崖っぷちロー

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自衛隊訓練、革新懇中止要請

2008-05-29 17:17:10 | その他・趣味
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20080528ddlk07010276000c.html
>「武装した自衛隊員が集団で深夜に訓練歩行するもので、
> 重大な危惧(きぐ)の念を持たざるをえない。
> 市街戦を想定した訓練で、憲法9条を持つ日本ではあってはならないこと」

らしいです。どうなんでしょうか。

憲法9条が平和主義・専守防衛を導くとして…

平和主義+専守防衛=相手方の主導性発揮・奇襲・戦力の集中+こちらの戦力分散
 ↓
洋上撃破困難・水際防御困難
 ↓
相手方着上陸
 ↓
貼り付け部隊による遅滞行動 ←※
 ↓
7D+米軍による攻勢移転

という流れが基本であったと記憶しています。
よく、日本では「相手に上陸されたら負けだ」といわれますが、
むしろ相手に上陸されてからが本番です。

日本では主要な地域は(郊外と呼ばれる部分も)ほぼ都市化・市街地化していますので、
※の段階で市街戦を避けることは極めて困難です。
(この点で、専守防衛というのは、肉(国民)を切らせて骨を断つものだと言えます)

したがって、憲法9条をもつ日本であるからこそ、市街戦を想定した訓練が必要となります。

そして、市街戦訓練(=必要な訓練)をしている自衛隊としていない自衛隊では、
前者の方が抑止力が強く、平和の維持に資すると言えます。
市街戦訓練に反対する団体は、平和を望まないのでしょうか?

余談ですが、無防備都市条例とか言うのも意味が分からないですね。
法的に成立しえないとかいう話はおいといて。

仮に無防備都市宣言等により相手方に無血開城したとしても、
こちら側による反攻の段階で、防衛する相手方との戦闘に巻き込まれるのですから、
戦闘と無縁であることはほぼ不可能だろうと思います。

また、無防備都市宣言等によって戦闘に巻き込まれないという結果をもたらすためには、
①彼我にとって極めて政治的・象徴的価値の高い地域であるか、
②反対に、極めて(戦略的に)価値の低い地域であること
③彼我が共に合理的な判断をすること
④相手方に高度の遵法精神が期待できること

 といった条件を満たす必要があると思われます。

特に、②の条件が重要ではないでしょうか。
よく、第二次世界大戦時に島嶼部で~という話がありますが、
この事例を②の要件を満たさない地域にそのまま適用することは妥当でないといえるでしょう。

戦争を望まない・平和を望むからこそ、
軍事について勉強する必要があるのではないでしょうか?
(ちなみに私は入門レベルだと思いますw)


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