昨年暮れから手を着けて、途中寄り道ばかりでしたが、やっと最終回です。
ウェザリングは昨日の作業の後、くどい部分を溶剤綿棒で取り去ったり馴染ませたりしつつ、若干スミ入れを追加し、一番最後に汚し目的のドライブラシをバフ（タミヤエナメル）で久しぶりに実行。
この垂直な防盾まわりの耐弾性は問題ないのでしょうか？、車長用パノラマサイトも被弾率が高そうな・・・。
現用繋がりでレオパルド2A5との比較。
こんどは湾岸戦時のチャレンジャーⅠと。
こうなるとなんかM1A2なんかも作りたくなりますが・・・。
3/14：アップ漏れだった写真を追加しました。
本日のBGM
考えるにBGMってのは案外難しくて、基本聞き流せるのが良いのかもしれませんが、
でも、そればっかだとつまらなくなってしまいます。
少しだけ尖ったくらいで良いのかもしれませんが、尖り方が難しい。
その点においてはチック・コリアは安心できるというかネガティブ感ゼロというのが凄い。
なんとも過分なお褒めのお言葉をたくさんいただき、ありがとうございます。
今回は油彩をメインに使ってみたのですが、油彩の良さを今一つ生かす事ができませんでした。
油彩の扱いはhajimeさんに遠く及びません（汗！）。
窪みの埃みたいなのは毎度ながらのパステル混合エナメル溶液ですが、今回はパステルの混合量をだいぶ少なくして全体をウォッシングするのは止めてピンウォッシュだけにしました。
＞スカート部分の泥はね、特に下部のウエザリングは「ああ、こういう風になるだろうなあ」と納得の処理でお見事です。＜
ありがとうございます。でも実際の汚れがどうなるのか・・・泥の撥ねる方向なんかをイメージしてみるのですが、説得力を持たせるのはなかなか難しいですね。
毎回手探り状態ですが、あまり考え過ぎないようにもしてます。
＞こうなったらエイブラム戦車も行ってみましょう。＜
行っちゃうかもしれません。お小遣いが問題ですが・・・（笑）。
激しい演習明けの雰囲気なんでしょうか、車体の窪みへの微妙な埃汚れの処理が見事です。
なかなかこんな風に自然な感じにするのは至難の技ではないでしょうか。私には多分無理です。
チーフテンもそうでしたが、スカート部分の泥はね、特に下部のウエザリングは「ああ、こういう風になるだろうなあ」と納得の処理でお見事です。
こうなったらエイブラム戦車も行ってみましょう。
と軽く言ってしまってすいません。
いつも、ありがとうございます。
＞スカートの後部側面に付いた、何かに擦れたような跡がイイ！＜
お気付きいただいて、ありがとうございます。ここに気付かれるのはマニアの証です（笑）。
レオ２などの演習中の動画を見た時に履帯が巻き込みながら前方に飛ばした泥水がこんな具合にスカートに付いているのを見て、それが乾くとこんな感じかなという想像でした。
動画ではもっと大きく派手に汚れておりました。
＞その近未来的なスタイルは抜きん出ていますしとても魅力的です。＜
そうですね。スタイルだけでなく、歩兵部隊を含めた戦闘情報のリアルタイムな共有システムとか凄いものがありますよね。
一方でそんな高度なコンピューターシステムのサバイバビリティーはどうなんだろう（少し被弾しただけでシステムダウンしないのかな？）とか興味は尽きません。
＞思えば昨年の歳も押し詰まってから始められた、ロングラン製作でしたね。＜
でも浮気と寄り道ばかりしてましたので、実際の制作時間は一番短ったかもしれませぬ。
＞これで年度繰り越しは無しです、＜
はい、ちょっとすっきりです（笑）。
＞コマンダーをもうちょっとアップで拝見したかったです、＜
申し訳ございません。今使ってるバカチョンコンデジの場合、フィギュアを撮ろうとすると背景の他の部分にピントが合ってしまい、うまく撮れないのです。
実はそれを言い訳にして、フィギュアは手を抜いているという噂もあったりしますが・・・（笑！）
ルクレール、完成おめでとうございます。
スカートの後部側面に付いた、何かに擦れたような跡がイイ！ここチョーあるあるのリアルさです
流れた土埃の後もいい感じ、全体がいいイメージで汚れていると思います(^^)
流石に西側戦車ではもっとも新しいだけあって、レオⅡやチャレンジャーと比較しても
