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OSTRICH FEATHER BOA

お前の意見は求めん。

ミソッカス ミソパニッククーデター ~最後の聖戦~《2MANシリーズ》@福岡Queblick

2016-11-06 19:29:48 | LIVE

 ミソッカスとの出会いのきっかけもONTAQですね。本当にONTAQエフェクト恐るべしですよ...。
彼らの「闇夜のキャラバン」という曲が僕は好きなのですが、そこから「追撃のフォークロア」と聞き込んできました。何が好きなのかというと、あの激しいサウンドと歌謡曲のようなメロディアスな歌いこなしですね。あと、「深き森の迷路」の楽曲たちを生で聞くためです。

【phatmans after school】
 このライブで対バンに発表されるまで全く知りませんでした。HP見てもメンバーが全く映って無くて笑ってる熊みたなキャラクターだけがアップされているビートクラウザーズなのかと思うほどの秘密主義っぷりが...好きです。ステージではメンバー普通に私服で出てきましたが、ボーカルの人だけがその熊のお面のようなものを被って入場しました。
メディアではほとんど素顔を見ることが出来ず、ボーカルの人は終始仏頂面だったのを覚えていますが、対称的に歌詞は凄くストレートで..ああなんてピュアな少年のような歌詞だろうと、繊細で凄く不器用な人なのかないうのが最初の印象です。歌詞その人が書いているのかは分かりませんが...。セトリは冒頭だけ覚えてませんが、たぶん「人類への過程」「メディアリテラシー」「東京少年」と演奏して、「夕焼け通り探検隊」「正常性バイアス」と徐々にギアを飛ばしていきました。この「正常性バイアス」の歌詞で「どうでもいい」と連呼する箇所があるんですが、これはもう歌詞とメロディが完全に自分とシンクロしてライブで一番のめり込んだ曲でした。メンバーも「そんなもんじゃないだろキューブリック!」みたいな煽りから「FR/DAY NIGHT」「無重力少年」「あいまいみー」と完全に同期主体のクラブ的なデジタルビーツ満載のダンスナンバーが演奏されて、メンバーもフロアも一番熱気がクライマックスに達していました。一つのライブの中でサウンドそのものが目まぐるしく変化していきながら盛り上がっていく展開は中々他のバンドでも見れない光景だったので楽しかったです。でも、そこから「7日間」という曲に繋がったのですが、この曲はオチがね....再生数が一番多いのが分かります。それでもそこから「ナンバーコール」でラストが「ツキヨミ」と紡がれて行って、最後は僕は生きると歌っていたので、ああ良かったなと(笑)

【ミソッカス】
 ミニアルバムの表題曲から来るかと思いきやいきなり「盗賊と賞金稼ぎ」「HITSUJI SAVE ME」「ゴーストシップラブストーリー」と冒頭から飛ばしまくる展開で幕を開けたスタートでした。「ミニアルバム、買ってね!」とか言いながら、「夏のイリュージョン」「ブルーライトディスコ」「深き森のワルツ」「沢蟹」等等、同じバンドの曲とは思えないほどに色々なタイプの楽曲が入り乱れていく演奏。
バラードらしいというか歌モノ的な部分は「七色の迷路」という曲だけ。この曲が「深き森のワルツ」と対になっている曲で、キモな部分だったと。その後は「ピエロ・ミゼラブル」「マッドシュリンプス」「I wanna be a ハンサム」「ワルイトモダチ」等と畳み掛けるように、ほとんど激しい曲を中心としたステージでした。バンド名やゴツゴツしてないルックスに惑わされがちですが、デストロイはるきち氏も最期はヘドバンするわ、マイケル氏はシンセのセッティングを破壊するわで、ライブで見ると意外にミソッカスというバンドはアグレッシブで、サウンドは重く、激しく、それでいて歌は歌謡的な哀愁が漂っていたりと色々な要素を凝縮していることを痛感しました。
アンコールでは「擦り切れた靴とロケット」を演奏してくれて締まった感じもあり、いったん客電も点いたのですが、その後も5分位アンコールを続けていたら、なんとメンバーが登場してくれました。まさかのダブルアンコール。「純粋に、うれしいです。最後に、踊って帰れる曲を1曲やりたいと思います!」のMCから「ム〇ンライト伝説」を披露しての終了となりました。この後もあったかどうか知りませんが....。全体的に熱いライブでした。ただ、あまりにハードで硬派な感じのライブだったので、ツアータイトルとか、なんか一ひねりして良いんじゃないかとも思ったんですけどね。その、バンドがどういう方向を目指しているのか今いち分かりにくかった部分も感じました。曲で押し出していきたいのか、砕けた部分も出していきたいのか、が。個人的ですが、せっかくコンセプチュアルなアルバム作ったからそれに沿った曲を並べてみるとか...色々やりようはあるのにとか。なんか偉そうなこと書きましたが色々可能性持ってるバンドだなあと。

