なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

早春桜園のお楽しみ~京都府立植物園2020年1月下旬 (5)

2020-02-07 05:34:48 | 植物

暖冬といっても季節が一足飛びに進むわけではありません。
それでも三寒四温、二寒五温といった具合に、例年より早く春めいている気がします。
京都府立植物園のサクラ園には、前にもご紹介した秋から冬に咲く桜が色々。

その名もフユザクラや、


年中咲いているという噂のフダンザクラ(不断桜)。




エレガンスみゆきちゃんもまだ咲いていました。


今回初お目見えのカンザクラ。
(吹き降りの中望遠で撮ったのでヘンテコ写真ですが・・・)


てな具合でしたが、下に目をやると、驚くほど沢山の早春の野草の花が咲いていました。
当たり前すぎて、セツブンソウなどのように、山野草としてもてはやされているわけではありません。
それでも、美しさは遜色ないと思うのは私だけでしょうか。

コゴメイヌノフグリ(オオバコ科クワガタソウ属)


少し前まで東京の小石川植物園にしかないと言われていたのに、少なくともここ京都府立植物園では年々勢力を拡大。
今年はといえば、桜園の下の草地一面に白い可愛い花を咲かせていました。
サクラの木に寄り添うように咲く花・・・


もちろん、お馴染み、星の瞳ことオオイヌノフグリも。


ヒメオドリコソウや・・・


まだ花茎がのびていないミチタネツケバナ。
アブラナ科の白い花が初々しいです。


もちろん、ビタミンカラーのセイヨウタンポポも健在。


綿毛を飛ばしかけている株も・・・


桜の園にはどうしてこんなに沢山咲いているのか・・・
サクラを保護するため、木の下には人が入れないようになっています。
そのため、野草たちは伸び伸び過ごすことができるのかもしれません。

そうそう、桜界のアイドル、カワヅザクラの蕾ももう膨らんできていましたよ!


今年は暖かいと喜んでいたら、今週に入って寒い日が続いています。
開きかけた蕾もかじかんでいるのではないでしょうか。
こうして、結局は例年と同じころに、同じように咲くのでしょうね~
その日を待ちわびて・・・

(つづく)

【撮影:2020/1/25、1/31 京都府立植物園】



コメント (10)
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