今日5月13日は「母の日」です。うちの奥さんも二人の子どもからプレゼントをもらいました。
長男からは、日傘・雨傘兼用の三段の折り畳み傘、次男からは南方が原産地の鉢植えの花(名前は分からず、よくみているのだが)でした。
喜んでいる奥さんを羨ましそうに見ている父親でした。果たして来月は???
今日は天気がよかったので、午後から川に入ろうかなと思ったのですが、風が強くなり諦めて、テレビで野球と映画を見ました。
野球はもちろん楽天VSオリックス。映画は「always三丁目の夕日」。野球を見てから映画となったので、全部は見られなかったですが、一番いいところはばっちりみられました。後半の40分くらいか。
野球はどういうことでしょうか、青山が何となんとナント、完投以上の完封をしてしまいました。いくら相手が最下位のオリックスとはいえ、入団2年目の青山が淡々とというか飄々と、あれよあれよというままに回は進んで、完封までしてしまいました。
これで楽天の若手投手陣は永井・青山・田中と3人が揃い踏み、3本の矢が纏まれば折れません。苦労しながらも何とかいい方向に行ってくれるのではないでしょうか。そう願うばかりです。
ベガルタ仙台も3-1で草津に勝利し、ほっと一安心です。
「always三丁目の夕日」は昭和30年代の東京を舞台にした映画ですが、とっても感動的な、涙なしでは見られない映画でした。日本映画専門CHでは今月6回くらい放送することになっています。
金持ちの社長の父親にもらわれていったけど、付いて行くのをやめた古行淳之介が、後悔して後を追いかける茶川竜之介と出会うシーンは圧巻です。
とくに淳之介の演技、押し戻されても押し戻されても竜之介にすがり付こうとする淳之介、無言の演技でしたが顔の表情のなんと素晴らしかったことか、感動の名場面です。
①アメリカの大統領は、戦争を行う時、「これは自由と民主主義のための正義の戦争である」と必ず主張する。リンカーン大統領以来の伝統である。正義の戦争は必ず勝利する、いや、どんな犠牲をはらっても勝利しなければならない、という信念は、アメリカのDNAといっていいくらいに、アメリカ人の頭のなかにたたきこまれているようだ。
②「民主主義の戦争」は勝つし、勝たなければならない。そのために、どんな犠牲を払ってもかまわない。無差別爆撃も、原子爆弾の投下も、勝つという目的のためには正当化される。相手が無条件降伏するまで戦うのである。
③イラク戦争批判が高まったのは、まさに戦争がうまくいっていないからであった。イラク戦争そのものが間違っていたのではないかと考えるアメリカ人が増えていることは確かであるが、戦争がうまくいきさえすれば、その大半はすぐに戦争支持に傾くはずである。大統領にも国民にも、「正義の戦争」という神話が、呪縛のように、インプットされているからである。
以上のことから、読者の方は何を思い出されますか。何を言っているのか分かった人はいますか。なぜそうなったのか、何がそうさせたのか、①から③を読んで分かった人はいるでしょうか。
①から③までの抜書きは、内田義雄著『戦争指揮官リンカーン』(文春新書・860円税抜き)からです。
南北戦争のことは、名前は知れわたっていても、意外と詳しいことは分かっていないと思います。その意味からも是非とも一読されることをお勧めします。
何といっても、南北戦争の死者の数は、62万人なのです。62年前の第二次世界大戦でのアメリカ軍の戦死者は40.5万人で、南北戦争の戦死者はその1.5倍なのです。
次に多いのが、第一次世界大戦で11.6万人、ベトナム戦争では5.8万人、朝鮮戦争は3.7万人です。いかに南北戦争が悲惨な戦争だったかが、数字上からでも想像が出来ます。
著者は、「アメリカの戦争の原型を南北戦争に見ることができる」と考え、戦争の推移を細かく見て行きます。
「南北戦争は前例のない凄惨な戦争となった。その結果が、二度と戦争は嫌だ、というのならわかる。ところが、その逆だったらしいのである。アメリカ人のあいだでは、戦争嫌いになったというよりは、麻薬のような戦争の魅力にとりつかれた人たちの方が多かったようなのだ。」と言っています。
アメリカを理解するためにも、一読の価値はあると思います。これがアングロサクソンの実態なのです。