集客的にも半分くらいしか人もいませんでしたが、それでも充実した時間でした。


LUCKY TAPES 「Cigarette&Alcohol」全国ツアー2016 @福岡Queblick

2016-11-06 18:10:32 | LIVE

このバンドもQueblickのスケジュールを見ている中で知ったバンドです。それまでは影も形も知らなかった。UNLIMITSと同じ流れですね。「The THIRTEEN」とスケジュールが被っていたので参加するか迷ったのですが、「Cigarette&Alcohol」を聴いて、あのシティポップ風な音楽を生で堪能したいという思いがあったので、LUCKY TAPESのライブに行くことにしました。ぼっちでね...。もうカップルみたいなのがたくさんいて居心地悪かった...ただのひがみですけど...。入場するとまさかソールドアウトになっているとは知らず驚きました。超満員でした。というかこの月はQueblickに4回も通っていることに驚きました。
 
 対バン相手だったポルカドットスティングレイ。名前は知ってましたが、地元福岡ですごく人気のバンドだったらしく、客層の中にはこのバンド目当てだったファンも結構いたと思います。って位に動画撮ってたり歌ってたりする人が多くいました。LUCKY TAPESのメンバーがこのバンドのファンらしく、今回の対バンもそんな経緯だったとか。色んな若手のバンドを見てきましたが、その中で頭一つ抜き出ている印象がありました。演奏もうまいし、フロントマンの人のキャラクターが独特だし、あと聞いててスッと耳に入ってくる。ほぼ初聴きだったけどすぐに「あああの曲!」って思い出せる位のキャッチーさ。あと「PVが再生数10万回突破したぜーイエー!」とか「歌ってない人は実家の住所を突き止める」とか「来月アジカンのライブのO.Aを担当することになったので時間のある人は来たらいいんじゃないかな」とかMCも芸人風だった。

SE
1.夜明けのオレンジ
2.ハルシオン
3.テレキャスター・ストライプ
4.心ここに在らず
5.ポルカドットスティングレイ
6.人魚
7.黄昏サイキック

 だったと思うんですけど、「LUCKY TAPESに寄せてみた」というMCの通り(この後超盛り上がりのテレキャスターストライプやったけど)アップテンポな曲とミディアムテンポの曲を交互に演奏していくという曲順で、若干のもどかしさが逆に新鮮でした。「心ここに在らず」では何か取りつかれたように笑みを浮かべながら歌っている鬼気迫る場面もありつつ、盛り上がって終了。
後々ギターの人とドラムの人は大学を中退していて、ボーカルの人はゲーム開発者ということも知りました。すげえ!!
 