その近未来的なスタイルは抜きん出ていますしとても魅力的です。
これも作っていればこそ、どうしても比べたくなりますよねぇ～
思えば昨年の歳も押し詰まってから始められた、ロングラン製作でしたね。
これで年度繰り越しは無しです、とここは勤め人風感想（笑）。
個人的にはコマンダーをもうちょっとアップで拝見したかったです、
素敵な作品をありがとうございました。
＞現行の戦車もカッコいいですねぇ。ウエザリングもばっちし。＜
ありがとうございます。でも、世界がこんなになっちゃってるのでちょっとだけ複雑な心境でもありますが、でもだからと言ってカッコイイと感じてしまうのを否定したくはないですよね。
現用兵器にウェザリングを施すと生々しくなるので、それを嫌う人も多いのかもしれませんが、私は敢えて生々しくなる方を選びます。
＞飛行機物も今は現行機に手を付けてないですが一度は作ってみたいと思います。＜
私もF-16をはじめ現用ジェットを少しですが積んだままになってます。
早く作りたいなと思うのですが、ついAFVに手が伸びてしまい・・・（笑）。
いつも、ありがとうございます。
＞第二次大戦中のような各国の個性がなくなってきました。＜
確かにその通りで、強烈な個性こそ無くなりましたが、それでもよく眺めると・・・レオポルドはやっぱりドイツという形ですし、チャレンジャーⅠ、Ⅱもやっぱイギリスだよねという形に見えくるのが不思議です。
基本、効率が最優先なのが兵器ではありますが、その「効率」という部分の解釈が違うという事でなんでしょうね。
＞このようにご自分の個性、作風を確立されて表現できるとううことは本当に素晴らしい事だと思います。＜
ありがとうございます。でもそこまで「作風」を意識する程の余裕は持ってないのが現状でございまして・・・（大汗！）。
基本は今のところ行き当たりばったりの成り行き主義でもあり、あまり縛られずゆる～く楽しくやって行ければそれが一番だと思ってます。
＞道路脇の建物の影で待ち伏せして、横から砲撃している場面がありました。＜
えっ、そんなリアル映像が出回っているんですか？凄い世の中です。でも基本となる戦い方はそんなに変わるものじゃないんですね。
私は現代の歩兵用火器（対戦車ミサイルと対空ミサイル）の精度と威力の凄さに驚いています。ほんの数時間の訓練ですぐ使えるというのも驚きです。
ま、でも、ウクライナが奮戦するほどにニュースを見ているのが辛くなってしまいますよね。
かと言ってプーチンの暴虐に簡単に屈して欲しくもなく、複雑な心境であります。
21世紀になっても理不尽で溢れているのが世界の有りようなんですね（残念）。
嬉しいコメントをありがとうございます。
でも行き当たりばったりで、チャランポランなやり方してますので、その分割り引いてご覧いただければと思います（汗！）。
>過程は分かっても、真似のできない高いクオリティです。<
ありがとうございます。そんな風に言っていただけると、嬉しさ100倍です（笑）。
＞凹部に残る乾いた泥など、見どころ満載ですね(^^♪＜
実際の汚れ方がどうなるのか、工事現場の建設重機などから類推したり洗車してない車の雨だれがどうなって行くのかとか観察するのが癖になったりします（笑）。
でも、実際は過剰な演出になっている事が多いのだろうと思いますが、それそれで良しとゆるく考えてやってます（笑）。
現行の戦車もカッコいいですねぇ。ウエザリングもばっちし。大戦期の折れて凹んで錆びての味もいいですが現行の洗練されたフォルムと使用感を演出作成するのもいいですね。飛行機物も今は現行機に手を付けてないですが一度は作ってみたいと思います。
現用の戦車は低く広く長く、似たようなデザインになるのは必然なんでしょうね。
第二次大戦中のような各国の個性がなくなってきました。
戦闘機や軍艦なども似たようなフォルムになってきていますが、同じような理由なんでしょうね。
そんな中で、今回のお写真を拝見していて仕上がりの素晴らしさと共に「作風」ということを痛感いたしました。
多分、別々に観ても「きっと同じ作者の作品ではないか」と思えるくらい共通の作風を感じます。
このようにご自分の個性、作風を確立されて表現できるとううことは本当に素晴らしい事だと思います。
