今日から9月ですが、8月最終日の出来事。
カサッ!と言う乾いた響きにふと振り返るとその音の先にはアブラゼミが地上に仰向けになって倒れていました。脚はなにやら動いています。何かを掴みたそうなそぶりでした。
よく仰向けに落ちているセミを手に取ると「俺はまだ逝っちゃいねぇぜ!」と言わんばかりに突然ビビッと活気づいたりするモノですが、このアブラゼミはそんな気迫もなく、どうやら限界間近の様子。その場所はコンクリでしたので、できれば土の上で仏になる方がナチュラルだと考えた私は、そのアブラゼミに手を差し伸べ、花壇の背の高い草の太い茎を選んで掴ませてあげました。

アブラゼミは私の指をしっかり掴みなかなか離れませんでした(大概はこのまま留まらせておくと樹液を吸おうと勘違いして指の皮膚に口をぶっ刺そうとするので注意。水でも垂らして吸わせてあげるとイイかもよ。)が、脚の爪を引っかけるようにして草の茎へ抱きつかせました。私はその場を離れ約10分、やがて用事を済ませてまたそこを通りかかった時には、アブラゼミの姿はもうありませんでした。
虫嫌いの私はなんとセミが好きです。理由は?それはかわいいから。…おお、大ブーイングが聞こえてきますぞ(笑)。でもね、よく見たことありますか? 機会があればよく見てください。どう見てもかわいい顔をしていると思うんですけど。昆虫No.1のかわいらしさ。顔だけじゃない、体型もなかなかかわいい。あ、かわいいだけじゃないよ。幼虫の時にイモムシ型じゃないのも素敵。その抜け殻もまたよし。泣き声だって夏の風情がある。長い地下活動の後の花火的な生き様も感慨深い。
ところで、セミがなぜ仰向けになって落ちているのか誰か知りませんか?
絶対ちゃんとした訳があると思うのですが…。
回答例1. 某スレ引用要約:空を見上げて一生を振り返っている。<キライじゃないけど、今そういう答えは求めてないです。
回答例2. 通説:背中の方が重いので。<ホントかよ。量ったのかよ。
回答例3. 某虫はかせ引用:多くの虫では死ぬと足がひきつって、前の方でからませたようになるので、足が下になると安定がわるくなり、あおむけにひっくりかえります。<ウソつけ。弱ってるだけで死んでない時もよく見かけるが脚はそうなっちゃいないぞ。どう説明するのだ。
私は羽根の形状とそれによる空力に答えがあるように思えてならないのですが…(研究する気はまったくなし)