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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-05(lab)】短い間でしたが、これから大変お世話になります。-快適な小さい家-

2017-06-07 18:56:45 | ministock-05(lab)
月曜日の検査写真です。

先週末、配筋の手直しを行ったので、週明けの月曜日に型枠の検査をしてるとは何事か?
一日で組みあがる型枠が自慢です!とか言っちゃうとハウスメーカーみたいな宣伝に聞こえなくもないですね。
ハウスメーカーが見向きもしないサイズの建物ですけど。

見向きもしない理由は小さすぎるから。
ハウスメーカーの積算システムに乗せたら、利益率がとんでもないどころか、マイナスになりかねない建物です。
それは、ある意味坪単価は限られた大きさにしか適用できなくて、あまり意味のない数字という事も言えます。

そして、ブログの内容と言えばダメ出しのお話です。
普通、いいことしか書かないのがブログのはずなのに、ダメ出ししか書くことがありません・・・

という訳でもありませんが、検査好きで正直者なので。

画像は基礎巾を図ったものです。
基礎巾は150mmです。

住宅金融支援機構の仕様書通り!
ですが、
私の設計は基礎巾160mm
なんと10mmも小さい。

原因は、

職人さんが一生懸命すぎるから。

これに尽きます。
ネイティブディメンションズは特殊な基礎形状の為、木製型枠での作業となりますが、木製型枠を押さえるPコーンという部材が締め過ぎると潰れちゃうんですね。

締め過ぎるというのは、職人さんががっちりした型枠を作ろうとするから。

その他、ありとあらゆる場所の寸法を測ります。







図面と同じかどうか。


これをしないと私が苦労して図面を描いた意味がなくなります。
描いて終わりでもないし、検査して終わりでもないし、建てて終わりでもないし、お引渡しして終わりでもないし。
ずーーっと続きます。

CAD上で線1本描いた時から私の責任が生まれます。
その責任があるので、ある意味最初から最後まで全部を自分の目で確認したいと頑固なところもあります。
(サラリーマンだと完全に失格の部類です)

まぁ、いいとして。

そして本日、基礎巾の修正を行いながら、アンカーボルトを取り付けてもらいました。

全個所幅を測って160mmを確認。

アンカーボルトもきれいに整列。


作業が終わっても、なお、職人さんはミリ単位の微調整を繰り返します。
職人さんもとっても頑固。



無事、ここまでたどり着きました。

そして、苦労して作り上げた鉄筋さんたちも今日でお別れ。
とっても短い出会いでした。

出会ったばかりなのに、コンクリートさんのところへ嫁いでいきます。


だから、私も一生懸命でした。
もう一生会う事もないでしょう。
ありがとう!!
忘れないよ。

なんの話?








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