今日の最高気温は22度を超えたとか。本当にいい天気でした。川に入っていても、水はまだ少し冷たいのですが、体はほとんど寒さを感じませんでした。
午前11時頃自宅ですっかり準備して河原へ向かいました。「天平本流75-80」を持ち、スリムウエダーを履いて。
堤防に上がって、澱橋を見てびっくり。何となんとナント橋のたもとには車が一杯駐車しているではないですか。今まではこんなことはありませんでした。一体誰のどんな風の吹き回しか??
その後H・Oさんとの話しから、漁協が行政に掛け合って河川敷に車を入れさせたようです。
というのも、今年からニジマスの放流は澱橋ばかりではなく、上流の賢淵(牛越橋の上流)でもニジマスを放流することにしたが、なぜここを選んだかというと、ここだけは仙台市としては珍しく河川敷に駐車ができるようにしていたためだそうで、それなら下流の澱橋でも駐車できるようにしたらどうかということで、車を入れたようです。
しかしながら、放流箇所が増えたので、放流量が増えたかと言うとそうではないようです。本来なら澱橋に放流する分から分けて、賢淵の方に放流したらしいのです。ということは、いつもよりは放流量が少ないと言うことになります。
そのせいだったからか、車はおおかったですが、釣り人も例年ほど多くはなかったです。ニジマスが少なく、人も少なければ、一人当りの釣果数は変わらないということになりますか、どうか。
澱橋下流右岸に渡りました、上流の岩盤を左岸から渡って。先に来ていた高齢の釣り人が二人いました。こちらからあいさつして、それからは雑談というか釣り談義、漁協組合の悪口が多かったですか。気さくなお年寄りで、釣り暦40年とか言っていました。
今年はどうか分かりませんが、去年ですか、ここにニジマスを放流したとき(正組合員?が中心となって10時前に放流するようです)、全部を放流することはせずに、自分たちの取り分を持ち去ったと言うのです。情けないと言うか、恥ずかしいというか、こういう組合です。
その後、H・Oさんがやってきて、そのお年よりも入れて三人で組合のこと、広瀬川のこと、鮎のこと等を話して、時間つぶしをしました。
11時45分ころ、川に入っての場所取り。自分の釣り場所を確保する、連れそうなところに確保することがこの釣りでは絶対必要です。
放流されたニジマスは集団で回遊します。回遊しながら下っていきます。今までの経験では、下流の右岸側が一番釣れるようなので、できればそこに入るようにしています。
隣の人との間隔は3~4メートルしかなく、とても竿一本分の間隔は無理ですが、そこは阿吽の呼吸で、和をもって尊しとなす精神をもち、上流側の人の浮きや目印が流れてくれば、それを引き戻すのを待って、自分の糸を振り込みます。
誰も釣れなければ、皆同じような動作をすることになりますが、上流や下流の人が釣れたりすると、手元に寄せて取り込み、再度振り込むまでは動きが少なくなりますので、その時は堂々と下流側の人の前まで糸を出すことができます。
12時、釣り開始。私はここではいつも浮き釣りです。第一投め、着水、緩やかに流れていくうち、ピコピコという感じで浮きに当りがあり、軽くあわせたところ、激しく強い抵抗がありました。ニジマスの引きは強烈です。これが堪りません。この感触を味わいたくて竿を出すわけです。
私が一番先に掛けたことになりました。しかし、ハリを飲まれてしまい、なかなかはずせなくて、結局ハリの交換をすることになり、折角一番に掛けたのに、遅れをとってしまいました。このときには他の釣り人も掛けていました。
どういうわけか、今回は合わせが遅いのでしょうか、飲み込まれてばかりいて、一体何回ハリ交換をしたでしょうか。加えて、1時間位したときに浮き止めのゴムが壊れたのか、浮きが流されてしまいました。
それからはいわゆる脈釣り、目印による釣りに変更して、ニジマス釣りを楽しみました。
結局は15匹の釣果でした。最大で27cm(もっとあるかなと思ったのですが、意外と実測は厳しいのです)、小さいのは23cmくらいですか。家族分釣れればOKという気持ちで、竿を出したので満足です。
上がったのは2時半くらいです。2時間半で15匹とは、ちょっと少ないですが、家でさばいて(うろこ、内臓をとり、頭も取って)、近くの義父母にも持って行きました。
まあ、二時間半強い引きを楽しむことができてよかったです。でも下手だなあとつくづく思います。旧Z5の連中も5,6人も来ていて、さすがよく釣ります。渓流釣りをやっているだけのことはあります。
そうそう、釣りの間に人助けもしました。おぼれたお年寄りを助けました。釣り開始前にいろいろ話をしたお年寄りですが、右岸のへチ近くで滑ったのでしょう、転んでしまいました。
深さは膝上20cmくらいのところですか、深さからいってもおぼれることはないだろうと思って見ていたのですが、渓流用のスリムウエダーのためか、両足が浮いているためか、なかなか起き上がりません。
起き上がれないのですかと聞いたところ、そうだというので、竿を草むらにおいて助けに行きました。(すぐ近くには、似たようなお年寄りが釣りをしていたのですが、何もしようとはしませんでした。)後ろからがき抱えるようにして、何とか立たせることができました。
スリムウエダーはやはり転ぶと怖いですね。水が入って空気がつま先の方に行ってしまうと起き上がれなくなる。気をつけないと。
その人を護岸まで連れて行き、ウエダーを脱がせました。びっくりしたのは、ウエダーの靴底にフェルトが張ってないではないですか。これでは滑るはずです。取れてしまったといっていました。片方にはついていましたが、それも今にも剥がれそうなふるいフェルトでした。危ないことこの上もない。年上ではありますが、諄々と説教した次第です。
お礼にドリンクとジャムパンをいただきました。暖かい日だからよかったものの、ずぶぬれになって、風邪を引いて肺炎にでもなったら大変です。
長くなってしまいました。冗長ですみません。いつものことですが。
写真は、さばく直前のニジマスです。