猫とおかちゃと月光仮面    のんびりふんわり自然農

~田舎でのんびり自給生活…のはずが
    無農薬、無化学肥料の自然農。猫の手借りたい時もある~

ゴマの調整

2015年07月09日 | 自然農
農作物は、育てるのも大変やけど、収穫した後がもっと大変ゆうもんが多い。

トマト、キュウリ、大根、菜っ葉類なんかはええよ。
漬物にでもせん限り、畑からとって来て洗うたらそのまま切ったり煮たりしたらええ。

けど、豆やお米や麦、お茶、野草の類は、刈り取って来てからが手間かかる。
何日も干したり取り入れたり、脱穀したり、選別したり…。

春から秋は、毎日の畑仕事に追い回される。
収穫物は最低限の処理だけして、あとは冬まで放ったらかし、てことがほとんど。
せやから正月も、おこたに籠りながらせっせとモミや玄麦の選別作業にいそしむことになる。

去年、初めて挑戦したゴマ栽培。
ぎょうさん実ってくれた。
で、脱穀まではなんとかできてたんやけど、そのあとが手つかず。
これ、細かすぎて唐箕かける勇気なかったし。

ちょびっとだけ仕上げて大事にちびちび使こうてたんやけど、それも使いきってしもた。
雨で畑に出られへん今のうちに、ちょっとでもやっとこか。

ゴマは、二種類の篩を使こうて選別していくらしい。
けど、そんな篩、やたら高い。
しゃあないからうちにある篩と、100均で買い足した篩とで代用。

まあ、大きなゴミはこれで十分取リ除ける。
せやけど、ゴマ粒の中にはまだ、屑みたいな埃みたいなもんがいっぱい混じってる。
これをどうやって取り除くか。
ドライヤーの風当てて、ゴミだけ飛ぶかやってみたけどあかん。
何も飛べへんか、ゴマも飛ぶ。

唐箕はなあ。
悲惨な結果になりそうで、使いとない。
ドライヤーも唐箕も使わんとできる方法はないもんか。

脱穀したゴマを、深めの発泡トレーの中に入れる。


これをゆさゆさガサガサ揺らした後、中のゴマをそっと別の器に移す。

発泡トレーに、ごみ屑がくっついて残る。


このごみ屑をブラシで払い落としてきれいにした後、さっきのゴマを戻し入れる。


トレーごとゆさゆさガサガサ後、ゴマを出してトレーのごみ屑を払い落し、またゴマを入れ……。
この作業を7~8回繰り返す。

トレーに残るごみ屑が少ななってきたら、ゴマを白い紙の上に適量ずつ移して、今度は自分の目と指でごみ屑を取り除いていく。

左が、選別前のゴマ。右が、選別後のゴマ。上の黒っぽいのが、取り除いたゴミ。

深こう考えたら気ぃ狂いそうな作業やけど、うちの猫どもは結構喜んでるみたい。
久し振りにじっと座ってるおかちゃの膝に乗って、ゴロゴロゆうてる。

完璧にきれいなゴマ食べられるし、猫は喜ぶし。
ま、いっか。



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