安い古本を送ってもらって手にしたら、気になっていた事柄への言及があり引き付けられていた。図絵はあまりないが、化粧とか下着とか、髪型とか、身体所作とか、なるほど、近世近代琉球・沖縄に比較してどうだったのか、管理される女性たちの扮装、髪型から衣装から小物まで、歴史はすべて管理の視点からまた捉えられることに至る。日常の身体の管理も含め、身体所作もすべてが社会のヒエラルキーと文化の構築物だということが当然 . . . 本文を読む
(萌えの春!)
論文を書くために右往左往で、今頃あわてている。自身の力のなさに唖然としながらもあれも、これも、それもやらないといけないと、あたふた状態。
「沖縄演劇の近代化」(英文)「沖縄の伝統芸能と西欧受容」(英文)「男性中心沖縄芸能史の中の女性芸能者」(和文&英文)「辻遊郭、近代芸能、ジュリ」「大城立裕作品論」「沖縄演劇論 . . . 本文を読む
恨む比謝橋や 吾渡さと思て 情けないぬ人の 掛けて置きやら
切り絵は平野紀子さん!
序文は大城立裕氏です。
切り絵がステキなのでご紹介します。もちろん宮里さんの論集もいいですね。
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(芸者の美しい立ち姿、日本の美!)
遊郭の芸能か芸能の遊郭か?どっちだ?と指摘されてまだ深くことばで織り込めない日々、もう寄り道できない状況でまだ流動していてもと思いつつ、夏休みに取り寄せていた本を紐解いた。面白い。芸と性と社会の諸相、とりわけジュリ(尾類)と芸者の類似と違いについて以前韓国で開催された学会で発表したテーマが甦ってく . . . 本文を読む
(宮平敏子さんは美しい!)
辻の遊郭の女性たちの表情にエロスやセクシュアリティーの豊穣さが感じられない、と思うのは何故だろうか?タヒチの女性たちのあの朗々とした明るいエロスが感じられない琉球・沖縄の女性の表情である。純朴さは輝いている。戦前の沖縄の階級社会の色が背景にあり士族百姓の価値観の大転換の中にあった沖縄の人々の生活の貧困さが . . . 本文を読む
誤解を恐れずに言えば、裏街道こそ人生の活力源です。表だけの人生なんていうのはウソまみれ、愛欲の問題や世間体の問題、明と暗、光と闇、そんなものがいろいろに絡みあってモザイクのように織りなされている。それが人生です。
「所詮この浮き世は憂き世です。」
「われわれがつかの間を生きるこの俗世は結局は憂き世にすぎないーそこがわかるようになってはじめて巡礼に出かける気持ちになる。」
巡礼の心髄はやはり山 . . . 本文を読む
《『女はポルノを読む』は古くは『閑吟集』『梁塵秘抄』を歌ったり読んだ人々の感性にもつながるように思える。浮世、露の命である。人はエロスに恋に生き甲斐を求めた。ポルノグラフィーもフィクションとしては似たようなメディアかもしれない、などと思い、並べてみたが(^0^)》
守 如子さんのいわゆるポルノ文化への新しい視点の立て方は博論の構成の上でもまた、以前から気になって読んでいたキャサリン・マ . . . 本文を読む
中国のジェンダー&セクシュアリティーが気になった。冊封使を迎えた琉球王府である。辻、仲島遊郭ががあった。『中国五千年性の文化史』『愛と欲望の中国四000年史』はやや類似する。儒教の国のエロスはまた日本とも異なる表象。ヌードに対する西欧とアジアの違い。纏足、一夫妻多妾の国の類似性がそこにある。 儒教が肯定するエロス、家を相続するために男子を得るために妾を肯定した。妓女の存在。官女とも言う。宦官のエロ . . . 本文を読む
永井和の業績
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主たる著作(永井 和)
【著書(単著)】
『近代日本の軍部と政治』思文閣出版、1993, 2002
『青年君主昭和天皇と元老西園寺』京都大学学術出版会、2003
『日中戦争から世 . . . 本文を読む