 逆にトリのLUCKY TAPESはメンバー3人だった記憶なんですが、管楽器もコーラスもパーカッションも入っての9人フルメンバーでの豪華なセットでした。あのステージに9人入るのか気になりましたが、見事に全員ステージに上がってました。今の時代、同期で出来るところをサポートメンバーを連れて生楽器で演奏するあたりが、逆に拘りを感じて好きでした。ギャラとか...。
 コロコロと展開も雰囲気も変えながらライブに味を持たせていくポルカドットスティングレイとは対照的に、ブラックミュージックやシティポップ的なサウンドが特徴な芯からブレることなく、そこにプラス各々の趣味や趣向を織り交ぜ、「Cigarette&Alcohol」の楽曲を中心に展開していくステージ。「Mr.Robin」や「レイディブルース」ではヘドバンしたりしてましたが、盛り上がるというより、その世界の中に入っていくか、純粋に音の波に揺られるか、そういう堪能していくことが一番ベストな楽しみ方。むしろR&Bや、Skoop On Somebodyのような、ああいうグループに近い、椅子がある会場でのコンサートも似合うパフォーマンス。心地よすぎて途中眠くなることがあったくらい。
 余りMCを挟むことも無く、黙々と、それでもラグジュアリーな雰囲気に満たされた時間の中、「MOON」では携帯電話のライトのみで照明を消すという演出で演奏した後、最後の「TONIGHT」で空気を上昇させ本編をまとめて、アンコールは新曲を1曲披露して終了。

 極上の甘美な時間で、Queblickで中々他では味わえないスペシャルな夜でした。


kynch. TOUR16 THE NITES OF AVANGARDE @福岡DRUM LOGOS

2016-11-06 15:14:16 | LIVE

 lynch.ご本人たち念願の初LOGOSワンマンでした。今年lynch.はCrossfaithの対バン、Be-1の2days、LSVで既に福岡市内だけでも4回も来てます。僕もLSV以外全部行ってて4回目になるのかな?年に5回も福岡に来るバンドも中々いないけど、こういう地道な積み重ねが道を切り開いていくというのを彼らに教えてもらった気がします。LOGOSで演奏しているメンバーの表情を見ると、ずっと今年一年彼らの福岡の目標はLOGOSを達成することで、しかも見たかった景色がそこにあったことに感動しているように見えました。もう2~3年前、始めてBEAT STATIONやってた時から言ってたから、LOGOSに来ることが決まっていたので頻繁に来てくれていたのかもしれないけど(笑)

SE:AVAN GARDE
1.EVIDENCE
2.DAMNED
3.GREED
4.F.A.K.E
5.I BELIEVE IN ME
6.KILLING CUNT
7.PRAYER
8.GUILLOTINE
9.UNELMA
10.PHANTOM
11.FAREWELL
12.PLEDGE
13.NEW PSYCHO PALALYSE
14.INVINSIBLE
15.NEEDLEZ
16.GALLOWS
17.ADORE
18.pulse_
19.THE OUTRAGE SEXUALITY

