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「漫才」「落語」の撮り方

2005年07月28日 | テレビ番組
「なんばグランド花月」で、漫才を中継する時、カメラの位置が大切だ。
漫才の基本は、コンビの場合、「二人の全身のショット」と「二人のルーズウェスト(腰を入れた画)」が基本。ボケ・ツッコミで、それぞれのアップを撮る。
その為には、劇場の後ろに、控えめに、テレビカメラが3台すぐ横に並ぶ。
これは、一つは、漫才師がテレビカメラを意識しないように。もう一つは、「観客の視点」という「一つの視点」から視聴者に見て貰うのが、見やすいという事だ。

僕も漫才を中継した事があるが、これはいつも撮り慣れている「なんばグランド花月」の中継技術スタッフに任せた方が良い。彼らは、いつも「漫才のネタ」を見ており、ツッコミのタイミング等を知っているからだ。

難しいのは、落語の中継。一人で座って喋る芸だから、カットを割って撮るのが難しい。しかも、漫才ほど、頻繁に笑いが起きて、カメラを変えるという事ができないので。

スタジオで、「漫才・落語」の番組をやる時は、前説と言って、ADや若手漫才師が本番前に観客に説明したりする時に、「笑い」や「拍手」を取って貰い、その時、カメラでお客さんの「笑い」や「拍手」も「編集用」に撮ってしまう。

やはり、スタジオで「漫才」や「落語」をやるのは、芸人さんにとってはやりにくいようだ。テレビカメラが見え、スタジオに入れられるお客さんの数も、劇場に比べれば、少ないので、ライブ感がつかみにくいのだ。

だから、話は最初に戻るが、「なんばグランド花月」のテレビカメラは劇場の後方の暗闇の中に3台並んで置かれているのだ。



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