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ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

廣瀬神社・砂かけ祭(御田植祭) ③ ~クライマックスへ

2021-02-17 | 奈良の旅

廣瀬神社・砂かけ祭(御田植祭) ③ ~クライマックスへ

 

  御田植(おんだ)祭は、いよいよ、クライマックスの「庭上の儀」へ。

  この祭りが別名「砂かけ祭」と呼ばれる所以の”砂かけ”である。

  拝殿前の広場に青竹を4本立て、注連縄を張って田圃に見立てる。

  ここで、苗代づくり、田づくり、田植えが執り行われる。

  砂かけが激しいほど、雨に恵まれ、豊作になると云われている。

 

 完全防備の子どもたち、待ちきれず、砂遊びを始めた。

 

 完全防備は大人たちも同じ。しかし、こりゃ、コンビクトか!? 

 さあ、ドクターメディコのような”田人”(たひと)登場!

 

 

 田人は牛さんを連れてくる。

 

 

”砂かけばばあ”のような”砂かけ”が始まった。

ちなみに、この地域には”砂かけばばあ”伝説が残っている。

 

 

 高価そうなカメラにも、情け容赦ない。

 

 

 

あっ!目が合ってしまった! 

 

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廣瀬神社・御田植祭(砂かけ祭) ② ~牛と田人

2021-02-15 | 奈良の旅

廣瀬神社・御田植祭(砂かけ祭) ② ~牛と田人

 

 第一部の「殿上の儀」。

 祝詞奏上のあと、拝殿を田圃に見立てて、苗代づくり、籾撒き、苗とり、田植などの所作をおこなう。

 杭全神社の御田植神事保存会のものとしては、ほとんど、同様の所作に地域を越えて伝播する繋がりを感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 早乙女「この苗は、我がにはあらず廣瀬なる神のよさせし早苗なり。」

 

 

 

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廣瀬神社・御田植祭(砂かけ祭) ① ~「殿上の儀」

2021-02-13 | 奈良の旅

廣瀬神社・御田植祭(砂かけ祭) ① ~「殿上の儀」

 

 廣瀬神社(奈良県北葛城郡河合町)は大和盆地を流れる全ての河川が一点に合流する地に鎮座している。

    このあたり、昔は川の氾濫に何度も苦しめられたと聞いている。

 当社は風水を治める水を司る神として、天武天皇により、国家安泰・五穀豊穣を祈願したと日本書紀にも記載されており、日本最古級の社でもある。

 

 長い参道の途中に日露戦争の戦利品が置かれていた。

 

 

 毎年、2月11日に執り行われる「御田植祭」は別名「砂かけ祭」としても全国的に有名な奇祭である。
 まずは、第一部の「殿上の儀」から。
 
 
 
 
 
 これも水神さま!?蛇のような芋が供えられていた。
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

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奥明日香「天空展望台」 ~明日香・逍遥

2021-02-05 | 奈良の旅

 奥明日香「天空展望台」 ~明日香・逍遥

 

 天武・持統天皇陵は、寒咲き菜の花に包まれていた。

 寒さの中、”春遠からじ”と耐えるように咲く。

 

 明日香には、通うように出かける。

 日本の原風景なんて、在り来たりの言葉では語りきれない魅力が、この地にはあるのだ。

 それが何なのか、もっと知りたくて、また、明日香・逍遥。

 この季節には定番の「八釣の郷」の蝋梅に見入る。

 万葉文化館の庭園の紅梅も咲き出した。

道沿いの白梅が桜のよう。

 

 明日香村を流れる飛鳥川の稲淵と栢森に架かる雄綱と雌綱。
 子孫繁栄と五穀豊穣、そして、悪疫などが村に入り込まない様に結界を張る。

 柏森から、更に奥。奥明日香の秘境、「天空展望台」を目指す。

 狭路と急坂ゆえ、車で行かれるときは、要注意。途中から、徒歩となる。

 集落の小さな神社の祠の横に展望台がある。

 二上山、葛城山、金剛山、手前に高取城跡の展望が広がる。

 天気が良ければ、あべのハルカスも見えるという。

 もうひとつの明日香の秘境・尾曽の大威徳院と甲乙付けがたい絶景である。

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イルミネーションの歌 ~高の原駅前

2020-12-27 | 奈良の旅

イルミネーションの歌 ~高の原駅前

 

