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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

諏訪へ

2018-01-08 19:29:17 | 旅行記
お正月休みは善光寺と北向観音の両参り初詣を兼ねて諏訪方面を訪ねてきました。
諏訪と言えば諏訪大社。
全国25000社ある諏訪神社の総本社としても有名ですし、御柱祭は日本三大奇祭としても有名です。
間近でその御柱を見ながら、坂を下ることを想像すると、足がすくむわ、腰が引けるわ、なんともざわざわした気持ちになりました。

諏訪大社は全部で4か所ありますが、時間の都合で本宮と前宮のみの拝観でした。

本宮と、


前宮


簡単に説明すると、元々前宮があってその後本宮に引っ越したと聞きました。
誰に聞いたかというと、前宮と本宮の中間地点にある神長官守矢資料館の館長さん。

諏訪大社を語るうえでとても重要な守矢家。
私が語るにはおこがましいので、ぜひググってみてください。
ディープ過ぎる諏訪大社に触れることができます。


そして、私がなんでそんなディープな世界を知っているかというと、その資料館の設計者が藤森照信さんで7年前に一度見学に連れて行ってもらったんです。
かなり奇妙な建物なので、歴史的目線ではなく建築的目線で伺ったのが最初。

その時の写真がコチラ

(かなり奇妙な館内というつもりで写真を上げましたが、私の若さの方に目が行ってしまいました。)

それを家族にもぜひ見せたいと思い、ようやく今回実現しました。
加えて、この周辺には藤森先生の作品が建てられているんですが、これがかなりのジブリワールド

空飛ぶ泥舟


高過庵(右)と低過庵(左)

低過庵は昨年竣工したばかりなので、私も初めての見学。

ほんと絵本から飛び出したような建物が建っているんです。
高過庵においては、世界でもっとも危ない建物の10傑に入る作品。

もうディープ具合が半端ないんです。

そんな世界にどっぷり浸かると温泉にも浸かりたくなります。
伺ったのは諏訪湖畔に建つ片倉館


洋館の様な温泉施設でもなければ
温泉施設の様な洋館でもない。

本物の洋館で、
本物の温泉施設。


何が言いたいかというと、移築とかして温泉施設にしたとかじゃなくて、昭和3年創業時から続く温泉施設なんです。

完全にテルマエ・ロマエを地で行ってますが、
テルマエ・ロマエの撮影はまさにこの建物。

本物のテルマエ・ロマエでもあります。

しかも、この温泉施設。
建物が変わっているだけでなく、浴場そのものもかなり変。

浴槽の深さは1.1m
千人風呂の異名を持つ超巨大浴槽。
っていうかほぼプール。

そして、浴槽の底は玉砂利が敷き詰められているので、なんとも歩き心地がいいんです。

現在のお金に換算すると数十億掛けて建設された建物なので、とにかく豪華。
なのに利用料は¥650と普通の銭湯並み。

新潟に住んでいると諏訪方面ってあんまり接点ないかなと勝手に想像しちゃうんですが、かなり面白いです。
つくづく思うのが、新潟は長野の隣で良かったという事。

高速道路利用で4時間弱の場所。
かなりお勧めです。













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