鮎と戯れて・・・魚族に感謝

東北地方を中心とした短い夏のあまり多くない鮎釣りの記録。家族に感謝して。近くの広瀬川の環境等にも拘るも、オフは時事問題も

研ぐということ。

2007-05-06 23:16:39 | お知らせ

 昨日は家族4人で動物園に行った帰り、街に出て、インド料理店にてカレーのバイキングを食べてきました。一人1,500円でした。4種類のカレーをご飯やナンで楽しんできました。

 

 帰宅してから、午前中から準備してきた包丁を研ぎました。2種類の砥石を水につけて置いたわけです。

 包丁研ぎは、1週間早い奥さんへの感謝の気持ちと言うこともありますが、研ごうと思ったきっかけは、3日のニジマス釣りです。

 

 我が家では、ニジマスに限らず、鮎やアイナメもそうですが、私が釣ってきた魚は私がさばくことになっています。疲れて帰ってきたときは、正直辛いこともあるのですが、長いことそうしてきましたし、釣りに行かせてくれたことへのお礼ということになりますか。

 でも、本心では「釣ってきたぞ!おかずに出してくれ!」といって、あとは風呂に入り、ビールを飲みながら釣ってきたばかりの魚が料理されて出てくるのを待っていたい、そうしてみたいなあと思わないこともないです。

 

 3日に釣ってきたニジマス15匹。これでは家族には多すぎるので、近くに住む義理の両親にも持っていくつもりでした。いつもなら尾頭付きで持って行くのですが、少しでも手間暇を省いてやろうかという敬老精神で、塩をふって焼くだけにして持って行ってやろうと思い、自宅分と合わせ15匹全部をさばくことにしたわけです。

 うろこを取って、頭を切って、内臓を取り出すという一連の作業ですが、これが結構時間がかかったのです。15匹と言うこともありますが、出刃包丁が切れなかったということもあります。

 

 「手を切ったりするのは、切れ味が鈍っているからだ」というのは、亡き父のいつも言っていたことです。父は大工でしたので、家には大工道具一式があります。今はかなりさび付いていて、申し訳ないと思っていますが、大工の息子として、子どもの頃からのこぎりやかんな、のみには興味を持って子どもながらに木工に使っていました。だから他の人よりは、大工作業は上手だと思っています。

 小さいときは、一人で木や材木を削ったりして、船や飛行機を作ったものです。高校や大学に入ってからは、休みのときは父の仕事を手伝ったりもしました。決して嫌いではなかったです。いや好きでした。

 木の香り、かんなくず(鉋屑)やのこぎりのくず、全てが好きでした。だからといって、父の後を継ごうとは思わなかったし、父も全く望んではいなかったと思います。仕事が厳しいし、その割には儲からないし・・・。話しが逸れてしまいました。

 

 木を切ったりするのと同じくらい好きだったのが、刃物を研ぐということです。これは大きくなってからのことですが。主にナイフや包丁を研ぎましたが、砥石にも3段階がありまして、荒く研ぐ、中くらいに研ぐ、仕上げに研ぐということになります。

 仕上げ砥石になってくると、粒子が小さいですから、刃物と砥石のせめぎ合いというべきか、協調というべきか、水を掛けながら研いで行くと、砥石が磨り減っていきます。

 いわゆる研ぎ汁とでもいうのでしょうか、その臭いが何ともいいのです。堪らないくらい好きなのです。そして、ぴかぴかに研ぎ澄まされたあとの刃物の、あの臭い、吸い寄せられるようで、魅力に負けてしまいます。

 ということで、水につけておいた砥石を使って、包丁(出刃包丁と和包丁)を一生懸命研いだわけです。

 包丁は切れないと危険だ、危ないのです。切れるから安心して使えるのです、無駄な力を入れなくても済むからです。出来はまあまあですか。

 

 ついでに、かんな(鉋)の歯も研ぐことにしました。というのも、まな板の中央部分が磨り減ってくぼみが出来てしまっているからです。でもこれがなかなか大変なのです。しっかりとしたかんなをかける用具があればいいのですが、それがないと、まな板を平らにすることは大変です。かなり削らないと平らにはなりません。

 まず、かんなの歯を研いで、かんなにセットして削ってみました。切れました。削れました。納得です。

 

 というわけで、包丁を研ぎ、まな板も平らにして、奥方が料理を作りやすいようにしたというわけです。

 出刃包丁はもうかなりの年季の入った包丁となっています。

 長くなりました。39。


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