《7月真夏の庭のブーゲンビリア》
[OBK-ML 9150] シンポジウムの案内
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OBKの皆様へ
7/25 豊見山和行@琉球大より
夏本番ですが、皆様、御健勝のことと拝察致します。さて、下記のようなシンポ
ジウムを開催致します。多くの方のご参加と討議を期待しています。
本シンポジウムの開催趣旨は、およそ次の通り。今年は「復帰」40年に当たり、
春には早稲田大学で大規模な「沖縄学」のシンポジウムがありました。多種多様
なテーマの発表は「沖縄学」の広がりを感じさせる有意義なものでした。そのシ
ンポと直接的に関係するものではありませんが、主に沖縄で地道に/地味に研究
に取り組んでいる研究者からの発信も必要かと考えて企画しました(予算の関係
上、県外からは数人のみの参加。奄美・宮古・八重山からの報告がない点は反省)
。
また、世代的にも沖縄研究に長年、従事している方(60代)から30代の若手
まで(少ないですが)の報告となっています。
{復帰」40年、あるいはそれ以前に遡り「沖縄学」「沖縄研究」そのものを振
り返ることで、今後の研究の展望を切り開くことを目的としており、個別の研究
報告会とは異なるものです。
ps:琉球大学国際沖縄研究所のHPサイト(イベント情報)でフライヤーが貼り
付けられています。
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記
2012年琉球大学国際沖縄研究所シンポジウム
シンポジウムテーマ
<沖縄学>を問い直す―過去・現在・未来へ―
2012年8月11日(土) 午前9時30分~午後5時
12日(日) 午前10時~午後5時
会場:沖縄県立博物館・美術館1階講座室
入場:無料。予約:不要
主催:琉球大学国際沖縄研究所中期計画達成プロジェクト
8月11日(土)
<午前> 共有する場へ―文学・歴史・考古・建築学― (9:30開始)
●波照間永吉(沖縄県立芸術大学教授)「この半世紀の琉球文学研究」
●安里進(沖縄県立芸術大学教授)「1970年代の琉球・沖縄史研究と日琉同祖論」
●伊從勉(京都大学教授)「世替わりと研究パラダイムの変遷―首里城研究を事例に―」
●豊見山和行(琉球大学教授)「<復帰>後の琉球史研究の動向と展望-王国史から環境社会史へ-」
<午後> フィールドワークの位相から―言語・民俗音楽・文化人類学―(14:00開始)
●狩俣繁久(琉球大学教授)「琉球方言研究から琉球語研究へ-研究の質の変化-」
●久万田晋(沖縄県立芸術大学教授)「沖縄の芸能・音楽研究の半世紀と今後の
課題」
●泉水英計(神奈川大学准教授)「沖縄の民族誌的研究における『戦前』と『戦
後』-政治的文脈の変化はパラダイムを交替させたか?-」
8月12日(日)
<午前> 近現代沖縄を捉えなおす視点Ⅰ(10:00開始)
●伊佐眞一(近代沖縄史家)「近代史研究と沖縄の自立―太田朝敷、謝花昇、伊
波普猷の問い―」
●阪井芳貴(名古屋市立大学教授)「沖縄学と郷土研究と-折口信夫から島袋源
一郎まで-」
<午後> 近現代沖縄を捉えなおす視点Ⅱ (13:00開始)
●大城道子(浦添市移民編集刊行事業専門委員)「沖縄学が照射する女性史研究
/女性史研究が照射する沖縄学―ジェンダーを仲立ちとして―」
●鳥山淳(沖縄国際大学准教授)「復帰への問い、復帰を相対化する問い-沖縄
現代史研究をめぐって―」
●納富香織(沖縄国際大学南島文化研究所特別研究員)「<地域>を記録すると
いうこと―『沖縄県史』の事例を中心に―」
全体合同討議:一日目・二日目の内容をふまえて
問い合わせ先: IIOS 琉球大学国際沖縄研究所(小嶋)
E=mail : iios[at]w3.u‐ryukyu.ac.jp <←[at]を@に替えて>
tel/fax : 098‐895‐8475
---------------------以上です。
はてお庭にはブーゲンビレアとアリアケカズラが。あーチュラサルムンヌ! 遠くに見えるは末吉宮かはたまた宜野湾辺りの丘か・・・。以前、若狭と失礼、少し自然が見える、丘にお住まいなんだ。^^