久しぶりにメリーのライブに参加してきました。前回が2月のlynch.とのカップリングツアー以来だったので約5カ月ぶり。ワンマンとしては去年の「Beautiful Freaks」のライブ以来約1年振りとなります。期間が空いたのはあんまり福岡に来てくれないから(笑)
本当は友達と二人で行く予定が、その友達がキャンセルになったので急遽一人の参加になりました。
もともとなんでライブハウスツアータイトルが【collector】tourなのかも、セットリストも、「群青」の楽曲も全く聞かないままに敢えて予備知識無しで臨むことにしました。妙な先入観を持ちたくなかったからです。
家にいたんですが何もする事がなかったので、先行販売に行く事にしましたが、LOGOSでも別のアーティストがやっていてそっちの客は沢山いました。先行販売に行くのが早かったのかまだ閑散としていて、あの「悪趣味」Tシャツを購入しました。最初はなんであんなデザインなんだろうと思ってたんですけど、【collector】の歌詞をモチーフしたんだと察しがつきました。ネロさんはあの歌詞を全身全霊でデザインに落とし込んだんだなと思いました。あと、マフラータオル。これもcarnivalの歌詞の一か所から取り入れてたりするんで、実質新譜リリースに伴うツアーという名分で間違いないと思います。写真で見るよりずっと生の方が良いと思います。
まあイベント前後ある中にワンマンツアーっていうのも面白いですよね。
開場が17時半だったんですけど、機材トラブルか何かで遅れてますって外の整列の時にスタッフさん言ってて、結局15分ぐらい押してやっと開場。しかしスタッフは愛想ねえな。遅れたんだからさあ....。しかも公共の公園を30分ぐらい占拠して待たせてたんだからさあ。一応、公共の場よ。警察が出てきてもいいんじゃないのとは思ったけど。
もうHPにアップされてるんで敢えて書きますけど、中に入ると白いネットでステージ正面が覆われてて、天井から豆電球がガラの机を挟むように2つ。健一とテツさんの間あたりに1つ。計3つ設置されてて、ガラの近くにあった豆電球は揺れてました。紫色の照明で既に照らされていて、しかも昭和レトロな雰囲気の女性歌手の歌がずっとBGMで流れてて、歪つで妖しい空間でした。自分はPA卓に最初いたんですがあれよあれよと二列目の先頭にいました。メリーで一番近くにいったんじゃないのかな。結局開演予定15分ぐらい押してスタート。
SE:collector的
1.【collector】
2.不均衡キネマ
3.ハーメルン
4.悪の華
5.モノクローム
6.頭がザクロ
7.ザァーザァー
8.ルルルラララ
9.真っ赤な青い春・・・
10.演説~シュールレアリズム~
11.【human farm】
12.stupid×cupid
13.スカル
14.夜光
15.絶望
16.Carnival
17.finale
ENCOLE1
EN-1.SWAN
ENCOLE2
EN2-1.メランコリー
EN2-2.T.O.P
EN2-3.ジャパニーズモダニスト
EN2-4.sweet powder
EN2-5.オリエンタルBLサーカス
EN2-6.群青
ガラは柄の入った黒ジャケに黒シャツ、黒ボトム。結生は黒ジャケに赤インナー、黒デニム、健一は黒長袖に黒ベスト、デニム、テツさんはノースリ白シャツに白の羽織っぽいやつ来て、さらに黒のロングジャケットみたいなやつで黒ボトム。...熱くないのかな。ネロさんは黒インナーに黒シャツかジャケットっぽいやつ、黒デニム、髪の染色部分が青になってました。
【collector】前にガラさんがマイクでネット掴みながら何か言ったんですけど聞きとれず。ネットは最初の「悪趣味~」あたりでさ早くも落ちて、ああ、もう下ろすのかとかちょっともったいないなとか思ったり。DIRさんが年始にやった「IN THE DYING MOMENTS」の妙幕の演出を思い出してたんですよね。なんかもっとネット貼って変なライブしてほしいなとか思ってたり。ネットをガラが昇るのかなと。そういえばいきなりネロさんの眼鏡が外れてて、2曲目に行く前に自分でかけ直してました。
「不均衡キネマ」ですぱっと盛り上がって、僕もこの曲そんなに好きなじゃない部類だったんですけど、なんか凄く変な感じで激しい曲なので、すごい好きになりました。ここから「ハーメルン」と行くんですけど、曲の展開や演出もあるんでしょうけど、まったく違う印象を覚えたんですよね。
