | 自然
今年から 8月11日は「山の日」として祝日となってたね~

「海の日」もあるんだから「山の日」も!!かな??
でも夏休み中なので子供達にはちょっと残念な設定日です。

山に親しむ機会を得て 山の恩恵に感謝する』という趣旨だそうです。

日本山岳会の方々が頑張って、今年から祝日となったらしい。

・・・親しみたいよ 行きたいよ 登りたいよ ヤマ~~~

でもでも、すっかりお肉のついて重くなった運動不足のこの身体・・・
おまけに何ヶ月も前から足底筋膜痛に悩まされてるときたもんだっと
朝起きた時、ジッとしていてから歩き出す一歩が激痛!!
その後は痛まないけど、長時間歩いたりするとズキン!とくる(さっさと医者行けってね)
駅の階段を駆け上がろうとしても、足がモタついたりで愕然!!それが現実~~

若い頃はブームに乗っていくつかの山には行ったけれど、今の自分は無理

せめてもと、TV蘭で旅とか絶景とか紀行とか、山、岳、峰、谷などなどの文字を
見つけるとやたら反応して、即ポチンと番組予約だ。
ま、中には風景より「食」の映像の方が多い旅番組もあったりするけど・・・

交通機関を使えるところには行けるかもしれないが、多分自分はこんな風景は
見る事はできないであろうと思う映像を目にした時は本当に得した気分になるものだ。
特に「山頂」なんてのは、その代表的なものなのだ。

それを叶えてくれたというか、十分に堪能させてくれた人がいる。

田中陽希さん

彼をTVで知ったのは2014年の「日本百名山ひと筆書き~グレートトラバース」という
番組だった。なんたって日本の端から橋まで約7ヶ月間をかけて、百の山を登り
ロードは歩き海はカヤックを使うという信じられない「前人未到」の挑戦・・・・

彼の風貌から「お坊さんなの??修行なの??」なんて思ったりしたし、
あまりのストイックさに・・・正直引いた!!

そんな印象を持ったものの、特集番組が放送される毎にすっかり嵌ってしまったのだ。

2014年が百名山、2015年には二百名山をめざし「グレートトラバース
その2015年版が4月から15分番組となって、ほぼ全行程の放送が始まったのだった。

それが・・・22日でとうとう終わってしまう~~

「沈まぬ太陽」も25日で終わってしまうし・・・・ウエ~ン、つまんないーーーー

朝から元気をもらった!
陽希さんのパワフルな足取りや精神力、そしてなだらかそうな尾根などを見ていると
「ああ、ここを歩いてみたい」 「アタシにも登れるかも!?」などとオロカな錯覚を
起こしてしまうんだよね~バカだよね~(笑) 

絶対見ることができないであろう素晴らしい山々の絶景をありがとう

いつかまた陽希さんの活躍を見ることができますように!!
・・・って、ご本人はそりゃそりゃ大変でしょうけれど。

若者に声を大にして言いたいな。
若いうちに、体力のあるうちに、自分の足で自然をその目で見ておいてほしい。
きっと、すご~い感動があると思うから

あ~~戻りたい・・・・


追記・22日
二百名山一筆書きの完全版になった「グレートトラバース2~15min」終了!!

ひょっとしたら、陽希さんよりも「強者」であろうカメラマン、スタッフに心から拍手






「沈まぬ太陽」あと一話

2016-09-20 22:37:25 | 上川さん
20話もある」と始まった頃はルンルンだったのに……

沈まぬ太陽」・・・25日には最終回を迎える・・・迎えてしまうぅぅ

決して楽しい、明るい内容ではない。
理不尽に地団駄踏みながら、毎回心かき乱されたにも拘らず
「早く次がみたい」と思わされた。
そんな欲求が20話という長さを感じさせなかったのかもしれない。

「地に足がついた」感の強いストレスフリーの作品だった。
多くの人に観てほしいという思いが沸々と湧いてくるが……
無理なのかな~もったいないなと、これまた忸怩たる思いです。

一部のアフリカ編は勿論、二部に入ってからもまた違ったドラマティックな展開に
目が離せず、正直見終わって疲れる。
恩地の海外での苦難の波は怒涛の如く押し寄せ、帰国後の波は足をすくわんと
ヒタヒタと忍び寄るような魑魅魍魎な者との対峙。

あ~恩地さんの人生って、なぜにこんなにも不遇なんだ!!と苦しくなるのだ。
・・・が、そんな展開の中の恩地に向けられる光のような言葉(台詞)と情景に
観ている側はひと時救われる。

遺族に土下座して謝罪する恩地を目にした、妻りつ子の・・・
「あなたが謝ることなんか何もない」・・・簡潔にして深いいたわり!

