今日で、沖縄が日本という本土に復帰して丁度35年を迎えるとのことです。
戦後62年を迎えるというのに、日本国内(沖縄)に、まだ埋葬されない『遺体』が何千体とあるそうです。それが日本の現実なのです。
恥ずかしいことではないですか。情けないことではないですか。
『遺体』をほったらかしにしておきながら、戦後レジームからの脱却だと言っているおめでたい愚か者が政権を握っている。世界に対する恥さらし以外の何ものでもありません。
その舌ったらずの愚か者のお先棒を担いで、日本軍による島民の集団自決の強制はなかったと、教科書を書き直させる文部科学省。
沖縄のことをはじめて身近に感じたのは、高校のときに同じクラスの生徒が一人で沖縄に行ったからです。
その時は日本人だからといって、自由に沖縄には行けませんでした。「沖縄占領軍の入国許可」が必要だったのです。お金も日本円は使えなかったのではないかと思います。
そういう事実を知ってから読んだ、中野好夫の「沖縄問題二十年」(岩波新書)は、戦後の沖縄の歩みを知らせてくれました。衝撃でした。沖縄に全ての負の遺産を押し付けて、本土だけが戦後の復興を謳歌?してきた現実。日本はまだまだ”アメリカに占領されている”と思いました。
大学のときは、学生寮に沖縄からの特待生というのでしょうか、「あわごん云々」という名前の先輩がいました。自由に本土の大学に入れたわけではなかったのです。
沖縄にはじめていったのは、今から8年位前ですか、夫婦で行きました。レンタカーを借りて、本島を一周しましたが、びっくりしたことがあります。
運転が意外と荒いなということもありましたが、一番は”米軍基地の大きさ、広さ”です。それがはっきりと分かったのは、レンタカーにカーナビがついていたからです。
米軍基地が中心にデンと居座り、道路はその端を申し訳ないように走っているのが現実でした。国内の米軍基地の四分の三が沖縄に集中していて、沖縄本島の土地の約20%を占めているというのです。
私は思います。沖縄の今後は本土の政府に頼ることなく、日本から独立することです。形式的には出来なくても、精神的に独立し、日本政府にもアジアの一国家と同じように接するのです。外交するのです。
そのためにも、東南アジア諸国との物質面はもとより精神面、文化面での交流を活発にするのです。
もともと琉球国家は日本とも中国とも貿易をして繁栄してきました。そういうDNAは今も健在なはずです。
そして我々本土の人間は、沖縄の独立を物心両面から応援、支持しましょう!!