のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング ボランティア 時々花と金魚

気付かれず 別れを告げる その前に  君死に給うこと無かれ

2018年03月16日 08時44分52秒 | うたごえ

テーマが重いからと眼をそむけてはならない 毎年 日本の都市が一つづつ消えて行くような事態が続いているのだ

もし 24000人の命が一瞬に失われる戦争だったら 世界中 驚愕と哀しみに包まれるだろう

今 この時間も そして この一日だけでも65名の方が 毎日 どこかで 哀しい別れを告げている

 

年間の自殺者の数である 世界の中でも 日本は際立って多く この対策の強化や 人のつながりが更に求められる

今月は 自殺防止月間で 昨日の てんがらもんラジオ でも保健師の 児島淳子さんが実態を語っていた

若い年齢での死因第一位が自殺であることが哀しい 一度は死にたいと思った人は 全国でも4人に一人のデータもある

 

 

要因は 失業 生活苦 多重債務 過労 そして人間関係 いじめ や パワハラもあろう

いずれも 追い詰められた末の死である この中でも 死にたい 生きたいと葛藤していた方も多いと思う

この時点で 何か救いの手を差し伸べられないか この方たちが相談する人の存在 頼れる場所が欲しい

 

八王子市の取り組み

 

各自治体でも この月間に多くの方たちに 一人で悩まないで どうか 相談に来てと訴える

身近にも もし そんな方が見受けられたら 悩みを聴く 相談窓口を紹介する 自分では無理なら誰かに依頼する

私たち世代も 一度や二度 悲痛な選択を考えたこともあろう せめて 現実は知って欲しいと切実に願う

 

 

名古屋市の取り組み

 

てんがらもんラジオ ここから聴けます

http://www.ustream.tv/recorded/113618800

 

 

ブログでも 仲間たちにも 話して居ない悲痛な過去が私にはある これも 今 話したいと思う

私には弟が居た 彼が33歳の時だった 当時 私と一番仲が良い兄弟 まだ幼い私の子どもがいる家に良く遊びに来た

ドライブに連れて行ってくれたり 私と七福神参りをしたり 時には正月の 富士山が良く見える三つ峠などを登った

 

父母と同居しており その父母が旅行に行っている間に 自殺をしてしまったのである

理由は分からない 遺書を書き出していたが 乱れて読めずに何行かしかない

何だったのか せめて私に相談が出来なかったのか 悲しいけれど悔しく 告別式では号泣してしまった

 

親にとっては 子が先立つほど哀しいことは無い 私以上に 辛い人生がそこから始まる

姉が胃がんで亡くなってから 何年もしないでのことだった

本人は 辛い現実から逃避出来て良いだろうが もう一人の姉は親不孝者だと泣いていた 私も そう思った

 

父母は 哀しみを紛らわすために 描いたことも無い水彩画を始めて見たり 讃美歌以外の歌も聴くようになった

それは少しでも 弟の世界を知りたい 近づきたいと思う切ない気持ちであることが私にもわかる

親は死ぬまで 哀しみの十字架を背負って生きて行くしかないのだ そんな父母をずっと見てきた

 

私の胸の中にも バカやろうと思う気持ちと 弟がギターを始めて好きだった 知床旅情 では 涙が溢れる

私も ピアノがようやく弾けるようになってきたので 一緒に弾いた曲でもある

告別式で歌う 讃美歌の 真白き富士の根 弟の時も 父母も姉も みんなこの曲で送った 切ない曲である

 

君死に給うことなかれ・・・・

 

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コメント (9)
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