かたや、他の遺族からは「・・・本来だったらあなたのような人が国民航空の幹部に
なるべきですよ」とも。

国見会長から「力をかしてほしい」との言葉に、「・・・初めて人間の言葉をききました」と
涙する恩地。  思わずこちらもググッときましたね~
そんな恩地を柔らかく見つめる国見会長・・・国見を演ずる長塚さんが素敵でした。
緑の木々の中の二人の間に「信頼」が浮かび上がるような映像が秀逸!
とても感動したシーンです。

そしてこの人物からも・・・堂本・元社長。
「どうやら君に嫉妬していたようだ・・・
何年も僻地へとばされながら最後まで節を曲げなかった君にね」

二部の主役といってよい国見会長。堂本・元社長を演ずる国村準さん(国は違う字だけど
善と悪となってはいるものの人物造形が深く描かれ、お二人の演技力も相まって
とにかく魅力的です。

18話の冒頭、恩地が動物園を訪れたシーン。
「世界で最も危険な動物」の文字の前に胸を突かれたように立ちすくむ。
正に「世界で最も危険な動物は人間

今までも、この先にも立ちはだかる最も危険な人間達との対峙を暗示し、恩地が
改めて自覚せざる得ない・・・そんな心境を表しているように思えた。

国見会長と恩地は返り血を浴びるだけで終わるのか???
しっかりと腑に落ちる最終話になるのだろうか???(個人的に)

せめて悪党さん達は滅多切り~~~にせめて・・・・



「笑ってコラえて」笑えました!

2016-09-15 22:23:03 | 上川さん
一億人の大質問!?笑ってコラえて!

スペシャルゲストです  「ガードセンター24」の番宣です。

まさかこの番組にご出演とは!?考えてもみませんでしたね~
ご登場~~
・・・・なんだ?なんだ?なんだい? この超絶爽やかさ

痩せました?締まりました?・・・って、つい先日見たばっかりだけど
ステキ~~~



スペシャルゲストさんの印象を街の人に訊くんです!

“枕がメチャいい匂いがしそう。寝る時じぶんをキレイにしてそう”
  その枕で寝たい。ダハッ!
“笑顔がさわやか。普段は怖いけど笑ったらチョーいい”

男子二人組みは・・・
“大好きです。イケメン。はにかんだ笑顔、クールな笑顔
男らしくもあり、キュートな部分もある。涙袋・・・ナントカカントカ”
・・・・ウン、嬉しいぞ、君達!

またまた男子二人組み。
“憧れますね。カッコイイ。宅配便の人にいそう”←意味不明だよぉ(笑)

“・・・ゴチのイメージが・・”で、愛梨ちゃんが分かったか????
しか~し!!
川上さん」 オイオイオイオイ、またこのパターン?(笑)

隆也さん、“ひっくり返して”と懸命に手をグルグル!


もう多分ご本人も慣れちゃいましたよね。全く気にしないでしょうし。
(ま、ご立腹!しちゃう方もいるかもしれないけど)
私の周りでも「川上」とか「タツヤ」とか「リュウヤ」とか云う人いますもん。
でも愛梨ちゃん、しきりに恐縮してたしカワイイので許しちゃう!!ご愛嬌!

皆さん、良い印象を持ってくれて良かったわ。
私だったらどう云おう・・・
・・・優しい、賢い、謙虚、爽やか、清潔感、何でもござれETC・・・なんちゃって!

“ガチケンカでチュー”ってなんだろう?と思ってたら出川さんのはしご酒コーナーを
見ていてわかった。

ホレホレ始まった~ この流れの隆也さんの表情がおっかしいの。
出川さんの挑発に、オトボケ顔から“上等じゃぁないかぁ!?”みたいに(笑)

グイグイいきます!


