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志情(しなさき)の海へ

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ピンターのThe Homecoming (帰郷)のフィルムバージョンのDVDがやっと英国から届いた!Betrayalも!

2012-10-17 20:58:22 | 表象文化/表象文化研究会

ピンターの戯曲を元に映像化されたThe Homecomingが届いた。Betrayalも届いた。さて若者たちはどれだけこの作品に興味を持つかな?

DVDを見てから戯曲との違いなどを含めコミットしてみたい!ピンターワールドはベケットの世界ともまた異なっていてしかしある種の共通項をもち、20世紀世界のエキスを絞り出す。

DVDを見てからもっとコミットしたい。

【対話】

戦争はんん、科学技術を明らかに推進する母体だったんだよ、軍需産業が科学技術を目を見張るものへと推し進める。それは確かだ。だから犠牲は伴うが戦争は文明の発展をもたらしたんだ。戦争は浄化作用かもしれないね、などと平気で功利主義や利己的な自分さえよければいいの考えを披露す若者がいる。

人類が一つの身体としたら余分の脂肪を削ぎ落とす行為だよね、とのたまう。そうですか、それはあなたが犠牲にはならないという前提の言い方だが誰が犠牲になるかわからない条件のもとで認めるのかと聞くと、いなそうではないという。自分はあくまで安全圈にいた上での思考である。

人はだれも明日死ぬとは思って生きていない。死は確かに平等だけど、死に至る不平等があふれている。原爆が落とされ死んだ者たちは朝【明日】を夢見ていて皆一斉に根こそぎ消されたのだ。そこには階級差など問題はなかった。彼ら総体がアメリカの目線からは決して人間には見えなかったに違いないね。

だから生きていることは奇跡そのものよね。

携帯にしろ100年前の相対性理論や量子論に基づいているんだよね。その原理をよくわからずして利用しているね。不思議な世界だよね。ここ100年の科学技術の進化は凄いね。人間は優れているよね。ただ最大多数の最大幸福だけどね。

人類の歴史における戦争は必然だったんだよ。浄化だよ。断捨離といっしょじゃないか、という。人殺しが間引きのように、地球生命体を守るために、間引きのような行為が戦争だ、と言いたげである。

つまり自分は決して弱者で犠牲にはならないという仮定の上で話すのである。しかし、ひょっとして、いつ?それは誰もわからない。

ノーベル賞のあの山中さんのように発見が明らかに人類全体にとっての福利に繋がるのは決して利己的な心ではありえない。人類を背中に背負っているのよね。だけど日本ナショナリストの匂いをプンプンさせているね。オリンピックと一緒の匂いだね。山中さんたちがやらなくても他の誰かが実現している発見でもあるね。クローンはできているからー。研究費が潤沢なところが先に開発するね。(でも単に絵画を売るのはどうかな?ーなぜこんな問がでてきたのか不思議)

遠隔操作のネット犯罪に関して警察の手口に対して述べた意見は全く新聞社説の解説に似ていてびっくりした。(新聞は読まない)若者のネット情報網の独特のセンスがあり、簡単に無視できないのである。あれは愉快犯だね、と云う。「なりすまし」「なりすまされる者」が登場なのだ!

しかし米兵の暴行事件に関しては左翼の応援だね、のような冷めた視点だ。シニカルな眼差がある。タイミングが悪かったとは政府の弁だった。ポーカーフェイスの大臣の表情がある。ロボットたちが役割をただ演じている芝居にも見える。これは何だ!人間は単に役割を演じる生き物ではないのよね。血も涙も流れ魂も痛む。でもそれらが消去されたような行為を見せつけられている感じになるのはなぜだろうか?

決して熱くならない若者のセンスの在り処を見る必要がある。

【つぶやき】

テレビの宣伝を見ると化粧品やXXXなどがうんざりするほど出てきて、この女たちのアホさぶりに参ると言った男がいる。女たちがおぞましく見えるよ、とのことである。男たちの本音の中にある卑猥さは何だろう?たまにテレビを見ると女性向けの宣伝が多い事実にいつも驚いている。女、子どもを騙すのは簡単ということで、企業は広告に何億という金を注ぎ、テレビ会社はまた利益を得て、騙す手助けをしているというわけではないのだろうが、化粧品や日常生活必需品などの広告や菓子類、薬剤、車、電化製品など、物を創る企業が並ぶ。あまりテレビを見ない人間がたまに見ると宣伝に驚いて見て楽しいと思えることがある。それが繰り返されると悍ましいと思うものかもしれない。しかし広告の中で現在の世相が満載だね。物を売って利潤を得る。物を買って生きる人生。売買が物だけではなく人間や麻薬や原発や核や兵器、アイディア、知識などなど、物を売買する社会、消費し、消費される社会、物語も死人も赤子も売買される社会、奇妙な社会。

世界倫理とはなんだろう?人間の倫理ではなく地球倫理が必要なのかな?あらゆる生き物の命を尊ぶ地球は理想で、若者がいう地球が1個の人間ならその1個の人間のあぶくの脂肪は燃やしたり吸引したりしてバランスを取らないと消滅するよ、だから、の論理に簡単に組みしたくなるが、勝者の論理に加担できないのは勝者ではないからでもあろうか?若者たちは自分たちは勝ち組だという幻想を持たないとやっていけないのかもしれない。「勝ち組から負け組に落ちる可能性がある危機的な大学時代でもあろうか?個々の人間の誇りや愛の在り処が問われるのだろう。アニメの話を聞くと、アニメに集約される人生のエキスはそれなりに生きる栄養剤になっているのだと納得させられる。彼らも世界の規範のおりこうさん的学問の世界とは異なるエキスをまた吸っている。それはいいね。規範以外の世界の空気の猥雑なもの矛盾を含めておおいに吸収して、しかしこの世界の規範の中で場所を得ないといけない競争世界を生かされているね。

競争原理が流れているという進化論に基づく単純な論理も嫌だね。プラトンの時代から変わらない。ーー、きりがないのでやめよう。


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