鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

広瀬川解禁(その2) 片山、天晴れ!

2008-07-02 22:43:37 | 広瀬川

 いやあ、やりました、片山。

 苦節3年、初勝利、初完投、初完封。

 8回の楽天の守備の見事だったこと。こんなことは初めてでは。どちらかというと、守備はフェルナンデスに象徴されるように下手なのですが、この回は、ショートとセンターが素晴らしいとしか形容の仕様がない、ファインプレーを見せてくれました。

 4対0、結果的には楽天の圧勝?でした。

 この勢いで、明日も勝ちましょう。

 

 【7月1日広瀬川鮎漁解禁】

 前日は9時半頃に布団に入ったのですが、すんなりと眠られ、1時に目が覚めたものの、その後も眠れて目覚まし時計をセットした4時に、自分から起きることができました。

 用意をして、軽くお茶漬けを食べて、おとり購入のため車で外出。いつものおとり店(釣具店)は、今年も1匹600円。2匹購入。そのとき、奥さんに今日は6時から澱橋下の河川敷に車が進入できるのですよねと、確認したら、何と「7時から7時までです。」という返事。あれだけ何度も電話で確認したのに。これでは釣具メーカーだけでなく、釣具店も信用置けないと言わざるを得ません。でも、侵入禁止のポールは抜けるようにしておいたからと旦那さんから言われ、ほっとする。

 オトリを持ち帰り、スリムウエダーを着用して、おとりを引き船に入れて、いざ出発、進行。目指すは、澱橋上流の岩盤を中心とした瀬。試し釣りのとき4匹釣れたところ。そこから初めて、ダメなら、同じ試し釣りの日に時速13匹を釣った左岸側の岩盤の溝を狙おうと思って。

 この時、下流左岸に一人が竿を出していました。ガラガケでした。他は誰もいません。ある意味嬉しいことことですが、淋しくもあります。やはり解禁日くらいは友釣り、ガラガケの人々で賑わいたいものです。でも、嬉しい気分の方が強いです、正直。

 5時20分。仕掛け(仕掛け、竿等はきのうのブログを見てください)をセットし、オトリを送り出しました。左岸からすぐそばの瀬へ。試し釣りのとき釣れなかったところ。でも、・・・。掛かったのです。5分で。それもいい型の鮎が。俄然嬉しくなり、ヤル気が出てきます。

 すぐにオトリを代えて送り出します。全く同じところでは掛からない。少しはずしたり、少し上流に入れたりして、30分で5匹掛かりました。これは凄い!この分では過去の統計どおり、今年は50匹近くはいくかもと内心ホクホクでした。

 でも、その後続きません。右岸側に竿を出したり、時速13匹のところの岩盤の溝にオトリを入れたりしたのですが、その後1匹追加しただけ。試し釣りの時釣れなかったところにのみ鮎は居ついていたのか?22日に釣られて処には2番鮎がつかず、空き家になっていたのか?

 それでずーと上流側に移動しました。誰もいません。中州の草木や大木が邪魔をして、堤防からは全くどうなっているのか分からないところで、ある意味穴場かも。ここも岩盤底で、深い瀬やいい感じの平瀬、急瀬があります。ここに移動してすぐに1匹掛かり、期待したのですが続きません。

 そのうちカワセミ会のTさんが、下流側からやってきました。合流。彼にもここから竿を出させて、しばらく様子を見た後、彼の後方から竿を出しました。そしたら釣れ始めました。いい型の鮎がポツリポツリと。やはり、鮎はこのくらい大きくないと、釣りとして面白くない。結局2回目の場所では8匹取り込み、1匹を根がかりで失いました。その後当りが止まったので3回目の移動を考えていたときに、もう一人の釣り友Yさんが、上流からやってきました。移動に際して、Yさんに釣ったオトリを2匹、Tさんにも1匹差し入れました。

 3回目は西道路のトンネルが切れている下の急瀬(荒瀬というべきか)です。このすぐ上のトロでお年寄りが仙台伝統のガラガケで2匹掛けたそうです。この荒瀬でYさんが竿を出しましたが、瀬脇右岸側のいいポイントにオトリを入れても掛りませんでした。我々二人は見物。

 それでさらにもう数十メートル上の平瀬から段々の瀬が続くポイントへ移動。ここには4人の釣り人。何と一人はオトリやの旦那さん。テレビカメラを背に陸から竿を出していました。同じ漁協のお年寄りの竿を借りて釣っていたわけです。漁協の鮎担当理事ですから。間もなく止めるからここに入っていいよといいました。3人は彼のすぐ上からY・T・自分の順番に入りましたが、かれはその後もやめなかったようです。ここは川幅が広く、左右から竿を出せます。

 というのも、Yさんはすぐに掛かり、左岸ヘチを陸から竿を出して釣り始めました。いい反応です。左岸の石には大きなハミ跡が一杯あったから。 私は、さっぱり反応がなかったので、また大きな移動、去年何とか面目を保った牛越橋下流の瀬へ向かいました。

