3日連休の23日、サントリー美術館へ行ってきました。
「あこがれのヴェネチアングラス」
六本木ミッドタウンのガレリア3階。
赤坂からこちらに移ったのね。赤坂の時に行ってみたかったけど。
14世紀頃のヴェネチア共和国。
技術保守の為、職人達はムラーノ島という特別な場所に集められ
制作したという。
それでも次第に、人もその技術も各諸国へ流失し「ヴェネチアン様式」
となってひろまってゆく。
その技巧、芸術性は日本でも「ぎやまん」という和ガラスの誕生
となり、現代ガラス工芸へと引き継がれている。
現代に至るまでを5つのブースを設けていて、その流れがとても
わかりやすく展示されていた。
<第一章ヴェネチアン興隆・技術の応酬>
基本は無色透明の「クリスタッロ」というガラスにエナメル彩、
ダイヤモンドポイント彫り、細いガラス棒を曲げるドラゴンステム、
レース模様を施したレースガラスと、いくら説明されても
わからない技法に驚くばかり。
特にレースガラスの繊細な美しさに圧倒されます。
<第二章流失したヴェネチアン「ヴェネチア様式の誕生」>
ここではそれぞれの「お国柄」を感じられた。
装飾も凝って、華やかに変化したスペイン製。
シンプルでありながらステム(脚)に素晴らしいレース模様を
施したイギリス製などの比較が面白い。
<第三章ヴェネチアンと和ガラス>
南蛮船の渡来によって日本もガラスの歴史が始まる。
初期のものは正直、なんとも心もとない感じではあるけれど
模索しながらも「やってみようじゃないか」という気概が伝わって
きます。日本らしい細やかでしなやかな逸品が並んでいました。
<第四章ウェネチアン再興・19世紀イタリア>
ナポレオンによって消滅したヴェネチア共和国とともに
造りの場をなくしたガラス職人たちが再興にかけた時代。
ペーパーウェイトのガラスの塊の中の鮮やかでモダンな色彩には
驚きです。ホント、美しいです。
<第五章今に息づくヴェネチアン・現代アートへの影響>
このブースで堂々のお出迎えは 「ハンカチ」という作品。
ハンカチがフワリと落ちたような造形はスゴイのひとこと。
日本の方の作品も並んでいます。
嬉しかったのは、あの藤田喬平氏の作品が出品されていたこと。
残念ながら 「虹彩」はありませんでしたが・・・
最近、個展で見たばかりの三嶋りつ恵さんの作品も!!
さらに何年か前の展示会で魅了された、植木寛子さんの作品も
出品されていて嬉しかった~
そして「海の形」 実物の迫力に言葉もない!!!
いやいや、素晴らしかったですよ。
10月10日まで開催しています。ぜひ皆さんにみてほしいな~。
すっかり満足してミッドタウンのガーデンをブラブラ・・
と、オトンからメールが!! “帰れコール”かと思いきや
なんと・・・
《日本橋三越の日本伝統工芸展がすごく良いそうです》と!
珍しいな~こんな情報をオトンがくれるなんてね~
で、せっかくのお勧めなので急遽行ってみました。
「洋」から「和」か~と思いつつも展示場へ入ってみたら・・・
なんと、こちらも素晴らしい!!
特に大鉢、大皿などがズラリと並んだ様は壮観でした。
8階フロア全てを使った展示場には人、人で盛況で、時間の
なくなった私は駆け足で・・・・トホホホ
こちらももっとゆっくりと見たかったと、まったりとしていた
ことを後悔してしまいました。
世の中には素晴らしい才能や技術を持った人が限りなくいるんだと
つくづく思いました。
michaが出産したらしばらくは動けないぞと、朝思い立って
出かけた訳ですが、思いがけずも「和」と「洋」の両方の魅力を
堪能でき大変充実した一日となりました。
余は満足じゃ!!!ウン!
「あこがれのヴェネチアングラス」
六本木ミッドタウンのガレリア3階。
赤坂からこちらに移ったのね。赤坂の時に行ってみたかったけど。
14世紀頃のヴェネチア共和国。
技術保守の為、職人達はムラーノ島という特別な場所に集められ
制作したという。
それでも次第に、人もその技術も各諸国へ流失し「ヴェネチアン様式」
となってひろまってゆく。
その技巧、芸術性は日本でも「ぎやまん」という和ガラスの誕生
となり、現代ガラス工芸へと引き継がれている。
現代に至るまでを5つのブースを設けていて、その流れがとても
わかりやすく展示されていた。
<第一章ヴェネチアン興隆・技術の応酬>
基本は無色透明の「クリスタッロ」というガラスにエナメル彩、
ダイヤモンドポイント彫り、細いガラス棒を曲げるドラゴンステム、
レース模様を施したレースガラスと、いくら説明されても
わからない技法に驚くばかり。
特にレースガラスの繊細な美しさに圧倒されます。
<第二章流失したヴェネチアン「ヴェネチア様式の誕生」>
ここではそれぞれの「お国柄」を感じられた。
装飾も凝って、華やかに変化したスペイン製。
シンプルでありながらステム(脚)に素晴らしいレース模様を
施したイギリス製などの比較が面白い。
<第三章ヴェネチアンと和ガラス>
南蛮船の渡来によって日本もガラスの歴史が始まる。
初期のものは正直、なんとも心もとない感じではあるけれど
模索しながらも「やってみようじゃないか」という気概が伝わって
きます。日本らしい細やかでしなやかな逸品が並んでいました。
<第四章ウェネチアン再興・19世紀イタリア>
ナポレオンによって消滅したヴェネチア共和国とともに
造りの場をなくしたガラス職人たちが再興にかけた時代。
ペーパーウェイトのガラスの塊の中の鮮やかでモダンな色彩には
驚きです。ホント、美しいです。
<第五章今に息づくヴェネチアン・現代アートへの影響>
このブースで堂々のお出迎えは 「ハンカチ」という作品。
ハンカチがフワリと落ちたような造形はスゴイのひとこと。
日本の方の作品も並んでいます。
嬉しかったのは、あの藤田喬平氏の作品が出品されていたこと。
残念ながら 「虹彩」はありませんでしたが・・・
最近、個展で見たばかりの三嶋りつ恵さんの作品も!!
さらに何年か前の展示会で魅了された、植木寛子さんの作品も
出品されていて嬉しかった~
そして「海の形」 実物の迫力に言葉もない!!!
いやいや、素晴らしかったですよ。
10月10日まで開催しています。ぜひ皆さんにみてほしいな~。
すっかり満足してミッドタウンのガーデンをブラブラ・・
と、オトンからメールが!! “帰れコール”かと思いきや
なんと・・・
《日本橋三越の日本伝統工芸展がすごく良いそうです》と!
珍しいな~こんな情報をオトンがくれるなんてね~
で、せっかくのお勧めなので急遽行ってみました。
「洋」から「和」か~と思いつつも展示場へ入ってみたら・・・
なんと、こちらも素晴らしい!!
特に大鉢、大皿などがズラリと並んだ様は壮観でした。
8階フロア全てを使った展示場には人、人で盛況で、時間の
なくなった私は駆け足で・・・・トホホホ
こちらももっとゆっくりと見たかったと、まったりとしていた
ことを後悔してしまいました。
世の中には素晴らしい才能や技術を持った人が限りなくいるんだと
つくづく思いました。
michaが出産したらしばらくは動けないぞと、朝思い立って
出かけた訳ですが、思いがけずも「和」と「洋」の両方の魅力を
堪能でき大変充実した一日となりました。
余は満足じゃ!!!ウン!