BUCK-TICKの「悪の華」のカバー(実際ライブでは新曲と思っててネットで分かったという汗)から、「モノクローム」と行った後いきなりガラが「おい元気ねえな博多!!」といきなり煽って「頭がザクロ」に行きました。ほんとに盛り上がって無かったのか、煽らせるのかは分かりませんがいきなりのこの煽りの後の「頭がザクロ」なので、かなりイカレまくってました、最近のライブじゃやってなかったし。
この「ザァーザァー」まで少しブレイクがあったんですが、流れなのか既知曲の雰囲気が今までと違うのと、客席のノリなのか分からんですが盛り上がりの声が少ないかなとか思ってました。あと、声をあげている間にネロがドラミングで次のブロックに行くまでの雰囲気作りのドラムを演奏して、ここは声を出すべきかそれとも静かなしとくのか自分も分からない瞬間が幾つかありました。でも、この「ザァーザァー」から「真っ赤な青い春...」までは曲間に新たに間奏が入っていて、一つの固まりみたいにしていたのが印象に残ってます。特に「真っ赤な青い春...」は好きな曲だったので、今回ライブで演奏してもらって嬉しかったです。
この後も微妙な雰囲気のままネロリズムから「演説」に入りました。ガラさんはBURST DVDのあの被りものして出てきました。この時点で上半身裸になってました。そのまま「【human farm】」「stupidXcupid」の鉄板コースに入った後、ブレイク挟んで今度は機材トラブルなのかガラのマイク音が出ないという状態に。なかなか盛り上がれないボルテージなのかこの時ガラは機嫌悪そうな顔してました。テツさんもジャケット一枚脱いでました。その後「スカル」に入ったんですが初めて聞いたので何の曲か分かりませんでした。で、「夜光」に行って一気にまた盛り上がりが戻ってきたような感じになってガラさんが
「東京ー!!」
と叫んでました。ここは福岡なのに。
そのまま「絶望」「carnival」の流れはやばかったです!!ここが一番の大盛り上がりで「carnival」は会場限定なのがもったいないくらいの楽曲ですよ!!みんながタオル振りまわして暴れまくってました。ここで最高潮になった後、「finale」でばしっと締めた感じで終わりました。最初は正直似たような雰囲気の楽曲が並んで起伏が無いなと思いつつもこれまでに無い歪な感じがあって新しいメリーだなって思ってんたんですけど、やっぱり最後に向かうにつれてストレートなライブになっていったような気がして、やっぱメリーのライブはメリーなんだなって感じました。「Beautiful Freaks」のライブの方が単調な印象さえ感じました。それだけ説得力が増してるってことなんだと思います。
アンコールはガラが黒ハットに赤~ピンクの中間くらいの5分袖。結生が悪趣味。健一はなんか柄の沢山入った黒のロンT、テツさんはそのまま、ネロはグレーのTシャツ。
アンコール1曲目は「SWAN」でした。この曲を実はやると思ってませんでした。Zepp Tokyoで見おさめなのかなと思ってたけど、ほんとにレクイエムですよね。この歌。でも聞けて良かったです。なんかこんな曲作るメリーって凄いなと。で、歌ったら帰って行かれました。
アンコールはテツさんが悪趣味でした。「メランコリー」で始まったんですが、この曲を聴いて会場でシングル買おうと思ったんです。メランコリーって名前なのに叫んだり、悲しかったり、さびしかったりで、なんか色んな表情を持ってるなと思ったんで。
その後はガラがハットを取って「T.O.P」から始まって、ガラが上着を脱ぎ捨て「ジャパニーズモダニスト」
「あと2曲だ―!!」と言って「sweet powder」そして「オリエンタルBLサーカス」と盛り上がったんですがラストじゃないのかなと思ってたら、ネロがマイク持って「今日は喋る機会が無かった」とか言って完全にバテてるように感じました。そのままラストの「群青」へ。
一体感に包まれて最後を迎えたと思います。「群青」はこれから大事な曲になるかもしれないですね。
最後はテツさんとガラが肩組んで2人で挨拶して帰って行って、ネロも本気で疲れた表情で「ありがとう」と行って帰って行かれました。
【collector】tour。最初はコンセプトで妖しい感じのライブだったけど、やっていく内に表情を変えていって、すごく色んな表情を見る事が出来たライブだったし、色んな空気感を感じる事ができて良かったです。知ってる曲でもこれだけ印象が変わるのかと思ってそこも印象的でした。