甘酸っぱい日々

面白くても何ともならない世界で 何とかしようとする人達のために

SIX GUNS (16/7/23)

2016-07-23 23:30:00 | Weblog
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『SIX GUNS』
16/7/23(土) 21:30~
出演:ライス、しずる、サルゴリラ


しずる:米粒アーティスト
サルゴリラ:相談
ライス:人質

ユニットコント:『君がくれたもの』(村上作)
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本日はSIX GUNSへ。
毎回素晴らしいライブですけれども、今回はさらに、各コンビのネタも、ユニットコントも、濃かったなぁ。
本当に濃かった。いいライブです。

しずるは、米粒に絵を描くアーティスト。
導入の設定を聞いた後に「こういうネタかな?」と想像してしまって、
正直それをあまり超えられていなかったかなという印象。しずるには珍しいな。
しかし、仕掛けの巧みさはやっぱりさすがです。「茨城」という設定にもまた凝ってるんだろうなぁ。

サルゴリラは、相変わらずシュールで異世界感漂う空気感だったけれども、
そんな中で突然繰り出されてきた終盤のベタなボケに大笑い。
やりたい世界観は残しつつ、
こういうボケもちょこちょこ入れていったほうが、受け入れられやすくなるのではないかなーと思いました。
普段はシュール成分が強すぎる。

そして、ライスのネタは人質。
正直言って、今年ライスを見ていた中でトップクラスじゃないかなぁ、と思うほどのウケ具合でした。
もう、シーズンに入っているので言っちゃいますね。
今年はこのネタが見たい。このネタが赤坂BLITZで見たいです。どうか、どうか。
……とはいえ、小道具や表情が肝となってくるネタなので、
BLITZの広さに耐えられるネタかと言うと微妙なのですが。
でもさ、2014年に人質のネタやっていいところまで行った人たちが、
2016年にまた違う人質のネタやって決勝に行けたら、ストーリーとして完璧じゃないですか?
まぁそういう、私のような痛ファンの妄想は置いておくにしても、本当にいいネタだと思うのです。
関町さんの冷静なのに狂気的な役柄と、
田所さんのマンガに出てくるようなコミカルなキャラクターの対比が素晴らしい。
導入でひきつけてからの最初の笑いの爆発。
起承転結の流れも綺麗だし、終盤にしょうもないダジャレを持ってきてスキを見せるところまで完璧。
ライスはいつも面白い。
けれどその上で、確変に入ったかのような爆発的な笑いが続く時があって。
今日はその、1年に数回のチャンスに立ち会えた感じがしました。
私、笑いの渦の中に入ってる、って思うんですよね。ライスが更にかっこよく見えるんですよね。
ライスを追いかけているのは、そういう、心が震える瞬間に立ち会えるからなのだよなぁと、改めて思います。


今回のユニットコントは村上さん作。
名曲「secret base」に乗せて、セリフなしのサイレント芝居で、青春の甘酸っぱいラブストーリーを展開
……と思いきや。音楽が消えて、本当は何を言っていたのかがわかると、
エロ・グロ・ブラックなんでもありのひどい話だったというコントでした(笑)
村上さんはとにかくこの曲に乗せて本気で良い芝居がしたかったそうで、
後半になってやっと笑いどころが入ってくるコントなのに、「後半いらない」と言い放っていました(笑)。
しかし、本当は前半は一切笑いを入れていなかったはずなのに、
ライスが女装で登場するだけで笑いが生まれてしまう失敗(笑)

でもなぁ、本当にいいコントを見せてくれて感謝ですよ……。
最近全く神保町の出番ないし、このメンバーのガチ芝居を見られることがなくなってしまったので。
特に、村上・児玉の殴り合いって、なんであんなに画になるんでしょうね。
サイレントなのに2人の気迫がビリビリ伝わってきてドキドキしました。
何よりも、こうやって、前半は笑いなしで、でも同じことやってるのに後半は笑いありっていうこの構造が……
もう、もう、テルニを思い出さずにはいられませんでした。
考えることはみんな、同じなんだなぁって。
テルニが恋しくなって、9期が愛しくなって、そしてちょっぴり切なくなって。
そして、関町さんの圧倒的主人公感。
この人の、主人公としての引力の出所は一体なんなんだろう。
見た目あんななのに(失礼・笑)、ストーリーの中心として動き出す時の説得力。感情を揺さぶられる魅力。
あと、後半の池田さんのキャラの強さ半端じゃなかったなぁ(笑)
淡々と狂ってる役が本当に上手い。



田所さんに謎のキャラが生まれるも4回で飽きられたことも含め(笑)、
大満足の楽しいライブでした。

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