この作風が今後も進化し続けるのだろうと思うと凄く楽しみです。
話は変わりますが、ウクライナでのロシアとウクライナの戦車同士の戦闘映像（空から撮った動画）を観ているとウクライナに侵攻してくるロシア軍の車列（殆どが戦車）をウクライナ軍の戦車（多分）が道路脇の建物の影で待ち伏せして、横から砲撃している場面がありました。
今でもこういう戦い方なんだと驚きました。
ウェザリングの過程を順に掲載してくださったので、「なーるほどなあ」と思うことしきりでした。
でも過程は分かっても、真似のできない高いクオリティです。
凹部に残る乾いた泥など、見どころ満載ですね(^^♪
＞どうやったら筆だけでこの様に塗装できるのでしょうか。＜
それは筆にも色々あるからです（笑）。冗談のように聞こえそうですが、ほんとです。
最近は迷彩柄などのボカシ用途だけでもケースバイケースで太さや毛質など数種類を使い分けたりはしておりますので・・・。
＞埃だまりや雨だれの跡もイイですね。
ドライブラシも効果的だと思います。＜
ありがとうございます。でも、少し修正はしたのですが、まだまだわざとらしさが残ってますので、今後の課題満載でもあります（汗！）。
どれも同じに見えてしまうとの事ですが、基本構造がどれも同じなのでそれも当然かと思います。
ディテールの相違を面白がっているのは私のようなミリオタだけですから（笑）。
＞貴殿の作風が良く表れた作品に仕上がっていて、ウェザリングも素晴らしいですね。＜
ありがとうございます。自己満足が目的だとは言え、逆にそれだけに、そう言っていただけると救われます。
＞どちらも貴殿のオリジナリティに満ちた作品だと思います。＜
オリジナリティーに見える部分は多分に筆塗りに負う処が大きいのだろうと思います。
みなさんが普通に行っているシャドウ吹きのような技法が不可能なので、陰影をどう加えて行くかという事ばかり考えてます。なかなかうまく行きませんが・・・（笑）。
＞私も某男氏一押しの写真に一票！＜
ありがとうございます。今後はもう少し写真のアングルをよく考えて撮影したいと思います。
今回も含め近頃はライティングに気を奪われてアングルが御座成りになってしまってるので、ちょっと反省です（汗）。
ルクレール完成おめでとうございます。
どうやったら筆だけでこの様に塗装できるのでしょうか。
凄いです！
埃だまりや雨だれの跡もイイですね。
ドライブラシも効果的だと思います。
拘っただけのことは有りですね。
参考になりました。
フランス戦車って殆ど縁がないのですが、最新鋭戦車を並べた画像を拝見して、どれも殆ど同じに見えてしまうのは、現用戦車に疎いからでしょうか？（よく見るとかなり違ってはいるんでしょうけどね。）
貴殿の作風が良く表れた作品に仕上がっていて、ウェザリングも素晴らしいですね。チーフテンとは違ったウェザリングだと言う事ですが、どちらも貴殿のオリジナリティに満ちた作品だと思います。（猿真似作品が多い中、個性があって良いと思います。）
私も某男氏一押しの写真に一票！
いつもありがとうございます。
＞スタイリッシュなフォルムのデザインが近未来的な雰囲気を醸し出していますね。＜
確かにSF感のあるデザインであります、フランス製ですし・・・でもレオパルド２やチャンレンジャーに比べるとパノラマサイトや照準装置が被弾し易そうで、その分ちょっとひ弱く見えてしまいます。
＞そこに汚しというリアリティが加わって、現代の世界情勢の生々しい緊張感が感じられます。＜
おっしゃる通りで、生々しくなってしまうのを嫌って現用車両には汚しをあまり行わない人も多いようです。
でも、現実は現実として受け止める必要もあるかとも思い、私は生々しく作りたい路線で行きます・・・。
＞2枚目の視点からの写真が好みです。＜
ありがとうございます。写真下手の私には珍しくアングルが決まりました（笑）。
スタイリッシュなフォルムのデザインが近未来的な雰囲気を醸し出していますね。
そこに汚しというリアリティが加わって、現代の世界情勢の生々しい緊張感が感じられます。
書きながら何言ってんだかわからなくなりましたが。
2枚目の視点からの写真が好みです。
では。