
≪菖蒲の花≫(母の庭の菖蒲の花に惹かれた!日)清明祭の日、中国から伝わった伝統習慣で18世紀以降の習俗が頑強に生き残る。やんばるへ(一昔前までよく見られた沖縄の民家)長男を重んじる沖縄の習俗習慣にも陰りが伴っている現実である。かの「沖縄学」の権威、伊波普猷氏の家系が...
清明祭真っ盛りである。今年は母が亡くなって半年にもならない。それで清明祭はなかった。
この時期に咲きだす野生の白百合やグラジオラスの花が懐かしい。
5月になると伊集の白い花やアカシアの花が黄色に咲きほころぶ。
今年、母はいない。最近、脳裏に彼女のさわやかな表情が浮かんで
くる。彼女のために散文詩を、と、思いつつ時が流れる。父母が亡くなり、
故郷の風景が変わってきた。家父長制の習俗が空気の波になっている
と、感じる。印鑑の二字の重さがそこここにあり、これからの明日、時の
うねりもまた変わってくる。目先の課題で、時が暮れる。遠くから見えて
くる両目が脳裏から離れない。離れないBEING!BECOMING and BEING!
見えない見えてくるあなたにプレゼント!