そうはさせませんぞっと


速い!!速攻阻止です。
「ゴチ」の「乳モミ阻止」よりも速かったか

笑った、笑った



隆也さんが出演していたことも勿論だけど、全てが面白かったですね。
それは出川さんのおかげかしら。
みんなに愛されてるじゃんね~ 愛梨ちゃんがウルッとしちゃった気持ち、わかるわ。

かってはよく「抱かれたくない男」とかに、必ず上位にランクインしてたもんね。
それが今ではあんなに大歓迎されて

でも・・・・隆也さんのクチビルは奪わせませんわよ ヒェ~危なかった・・・







朗読劇 「VOICARION」

2016-09-09 20:45:03 | 上川さん
久しぶりの「生・上川隆也」です~~~

クリエプレミアム音楽朗読劇「VOICARION~Mr.Prisoner

9月5日千秋楽、観てきました。

「朗読劇」って初めてです。
私が想像していたのは、キャスト3人が椅子に座り、台本を忠実に読み進めていく。
つまり・・・・朗読劇とは・・・地・味というイメージでした。

しかし幕があがったステージは私の想像していたものとは全く違うものでした。

衣装、舞台設定、後方には生演奏のメンバーという、なんとも豪華で贅沢な空間と
なっていました。

・・・大英帝国最高の知能と話術の達人というエドワード伯爵。ある事件に巻き込まれ
理不尽にもロンドン塔の地下深く投獄されていた。その話術で人を探ってしまうのではと
「会話してはならない囚人」と、牢獄番は耳の不自由な者とされていた。牢獄番の老人と
共にいた孫のレス。貧困で行き場のない彼女は老人が亡くなった後、自分が牢獄番と
なるが、ある時思わず声を出してしまい、そこからエドワード伯爵と声で繋がってゆく。
鉄扉の僅かな隙間を通して「囚人先生」はレスにあらゆることを教え互いに変わってゆく・・・

エドワード伯爵を山寺宏一さん  そして「その他大勢」を演じます。

レスを林原めぐみさん  子供時代と年月を経たレスを演じ分けます(瞬時にです

隆也さんは 伯爵が投獄された時代のクライヴ卿と、大人になったレスに
伯爵の話を聞きだす英国の文豪、チャールズ・ディケンズの二役。

3人の「声」は朗読劇を更に更にドラマチックに「上質な舞台劇」へ創りあげてました。
また物語りの場面毎を盛り上げ、寄りそう旋律は、どのように作ったのかな~と
驚きの方が強かったですね~

隆也さんのツイート・・・
「3歩と動かずに演じているのに費やす熱量は過去作品と遜色ない霧の都への旅」
~なるほど~~

「声優」のお二人と、今回はあえて隆也さんを「舞台俳優」と捉えたい。
声優VS舞台俳優の競演!!だわ~~

3人の声=朗読をホイップクリームに例えてみた。
山寺さん、林原さんはなめらかな状態。
隆也さんは、カンッとツノが立った状態。

滑らかな会話の応酬の中に、隆也さんの声がスパイスのように入って緩急を
つけているように感じました。見事に三者三様の持ち味が引き出されていました。

「3歩も動かず・・・」ではありますが、隆也さんは立ち姿も美しく表情豊かに
かつさまざまな「目線」を客席に送り(贈り)こんでくれました。
それが何ともかんともセクシーでありましたですです
台本は手にしていても殆ど頭に入っているのでしょうね。

物語りのラスト。ロンドン塔から外の世界に出たレスが、国の恩赦により
釈放された多数の囚人の中にエドワード伯の姿を探すのだけれど、2人は
牢獄の鉄扉によってお互いの姿を見ることはなかった。ただただ「先生、先生」と
呼び続けるレスの声がもう切なくて・・・ウルル・・・
チャールズはレスに「(先生は)見つかったのか?」と問うが、すぐに「聞かないで
おきましょう」と言う。私は思わず「聞きたいーー??」と声が出そうになったけど!!

2人を繋いでいた「声」は、いつしかそれは「魂」になっていたと思う。
だからレスの魂の声が「先生」に届いていてほしいと・・・・
胸にしみいる「VOICE」の物語でした。

結末は観客それぞれに委ねられた形で終わりました。
笑ったり泣けたり、時間はアッという間。
三日間、4公演・・・・て短くない??もったいない気がします。
1回しか観なかったことホント、悔やみました。

なんせパンフレットもチラシさえもないというのも「初」です。
予約して後日送られてくるCDが「VOICEパンフレット」になるらしいのですが
いつもながらのカテコでの隆也さんの「ギャップ萌え」は見られないのが残念


CDが届いたらまたジックリと、動かずの隆也さんを思い出しながら聴くことにしよう。