「国立劇場おきなわ」から送られてきたチラシの一部です!人間国宝の皆様方の古典音楽は味わい深いかと思います。独唱の「中村渠節」「二揚仲風節」など、いいね! 第二部に戦中・戦後をうたう 「軍人節・熊本節」「嘆きの梅」「二見情話」ほか、となっています。 戦後80年の祈りー戦時中、歌劇の中の民謡を歌って自らを鼓舞したと、吉田妙子さんは話していました。庶民の思い(うむい)を、しなさきを歌っているのが数多くの . . . 本文を読む
この作品は以前から人気があって、よく上演されてきたわけではなさそうです。平安山英太郎さんは、「親子鳥」「仏桑華」「義理の兄弟」「花の代」、他いい作品を残しています。また二枚目でかなり人気のあった役者でもあったですね。一人二役を東さんがどう演じるか、また「うびらじ」の俳優陣がどう松門さんの演出で従来と異なる味を出せるか注目です!ネットで以下のあらすじが紹介されています。あらすじ「瀬長城に双子の男児が . . . 本文を読む
つまり、琉球王府時代にはなかった漢字です。初出は、琉球新報発行前の渡辺さんの文献でしょうね。新聞は尾類を使い、伊波普猷も大っぴらに使いまくっています。沖縄学の父の功罪もありそうですよね。 現在研究者は、あえて尾類を使いません。じゅり、ジュリと表記します。かの山内盛彬さんも尾類は使っていなかった。ジュリです。 論文を読み直したい。 . . . 本文を読む
「首里城明け渡し」で明治政府による併合に反対した支那党亀川親方と、大和に恭順することが時勢の流れと、琉球の行く末を見据えた宜湾親方の議論は聞き応えがある。 結局首里城は明け渡され、尚泰王は松田道之らと共に船で東京に旅立つ。 どうもこの「東り立雲」は、その続編であり、「首里城明渡し」の中で亀川親方の家族の軋みが描かれるが、その後の消息がプツリと切れる亀川親方の行く末に焦点を当てた筋書きになっている。 . . . 本文を読む
創作舞踊に入選された方々の作品についての講評を読むと、審査員の方々がよく注意深く鑑賞し、選考したことがうかがえた。 まず大賞の島尻紀希作「遊びくぐつ」は満を持した創作舞踊への取組みに思えるほど、踊り手の上原崇弘(くぐつ師・人形遣い)と堀川裕貴(くぐつ・人形)の創作舞踊(振付)は安定した出来栄えで、かつコミカル、面白かった。背の高い上原さんとまるで実物の人形のような愛らしい堀さんの所作(振り)が、リ . . . 本文を読む
昨今は興味深いので、隔年毎のこの会は観ている。 自ら創作のアイデアを考えてみたいと思ったりするのは、表象の両性具有の要素が琉球舞踊に見られるゆえである。歌詞と身体表出、音楽の総合的な舞踊のリアルとは何か、実際に舞踊家と共に取り組んでみたい、などと久しく考えているが〜。 まず、物語のアウトライン、コンテ、琉歌、音曲の選択か作曲の依頼などから~。それと、新しい琉球歌劇の創作も、面白そうで、実現したい。 . . . 本文を読む
(紙面は琉球新報2月28日。この記事を書いた女性芸能担当記者は初歩的なミスが散見される新人記者のようだ。新報は芸能通の記者に担当させないのでしょうか。問題の記事をブログでUPしたいと思いつつ~。記事の中の「沖縄芝居は娯楽でメッセージ性は少ない」との発言は気になります。どの作品にも何らかのメッセージ(テーマ)があります。)なぜ、なはーとのホームページに試演と表記された朗読劇がこんなに高いのか、那覇市 . . . 本文を読む
(つぶやき的に書いています!プロデュースの成功は記念公演にも関わらずチケット代金を3,000円にしたことも一因かもしれません。後援会の皆さんはチケット販売や広告の収益も頑張っていますね。那覇市のなは―と小劇場の試演沖縄芝居翻案劇の朗読会が同じ3,000円です!)「花の代」は以前見た事があったのですが、とても丁寧な舞台で、見応えがありました。チケットはほぼ完売で、行列ができる記念公演になっていました . . . 本文を読む
丁寧な公演で、観客に分かりやすく、優しかったのは、良かった。貧困ゆえに老母と夫婦が生き延びるため、口減らしのために、赤子を土を掘って埋めようとしたら、何と土の中から黄金の羽釜が出てきて、里山の子の家族は救われ、裕福になり、首里王府から褒賞を受ける。そして組踊のパターンに乗っ取って踊ってもどる筋書き。高里風花さんの修士作品の練り直し舞台は、芸大有志の応援と、地元松田区の協力、宜野座村ガラマンホームと . . . 本文を読む
「黄金お羽釜 里川の子」の復元上演です。是非観たいですね。地元出身の高里風花さんが芸大在学中に復元した作品のようです。子供を土に埋めるという物語の流れはちょっと遠野物語のような怖さも秘めているのかと、気になります。組踊では赤子を捨てる場面が出てきます。老いた母親を助けるために赤子を捨てる場面が「大川敵討」に出てきます。赤子は筋書では助かるのですが、赤子より老母を選ぶことの是非も論じられていますね~ . . . 本文を読む