鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

ついに、この日が 広瀬川

2016-07-25 21:09:20 | 広瀬川

 きょうの最高気温は27.6度とか。 仙台としては久し振りに暑い日となりました。きのうの曇天がウソのようで、雲は多かったですが、「暑く、眩しい」一日となりました。

              (午前9時頃)

  

 きょうは7月25日で、考えてみると「投網解禁」までもうあと1週間もないのです。この頃は投網の人は以前ほど見かけなくなりましたが、でも竿派の私にとっては「投網解禁」ときくと”ぞっと”します。

             

 ましてやこの広瀬川は渇水といってもいいくらいの減水状態です。鮎はいないことはなく、友釣りをしていてもオトリ鮎の近くでジャンプしたり、憎たらしい行為をしてくれます。川底の石を食んでいる状態も見えたりもします。

 追い気はなくてもアユはいる。そういう時に投網と聞くと、どうしても””一網打尽””という言葉が脳裏をよぎります。精神衛生上も好ましくないですね、本当に。

 

 きのうは川に入らなかったので、きょうは天気にもよるが、できれば午前中に入ってみたいと思っていました。 第一のポイントは澱橋の上流の早瀬から平瀬のところです。 誰もいないところで、思いっきり鮎を泳がせてみたいと思った次第。

 3匹居たオトリ鮎のうち2匹は息も絶え絶えの状態で、使えそうなのは1匹だけでした。まあ、それでも澱橋の上流の平瀬なら何とかなるだろうと思いました。嬉しことに、幸い、入ろうと思っていたところには誰もいないようです。

 

 喜び勇んでそこを目指し、誰もいないので、心もそわそわして水中糸をつけ竿を伸ばします。 まずはこういうところからスタートしました。この瀬の中心よりは流芯の外側の緩やかなところを泳がせました。

       

  

 時々アユが跳ねます。ところがオトリ鮎にはアタックなし。こういう時はイライラしますね。掛かりません。釣り下ります。

           

 川底の石が見えます。アユはこれ見よがしに跳ねる。

 

 そしたら下流からひとりの釣り師が歩いて来て、追うかどうか聞かれました。まったく追い気が感じられないと言いました。 そしたらこの辺のアユはもう大きい鮎が釣り切られて、小さい鮎しか残っていないとのこと。

 ということはきのうの連中が午前午後と2,3人で粘って、採りつくしたということ?採りつくすということはないとしても、追い気のあるアユは根こそぎ掛けていったということは考えられます。

 下流の方で大きい鮎が掛かるようだと言っていましたが、きょうは下流へ行くのは断念して、いつもとは逆の動きをすることにしました。

 困った時の「美術館下」ですが、ここでもまったく追いません。跳ねるアユはいます。

 

 

さらに上流へ向かいます。いままでほとんど竿を出してはいないところです。ここは細かい岩盤の溝が縦横に走っているところで、ところどころにはいい石も入っています。

        

 こういうところで元気な鮎が掛かったら、堪えられないのですが、目印をひったくっていくアユの姿はありませんでした。

 

 

 そしてとうとう中洲の右岸側の本流へ。一昨日ですか、いい思いをしたところです。もうここに賭けるよりほかはありません。

           

 ここではアユが走りすぎる場面や平を打つ場面が見られました。見られましたが、オトリ鮎を追う野アユはいませんでした。

 

 9時10分から11時10分までの2時間自分なりに粘ったのですが、粘りはいい結果を生みませんでした。空振りに終わりました。 いままで広瀬川では全く掛からなかったということはなったのに・・・・(1回だけ、10分で根掛かりをして納竿したことはありましたが)

 まあ今の時期減水しているし、まいにち攻められ続けていればアユも警戒心を持つようになるでしょうし、もともとが数が少ないであろう広瀬川にとって友釣りは難しくなっています。どこかには居るのでしょうが。

 まあ、こういうこともあるでしょう、そのうちいいこともあるでしょう、そう前向きに考えようかなと思っていますが、やはりこの辺でひと雨が欲しい、いったん増水してからまた平水に戻ってくれれば、広瀬川の環境は大きく変わるのではないでしょうか。そうあってほしいものです。

 強い瀬で掛かるように、なんとかなってほしいです。 恥を晒してしまったきょう午前のアユ釣りでした。


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