ENCOLE1
20.MOON
21.59
22.discord number
23.A GLEAM IN EYE

ENCOLE2
24.TIAMAT

 「AVANGARDE」が出ることが決まった時、「D.A.R.K」という僕の中での最高傑作を超える作品が一年待たずして形になれるのか不安で、しかもベクトルが違う作品ということでそれを自分が受け入れられるか心配だったんですが、蓋を開けるとストレートでも、なんか解放された感じがあったんですよね。「EVIDENCE」や「NEEDLEZ」「THE OUTRAGE SEXUALITY」のような従来の作品にもあったリフで攻めまくる曲もあれば、「PLEDGE」「UNELMA」のようなメロディーとヘヴィネスが融合したような曲、「DAMNED」や「KILLING CULT」「PRAYER」のような複雑さより単純明快さだったり、「PHANTOM」「FAREWELL」のような空間や隙間を十二分に活かしたバラード等等...シンプルでも情報量は多くて、今までの積み重ねを凝縮させたものがしっかり音に反映されているなあと。
そんな「AVANGARDE」という作品に伴うライブですけど、今回に関してはどっちかというとLOGOSでワンマンをやること自体に重きがあったような日でした。MCでも「結構客入ってるらしいじゃないですかー!!」って。とにかく組んだバンドが初めてワンマンライブする喜びに近いワクワクしている感じがメンバーから伝わってきたし、葉月氏はもうMCで最高×10回位言ってたくらい、終始笑顔でした。会場が広くなった分、「AVANGARDE」のあの突き抜ける世界がさらに広がっていく様に聞こえたし、やってて気持ちが良かったんでしょうね。
セットリストも少し今までの流れと違う感じになってました。大元は変わらないけど、「EVIDENCE」の後に「DAMNED」が来た時はもうギア上げてくるかと思ったし、「KILLING CUNT」「PRAYER」の序盤から余り演奏されてこなかった「GUILLOTINE」が披露されたり。「KILLING CUNT」「PRAYER」に関してはやっぱりあのシンプルさが逆に妙味です。メタルコアやシャッフルの間でリフのシンプルさが際立ってました。面白いなと。中盤のバラードパートの「PHANTOM」「FAREWELL」は似ているようで成り立ちが全然違う曲だと再認識もできました。その後に「PLEDGE」が演奏された時は救いのように聞こえたし、終盤では「NEW PSYCHO PALALYSE」「ADORE」のようなアンコールとかでしかやらなかったような曲が本編に入ってたり、「VANISH」「THE FATAL HOUR HAS COME」「MIRRORS」「ALL THIS I'LL GIVE YOU」のようなライブで必ずやっていた曲が、葉月氏の言葉を借りるなら「無くても違和感なくライブが成立してる」のが新しかったな。本編ラストも「pulse_」ではなく、「THE OUTRAGE SEXUALITY」で盛り上がらせて終わるという。前作の「INVADER」の延長線にあるような曲ですが、単純にライブでやってて楽しい、盛り上がる、そんな楽曲たち。そういう意味では葉月氏の言う通りライブで存分にAVANGARDEの曲はその効能を発揮していました。

 アンコールでは悠介氏が珍しく「イエイイエイ福岡!お前ら最高じゃん!」と叫び、MCでは初めて福岡に来た時の思い出をリーダーと共に回想。10年前にMad Tea PartyでASAGIさんっていう人と..みたいな話から楽屋がないから階段でメイクしてたような話から、10年前リーダーが32で明徳氏が19...でお前何やってた!?みたいな話になったり、今度からもうLOGOSでやりますと宣言したりと、少し福岡で10年を振り返ってもらって頂きました(笑)まあ、そんなアンコールで「A GLEAM IN EYE」で感動的に終わったのですが、予想に反してメンバーがあまり時間を空けずに登場していきました。僕的にこれが一番のサプライズだったんですけど。毎回出てほしいと思いながらスタッフの帰れフリで諦めてしまっていたのですが、今回は何と「LOGOSだからやるんじゃねーぞ!!オマエたちが素晴らしかったからやるんだ!!」という東京ドームシティホールで叫んだ伝説のMCに似た葉月氏の御言葉からの、福岡では5年ぶりのWアンコールで「TIAMAT」で終焉。まさかでした。

 最後はライブハウスで仲良くなった人たちと話し込んで帰宅の途に着きました。ちゃっかり玲央さんのピックもゲットして、とにかくライブが盛り上がって楽しかった..そんな解放されたようなライブでした。だから、この先どうなるんでしょうね。もう、D.A.R.Kのあの感じではないけど、枷みたいなものが取れて何処までもこれから先の方向性が広がっていくんじゃないでしょうか。そうなると、未来が予測できない。闇を抜けた先に何を見つけるのかが。


セプテンバーミー ミニアルバム「絶対的未来奇譚」リリースツアー CRセプテンバーミー 〜にゅーわーるどおーだー〜@福岡Queblick

2016-11-05 23:40:16 | LIVE

セプテンバーミーというバンドを知ったのは今年のONTAQの時。
でも当時、他のバンドと見る時間が被っていて見ることが出来ませんでした。
実を言うと、これまで行こうと思っていたバンドの対バンにセプテンバーミーの名前があったのでこれまでも何度か行きたかったのですが、その度にいろんな都合で行けずじまいで。今回「絶対的未来奇譚」というアルバムを聞いた時に「ああ、良いな」と思ったのがきっかけ。スケジュール的にも何とかなったので仕事帰りに行ってきました。