 ここには、下流部にはガラガケ部隊、上流側は友釣り部隊に分かれています。10人くらいの釣り人がいたでしょうか。私はその境目に左岸から入りました。少ししてようやくいい当たりがあり、無事引き抜きました。しかしその後が続きません。この当たりも大きいハミ跡が一杯あります。左岸ヘチの石から。気分転換のため上流側で休んでいる人に話しかけました。そしたら、去年もここで一緒になり、いろいろ話しを交わしたおじいさんでした。おじいさんとはいっても、現代風のスタイルで統一しています。竿から、ベスト、ウエダー、引き船は流線型というか細長い船の形をした神通川?の引き船でしたか、そういう格好のいい船を持っています。あの赤いダイワの竿、私も欲しかったメガトルクを持っていますが、重くて胴調子なので重くて持てないので今は別の竿を使っているといいます。重いといっても275グラムです。もったいない。今日使っている竿はダイワの銀影競技云々の竿です。

 この時は既に12時を回っていました。おじいさんは6時から竿を出しているとか、休み休み全く同じところで竿を出し、10数匹釣ったとか。6時過ぎは左岸ヘチで掛かったといいます。使用の水中糸はフロロの0.4号、オモリを使っています。オモリは今流行りのダイワの黄色いおもり。視認性がいいのでやめられないとのこと。私も持っていますが、オモリよりは背バリ派の自分としてはまだ使っていません。

 お昼はここで11時半頃に済ませました。作ってもらったおにぎり2個とバナナの昼食。

 左岸からはなかなか掛からないので、右岸に渡っておじいさんの向かい側から竿を出し、2匹を釣らせてもらいました。少し済まない気持ちを持っての釣りで、その後は釣り下りました。 結局ここでは4匹のみの釣果でした。 ここには2時近くまでいましたか、粘ったのに釣れませんでした。ここの瀬の上流、岩盤底のトロで泳がせていた人は、泳がせでポツリポツリと掛けていました。

 ここを諦め、下って3番目のところまで竿を出しましたが、釣れません。

 更に下って、2番目に移動したところに入りました。1匹しか掛からず、更に下って、右岸に上がり、今度は最初に入ったところと2番目のところの中間を、右岸から岩盤の溝を狙ってオトリを入れました。

 そしたら思いもかけず意外と掛かるのです。泳がせても掛かったし、ここぞと思った岩盤の溝に入れると掛かりました。掛かった鮎が体をくねらせて、ヒラを打って、のた打ち回って下流に向かう姿を見ながら、心を躍らせて何とか引き抜こうとする、この感触、この一連の動きが堪りません。

 そして耐えに耐え、無事引き抜いたときの喜びは最高です。目印が一気に下流に走り、強い手ごたえが手元に伝わり、足元を確かめながら確実に抜こうと一生懸命になる、この男というか少年のような気持ちが堪りません。興奮してしまいます。何しろ鮎は場所によっては、大の大人を数十メートルも引きずりまわすのですから。

 ここで9匹掛けたのですか。夕方近くのここでの釣りが今日の空しさを喜びに代えてくれました。不完全ではありますが。ここでの釣果がなかったら、一体今日の約12時間の釣りは何だったのか、一気に疲れが出てしまうところでした。

 その意味ではシマノの「輝石」で「奇跡」は起きませんでしたが、最終的に何とか辻褄があったかなと思った次第です。

 

 まあ、そういうことで何とか去年並みの26匹をキープしましたが、解禁日の広瀬川では、鮎はいるところにはいるのだが、いないところにはいない、ムラがあります。

 かといっているところには沢山いるかといえば、そうでもありません。どうも型が大きい分、数が少ないのではないかと思ってしまいます。

 そして、釣り返しがきかないのが広瀬川で、今年もそうではないかと思ってしまいます。解禁日は澱橋と牛越橋の間を往復しましたが、一回竿を出したところでは、””ハイ、それまでよ!”という感じなのです。すぐに補充されるとは考えられません。釣り切られたらそれでお仕舞い、ということにならないことを祈って終わりとします。

 長くなりました、読んでくださいました方々に心よりお礼申し上げます。少しでも参考になるところがあれば幸いです。

 

  写真は、きのうの写真の部分的な拡大版のものです。

 こうして見ると、やっぱり、いい型の鮎が釣れました。

 広瀬川に感謝です。何やかんや言っても、広瀬川が身近にあるから楽しめるわけですので。

 

 

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2 コメント

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Unknown (newone)
2008-07-04 06:39:01
 大半は放流物です。

 広瀬川の大きな問題は、釣り返しがきかないことです。釣られた後に補充されません。大きなトロ場とかがなくなったせいでしょうか。
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オメデトウ (yodakinbo)
2008-07-04 00:20:58
解禁、大漁オメデトウございます。

私の解禁に比べたら雲泥の差で良いです。
それにしても良い型が揃いましたね。放流物でしょうか。
バッチgoo~~。
返信する

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