 帳がおりた寒空の下、煌びやかな光に導かれるように、ここに、やってきたよ。

 もうすぐ、今年が終わるね。

 いろんなことがあって、大変な一年だったけど、そのぶん、きっと、ずっと、忘れないね。

 また、来年も見れたらいいね。イルミネーションの歌。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「奈良カエデの郷 ひらら」 ~リニュアルした旧小学校跡

2020-10-31 | 奈良の旅

「奈良カエデの郷 ひらら」 ~リニュアルした旧小学校跡

 廃校となった宇陀市菟田野の旧宇太小学校跡地が「奈良カエデの郷 ひらら」として、リニュアル・オープンし、好評を博している。

 校庭は、世界のカエデ、1,200種3,000本を集めた「ワールド・メープルパーク」に、趣ある木造校舎の教室は「ゲストハウス」や「Cafe」、「土産物ショップ」、「図書室」に生まれ変わっている。

 11月も半ばになれば、紅葉の名所として、賑わうことだろう。

ここで学んだわけではないのに、何故だか郷愁を誘う木造校舎と教室。

Cafeでは、注文が入ってから、炊き上げるという釜飯をオーダーした。

こちらも郷愁を誘う、美味しさだった。

HP「奈良カエデの郷 ひらら」

 


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植村牧場の幸せな動物たち ~般若寺町

2020-10-26 | 奈良の旅

植村牧場の幸せな動物たち ~般若寺町

 般若寺に行くたび、お向かいの植村牧場に寄ることにしている。

 新鮮な手作り牛乳をいただくためと牛やヤギたちに会うためである。

 レンズを通して見ると、彼らが本当に幸せに生きていることがわかって、癒される。

 街中で経営されている植村牧場は明治16年創業の地元密着の牛乳屋さんでもある。

 知的障害をお持ちの方もここで、元気に働かれているという。

植村牧場HP

 


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龍鎮の滝と龍鎮神社 ~エメラルドの淵

2020-07-23 | 奈良の旅

龍鎮の滝と龍鎮神社 ~エメラルドの淵

 

   何度も訪れた室生寺の入口を横目に室生ダム方面にハンドルを切る。

   室生湖を仕切る巨大な室生ダムが見えてくる。

   室生湖に流れ込む深谷川に沿って、更に上流に向かうと「深谷龍鎮渓谷」の看板がある。

  近くに車を停めて、「龍鎮の滝と龍鎮神社」目指して、渓谷へ降りていく。

  龍鎮神社の本殿は深谷川の対岸に小さな祠と鳥居があるのみで、川の流れを挟んで手前には小屋のような拝殿がある。

  だが、パワースポットと言われるだけあって、周辺には只ならぬ空気が漂っている。

  近場に、こんな秘境があるなんて、知らなかった。

 生憎の曇り空だったので、エメラルドグリーンといわれる淵もモスグリーンに近かったが、光が差し込めば、より、アクア度を増すのだろう。

 生命の源である清冽な水のパワーをいただいたような気がした。

 

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天竺渡来の巨大石像 ~壺阪寺 ②

2020-06-27 | 奈良の旅

天竺渡来の巨大石像 ~壺阪寺 ②

 

 

 大観音石像は天竺渡来とあるように、インドからやってきた像である。

 壺阪寺は1964年からインドでハンセン病患者の救済活動に取り組んでいるおり、その活動が縁で石像が制作された。

   高さ20メートルの真っ白な姿は遠くから見ても威容だ。

 石材はインド各地から調達され、現地で制作し、66個に分けて日本に持ってきたという。

 大観音像の向かいには大涅槃石像が、二上山と大和盆地を眼下に見守っておられる。

 

 「壺阪大仏」といわれる大釈迦如来像。

 

 

 その他にも、石像やレリーフ、アジャンタを模した石堂など、圧巻である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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目の観音さま ~ 壺阪寺①

2020-06-24 | 奈良の旅

目の観音さま ~壷阪寺 1

   奈良県高取町の壷阪山中に「目の観音さま」として、古くから信仰を集める壷阪寺がある。

   ご本尊の十一面千手観世音菩薩。

   荘厳且つ力強さを漂わす佇まいの中に限りない優しさを秘めた観音さまである。

 本堂に至る石段には、車椅子の方のための昇降機が付けられている。

   写真撮影可という、お心の広い本堂の仏さま。

   目の観音さま伝説を決定的にした「壷坂霊験記」は、沢市とお里の物語。

   近頃は多角経営?

