鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

人間の條件

2017-04-20 13:41:47 | 思いつくまま

 きのうのプロ野球、西武に逆転サヨナラの負け試合となりました。あんなに東北楽天のエース則本が快調に飛ばしていたのに、・・・・。これは東北楽天の消極的な投手起用が生んだ悲劇?ですね。

              (午前9時15分頃)

 

 則本を長く投げさせて、少しでも長く投げてもらって救援陣の投手を休ませようという親心が生んだ思いもよらぬどんでん返しでした。いつものように7回からリリーフ投手に任せていればこうはならなかった。梨田監督の親心が生んだ思わぬ落とし穴としか言いようがない感じです。

 

                  

 でもそう思うには訳があり、仕方がない側面もありました。あまりに先発投手陣が情けないというか長いこと投げ続けられないということがこういう結果を呼び寄せました。3回目の登板の則本はいい調子でしたので、少しでも長く投げて首脳陣の期待に応えてくれ、期待に応えてくれるだろうと思い、8回までですか、投げさせてしまった。

 

                

 要はまだまだ完投能力というか、体力が東北楽天の投手陣にはついてはいないということになるのでしょうか。まあ則本はWBCに出たということもまだ影響しているのでしょう。そう思うことにしましょう。

 

 きのうは広島も負けてしまいました。まあ何にしてもずーと勝ち続けていくことは無理な話しなので、負ける時は必ず来ます。そん時にいかに素早く立ち直るか、それが肝心なことでしょう。2勝1敗のペースでいいのです。慌てず騒がず見守っていきましょうか。(それが一番難しいのですが。やはり一喜一憂するというのが楽しみでもあるわけです。)

 

 それにしてもきのうの風は強かった。仙台でも瞬間最大風速30.4メートルとかを記録しました。本当に強かったし、うるさかったですね。 気温は思ったよりも上がらなかったようです。最高気温は19度とか。

 

 でももう4月も20日ですね。下旬となりました。もうすぐGWですか。こちとらには関係ないことですが、もうすぐ5月になるということで、関東地方以南、以西のみなさまには鮎釣りの解禁まで後1ヶ月ちょっととなりました。いよいよですね。

  

                        

 

 ところで今朝日新聞に「語るー人生の贈りものー」として、仲代達矢が寄稿しています。その11回目がこれでした。18日の新聞記事です。映画「人間の條件」(全6部)に出たときのことです。私も昔映画で全部ではなかったけど一部分は見たように思います。

          

 

 こうやってみると命がけですね、撮影は。  

 この記事位の場面は最後の場面です。主人公梶が死んで、雪が人間の形をしたまま降り続くというシーンですが、本文ではこうなっています。

 

 「雪は無心に舞い続け、降り積もり、やがて、人の寝た形の、低い小さな丘を作った。」 これが原稿用紙3,000枚に及ぶ大長編「人間の條件」の最後の場面です。

  昭和38年6月15日初版印刷・同20日初版発行

 680円でした。 約1,050頁

 (三一書房の好意により刊行)とあります。そうなのです、この「人間の條件」を最初に発行したのは三一書房でした。10冊まではいかなかったでしょうがそのくらいの分冊で発行しました。

 この河出書房新社の「現代の文学」全43巻のうちの第33巻第2回配本が五味川純平の「人間の條件」でした。まあ今から見ると何と細かい字がぎっしりと詰まっていることでしょう。こういう本をいくら若かったとはいえ(高校の時に読み終えました)、よくも読んだものです。今ならまず無理です。こんな様子です。新書と比較です。

 

 新書の大きさで2段組、何とも小さいポイントの活字です。

 

       作者の五味川純平です。 

 この後「戦争と人間」という、これまた大長編を書いています。

  写真とこの自筆の文章はこの本の最初に載っています。

 

                 

 

                           

 書き出しです。 

 ここに梶と美千子の名前が出てきます。懐かしいです。私にとって「人間の條件」はまず第一に小説そのものであり、次にテレビということになります。高校生の時に読み始め一気に魅せられて読了し、圧倒され暫しことばが出ませんでした。

 それでこの本は永久に忘れられない本となったわけです。青春の墓碑銘といってはちょっと違うかな、でもそれに近いような圧倒的な存在の本となりました。いわばその後のいろんな考え方の原点となったと言っていいです。

 そしてこの本の解説を書いた竹内好、彼の存在を知ったのもこの本のお蔭でしょうし、大学に入ってから竹内好にのめり込み、そこから高橋和巳を知り、私の原型が作られていったといってもいいひとたちです。

   「これは重苦しい小説である。」

 話しは飛びますが、テレビ化された「人間の條件」のことを皆さんは覚えていますか。見ていた人はいますか。主人公の梶を加藤剛が熱演していましたね。奥さんの美千子役の名前は思い出せません。

 この女優でした。

 そして何よりもこのテレビの始まりに流れる音楽、ギター曲だったと思います。それが有名な「禁じられた遊び」のメロディによく似ていたのです、出だしの部分が。 当時私もご多分に漏れずにギターに興味をもちまして、初売りで何とか買って独学でアルペジオなんかも練習していました。

 同級生の中にギターの上手な人がいて、禁じられた遊びの楽譜をもらい、弾き方も少し教えてもらったような気もします。 「禁じられた遊び」と「梶と美千子の愛のテーマ」と言ったんじゃないかな、ともに静かに心に響くいいメロディでした。

  「月報」からです。

                 

 

 戦争法案から現代版治安維持法まで今国会で成立させようとしている安倍独裁政権の暴走は止まりません。 治安維持法に賛成の人が35%もいるなんて、治安維持法を必要とする説明に納得できる人が46%もいるなんて全く信じられません。一体何を考えているのか、そんなに権力が信用できると本気で思っているのでしょうか。騙され利用され搾取されているというのに・・・・。いつから日本国民はそんなにおめでたくなってしまったのでしょうか。一番心配なされているのは天皇陛下であり、天皇ご一家ではないかと思います。いわば平和の最後の砦が天皇家であるというのは何とも不思議な気がします。多大な犠牲を払った戦争で敗戦を経験しても変わったのは天皇一家であり、全く変わっていないのはいまの自民党の流れをくむ面々です。隙あらば戦前に戻ろうと虎視眈々と国民を欺き続けている。今の天皇を目の上のたんこぶと感じているのはかれら支配層でしょうし。


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