この日は対バンライブで他に「神はサイコロを振らない」「ANGRY FROM REBIRTH」「Amelie」というバンドも出演していました。今回この日のライブに行くことを選んだのは対バン相手が一度見てみたいバンドだったからというのもあります。確かほとんどONTAQに出てたんじゃないかな?でも、全部見れなかったんですよね。それにジャンルが違っていて、良い意味で三者三様で面白かったです。

【神はサイコロを振らない】
福岡でまだ21歳位の男4人組。ivy to fraudulent gameやLAMP IN TERRENみたいな叙情的なロックで「秋明菊」位しか知りませんが終始音の残響や余韻が響き渡っていたバンド。

【ANGRY FROG REBIRTH】
ボーカルが失踪している状態で一体どんなライブをやるんだと気になっていました。前のバンドからは一転してハードコアやラウドロックなサウンドで、一番バーミーからジャンル的に離れてるバンドだと思うけど、楽曲そのものはメロディーを活かした曲が多くてそこまでジャンルの違いを気にすることはなかったかな。「LOVE YOU」「60億の翼」とかPVにもなってる曲やってくれましたが、これをきちんとしたバンドの形で見れなかったのが残念で仕方がなかった。本人たちが一番悔しいと思うけど。

【Amelie】
ONTAQでFIVE NEW OLDと被って行けなかったバンドですね。でも入場規制出たのは知ってるので人気なんだろうと思ってました。最初JUDY AND MARYみたいなイメージがあったし、今回の対バンの中では一番盛り上がっていたと思います。バンドもONTAQ以来の福岡と言っていたのでまあ来れて良かったです。これも前のバンドとは一転して「メグリメグル」「君が為に鐘は鳴る」「ヒーロー」等明るい雰囲気に包まれた爽やかなロックンロールでした。が故に自分の好みの音楽ではないので、もう追いかけていくことは無いのかなと思います。

【セプテンバーミー】
1.妖怪ダンス
2.27club
3.彼女inワンダーランド
4.夕闇とサイレン
5.幽霊ダンス
6.テレキャスターマジック

ENCOLE
EN-1 逆回転するハッピーエンド

満を持してのバーミーです。セトリは間違ってるかもしれないけど。なんか、もうちょっと聞きたかったなみたいなところで終わったんですよね。ライブの方はほぼ日常茶飯事的にライブを行っているだけあってこの手の短い時間で効果的な選曲や盛り上げ方を知り尽くしているんでしょうね。僕も新しいミニアルバムは好きなので、というかきちんと聞き始めたアルバムなので、その曲を中心にライブの定番曲を諸々組み込んでいく、フェスやイベントでやるのとあまり変わらない長さの選曲でした。まあ、もうちょっと聞きたかったってバンドからするともっとライブに行きたくなるようなライブをしてくれたからっていう意味でもあるんですけどね。
バンド名もそうですが、MCにしろ何にしろ言葉遣いが凄い独特だなと思いました。楽曲で言うと「妖怪ダンス」「幽霊ダイブ」とかタイトルがして凄いですけど、歌詞がロックンロールとか出てくるのでタイトルに惑わされることなかれってところです。で、ドラムの女の人が突っ込みを返すという。メンズがまるで尻に敷かれてるような関係性をイメージしました。面白かったですけどね。話を戻すと歌詞がUNLIMITSが文学的だとするとこっちはなんか暗号的というか、よくこのメロディにその言葉を使ってくるなみたいな感想ですね。「夕闇とサイレン」という曲は対バンではやらないんじゃないかと思っていたので、まさかお気に入りの曲ですと言ってやってくれるとは思いませんでした。全体的にアップテンポの曲で盛り上がり、最後はテレキャスターマジックをぶちかましつつ、アンコールで綺麗にまとまって終わった感はあります。もっと掘り下げていったバンドの世界も見たいなと思いつつ、次はフルセットでもう少し見たいところです。

で、このブログを書いてる頃にココナッツ先輩の脱退が発表されました...お~いと思いましたがなんか新しいことを見つけたということで、本当にお疲れ様でした。でもあの赤メッシュは正直...。