  


ならまちデジスケッチ ~いつもの町で

2020-06-13 | 奈良の旅

ならまちデジスケッチ ~いつもの町で

 

 ときどき、散策する、いつもの町「ならまち」。

 いつ来ても、飽きない面白いまち。

 ”にぎわいの家”や”奈良町物語館”など、ちょっと、デジスケッチ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 誰が言ったか、”にゃらまち”と。

 

 

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生駒・宝山寺 ~緑さやけき薫風の霊場

2020-05-28 | 奈良の旅

 生駒・宝山寺 ~緑さやけき薫風の霊場

              

 生駒山の中腹に“生駒の聖天さん”として地元に親しまれている宝山寺(ほうざんじ)がある。
 生駒駅から、趣のある瓦屋根の木造旅館、レトロな感じの喫茶店、連なる石畳などがあるノスタルジックな門前町を抜けて、さらに石段を登ると、鬱蒼とした大きな杉木立の中に苔むした古い石灯籠の列がある。

              

              

              

              

 その先には石造りの大きな鳥居がどっしりと構えており、ここをくぐり抜けると、宝山寺の境内に出る。

              

 商売繁盛の神様でもあり、役の行者や弘法大師の修行の地でもあった。
 本尊は密教(秘密仏教)特有の仏様である不動明王で、鎮守神として仏教の守護神・歓喜天を祀っている。

              

 お地蔵さんが並ぶ石畳は神秘的な雰囲気に満ちている。

              

              

              

              

 本堂の背後に聳えているのが“般若窟(はんにゃくつ)”と呼ばれる岩山で窪みには弥勒菩薩像が安置されている。
 江戸時代の1678年に湛海律師(たんかいりっし)は生駒山の中腹にそびえ立つ巨大な岩山を仰ぎ見て、この地に仏像を刻んで宝山寺を起こした。

              

              

              

 長い歴史が刻み込まれた境内には不思議な空気が漂っている。

              

              

              

 寺院建築とはかけ離れた和洋折衷の建物がある。
 明治時代に迎賓館として建てられた重要文化財「獅子閣」である。

              

 オオデマリが5月の薫風に揺れていた。

              

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花と天井画・山里の寺 ~室生向渕・正定寺

2020-05-17 | 奈良の旅

花と天井画・山里の寺 ~室生向渕・正定寺

正定寺(しょうじょうじ)は、宇陀市向渕(むこうぢ)の山里にある浄土真宗本願寺派のお寺で約670年前に開基された古刹である。

向渕は標高400メートル。日本の原風景ともいえる山と田畑に囲まれ、天然記念物に指定されるスズランの咲き薫る山里だ。

ご住職は「一人でも多くの方とご縁を」と地域コミュニティ形成にもご尽力されている。

隠れた花の寺でもあり、また、本堂の天井画も素晴らしいが、そもそも、観光寺ではないようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 東森ご住職は元・高校の地学の先生で、ご本尊の前にアンモナイトや岩石や化石見本を展示されている。

 

 前回訪問時の記事  ⇒「スズランの咲く頃」

 

〈緊急事態宣言を受けて〉                                                         2020.04.07  azuknieta

  緊急事態宣言を受けて、当ブログでは、当分の間、蔵出し画像を中心とした記事に切り替えさせていただきます。

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龍王ヶ淵 ~緑萌ゆる神秘の鏡面

2020-05-15 | 奈良の旅

龍王ヶ淵 ~緑萌ゆる神秘の鏡面

 龍王ヶ淵は”大和富士”といわれる額井(ぬかい)岳の頂上から流れ出た、川の水や湧水が溜まってできた池。

 奈良県宇陀市の額井岳中腹、標高530m地点に広がる湿原の奥にひっそりと佇む。

 知る人ぞ知るスポットだったが、最近は「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」サイトに選ばれたこともあり、徐々に知られるようになってきた。

 無風の時には、池の水面が鏡張りの様になり、新緑の木々を映し出す。

 遊歩道が整備されており、歩いて池を一周すると鳥たちのさえずりと頬をなでる風が心地よい。

 

 

〈緊急事態宣言を受けて〉                                                         2020.04.07  azuknieta

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五條市新町の桜とジオラマ工房

2020-04-05 | 奈良の旅

五條市新町の桜とジオラマ工房

 重伝建地区である五條市の新町通りを久し振りに訪れた。

 まちなみ伝承館の枝垂れ桜が満開。しっとりとした、この街に似合いの桜だ。

旧知の野口さんのジオラマ工房へも、久々の訪問。

オーダーがあったそうで、ヨーロッパの町並みを製作されていた。

 

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