志情(しなさき)の海へ

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今空手が熱い!ユネスコの無形文化財への登録をターゲットにしているが、時の勢いが凄い!

2023-09-07 23:27:49 | グローカルな文化現象
あらためて空手の歴史をひも解きたい。
沖縄空手の流派は、少なからず命運をもってそれぞれの流派の再興が待ったなしなのだ、と分かる。
 空手と芸能の関係も深い。琉球舞踊への影響は、少なからずある。空手舞踊も今人気中。
 辻の遊廓などと空手の親和感も歴史は長そうである。表の新聞や書籍はその辺の歴史はあえて触れないようだが、空手の達人と辻の美らジュリとの関係は戦前の新聞からも見えてくる。実際インタビューによって、ある空手流派の代表が美らジュリと再婚したことなど~、写真などの資料も残されている。
戦前の辻原は空手の試し技なり、格闘がなされたという。生れ武士のような闘いを挑んで力を競った歴史があったことも空手の文献から理解できた。
 沖縄を空手のメッカとする時勢の熱さは、今若者が芸能以上に空手道場に惹きつけられている状況が如実に示しているのだろう。
「近代空手史」ー世界に広がる空手の歴史ーについてまとめた中村顕の文書を見ると、「沖縄を発祥の地とする空手は今や世界に1億3千人の愛好家がいる」とのことだ。沖縄で育まれた文化の中で、これほど世界に広まっているものがない、という事も事実のようだ。空手家で大学で英語を教えているカナダ人やアメリカ人も何人か〜。
 琉球大の地域比較文化研究科の博士課程でカナダからきた女性空手家がうちなーぐちと空手のテーマで博論を書いていた。カナダ人だけではなく、またポーランドからきた学生も空手がテーマだった。それほど空手は注目されているのだということは、空手家と彼らの研究によって瞠目したのだが、あれから数年も経っている。
 個人的な空手体験は、アメリカの大学院時代に出会った。空手が心身の鍛錬や表現技法として取り入れられていたのだ。
ヨガや合気道も含め、空手はその呼吸法も闊達に受容されていた。
 あれから何十年も経っている。空手が世界無形文化財としてユネスコに登録される明日は近いのだろう。何かと不穏で先が読めないような時代に先が読めるような期待感を持たせてくれる空手である。


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