10年…もっと前に
ヅカ友と一緒に
ヅカ通いしてた頃に
呼びならわしてた呼び方を
タイトルにしたら
なんだか手紙の書き出しみたいに
なってしまいました
しかもこのタイトル
2度目だった
3月17日
残業前の休憩時間に
宝塚歌劇ホームページの
ニュースを開いて
衝撃を受けた
"専科 轟悠 退団会見のお知らせ"
どれだけ
トップスターが入れ替わっても
轟様だけは
変わらずそこにいてくれると
思ってた
でも
年明けに
同じく理事だった
松本悠里さんが退団して
轟様もいつかは…と
思うようになった
でもまさか
こんなに早く
その日がくるとは
やっぱり
『凱旋門』が
最後の宝塚大劇場
/東京宝塚劇場公演主演に
なってしまったなあ
でも
最後かもと思ったのは
退団を予想してのことでは
なかったのに

ショーは
なんとなく
これが最後になるのでは
という気がしてた
2017年
月組 博多座公演
『カルーセル輪舞曲』

タカラヅカスペシャルは
2019年
『Beautiful Harmony』が
最後になってしまった
コロナめ〜


次が
最後の公演になるのだろうか
『婆娑羅の玄孫』
作・演出/植田紳爾
同じく植田紳爾作品の
『長崎しぐれ坂』は
中年の乙女心
お気に入りの日本物
轟様が演じたのは
江戸無宿の凶状持ち
伊佐次

ばさらのやしゃご
なんて
ちょっと恐ろしい感じのする
タイトルだけど
あらすじを読むと
おもしろそう
もしも伊佐次が
まっとうに生きていたら…
みたいな姿を想像中

星組『長崎しぐれ坂』の
カップリング
『ソウル・オブ・シバ』は
大好きなショーのひとつ
轟様演じるシバ神が
舞台から姿を消す前に見せたキメ顔
今でも印象に残ってる

轟様のいない宝塚歌劇団なんて
想像できない
退団会見の様子が
ホームページに載るのを
ドキドキしながら待ってる
中年の乙女心

翌日になるかと思ったら
夜遅くに
退団記者会見の記事が載った
−私の心の中に、
−"退団しよう"という思いが
−ごく自然に現れ、
−それに素直に従おうと思いました。
はっきりと退団を決めたのは
昨年とのこと
春日野八千代さんのように
生涯を宝塚に捧げるのではないかと
思ったりもしてた
最晩年まで舞台に立つことは
しないとしても
だから
轟様のような人でも
自ら退団を決めることができるんだと
どこか安心した気持ちもある
とはいえ
轟様は
移ろいゆく花々の中に立つ
シンボルツリーのような存在だった
喪失感は大きい

いて当たり前の人が
いなくなるとは
こういうことかと
中年の乙女心