REDY

2016-11-05 21:06:21 | Weblog

4/29
1.Un deux 2.咀嚼 3.鱗 4.Phenomenon 5.Cause of ficklness 6.hidden one
7.RETURNER~闇の終焉~ 8.暁月夜-DAY BREAKERS- 9.心雨 10.濤声 11.輪郭
12.斬~ZAN~ 13.Chain repusion 14.Midwife 15.vandal 16.禍夜想
17.懐春 18.Behind a vacant image 19.Sustain the untruth 20.空谷の跫音 21.zephyr
22.THE FINAL 23.DOGMA 24.UGLY 25.The Negative One 26.The inferno 27.Revelation of mankind

27.てふてふ 28.銀ノ月 29.月の杯 30.EVOKE
31.MASTER KEY 32.HAPPY UNBIRTHDAY 33.Wings Flap 34.aftermath

35.focus 36.雪月花-The end of silence-

7/16
1.ゴーストシップラブストーリー 2.RIDE OR DIE 3.鱗
4.Phenomenon 5.Cause of fickleness 6.トビスギ(Don't Do It)
7.懐春 8.濤声 9.Behind a vacant image 10.てふてふ 11.zephyr 12.the whirl
13.パパパ 14.Chain repusion 15.Midwife 16.NEW PSYCHO PALALYZE
17.マッドシュリンプス 18.The Negative One 19.Revelation of mankind
20.The inferno

21.MARMALADE CHAINSAW 22.完全犯罪彼女 23.友情 24.夏夜のマジック

7/24
1.咀嚼 2.Chain repusion 3.DIFFERENT SENSE 4.DECAYED CROW
5.暁 6.業 7.獣慾 8.鴉 9.THE BLOSSOMING BEELZEBUB 10.DIABOLOS 11.So in Vain
12.Bonnie Butterfly 13.ゴーストシップラブストーリー 14.闇夜のキャラバン
15.完全犯罪彼女 16.純愛、故に性悪説 17.ビジョン 18.Parental Advisory Explicit Content 
19.悲しくなる前に 20.ノー・チューンド 21.UNDYING

7/30
1.Behind a vacant image 2.Bonnie Butterfly 3.闇夜のキャラバン
4.懐春 5.濤声 6.Phenomenon 7.トビスギ(Don't Do It)  8.てふてふ
9.INSIDE BEAST 10.Cause of ficklness 11.The inferno 12.NEW PSYCHO PALALYSE
13.The Negative One 14.Revelation of mankind 15.UNDYING

16.完全犯罪彼女 17.ビジョン

8/5
1.elisabeth addict 2.Bonnie Butterfly 3.INSIDE BEAST
4.Phenomenon 5.Cause of ficklness 6.The Crime to Cradle 7.懐春
8.Behind a vacant image 9.DOGMA 10.ヘドロ 11.NEW PSYCHO PALALYSE
12.Revelation of mankind 13.UNDYING

14.完全犯罪彼女 15.MARMALADE CHAINSAW 16.八方塞がり美人 17.友情

8/11
1.Un deux 2.13 new ache 3.INSIDE BEAST 4.UGLY
5.Phenomenon 6.Cause of ficklness 7.The Crime to Cradle 8.てふてふ
9.13STAIRS[-]1 10.白き優鬱 11.懐春 12.濤声 13.Behind a vacant image
14.Bonnie Buttefly 15.Chain repusion 16.NEW PSYCHO PALALYSE
17.Revelation of mankind 18.The inferno 19.UNDYING

20.かすみ 21.八方塞がり美人 22.完全犯罪彼女 23.友情

8/20
1.空谷の跫音 2.ジュブナイル 3.Behind a vacant image 4.Chain repusion
5.The inferno 6.鱗 7.純愛、故に性悪説 8.FLOATIN' 9.Phenomenon
10.Missionary 11.懐春 12.BACK TOGETHER AGAIN 13.濤声 14.海辺
15.てふてふ 16.夏夜のマジック 17.禍夜想 18.咀嚼 19.Midwife
20.Cause of ficklness 21.完全犯罪彼女 22.サイクロン 23.Greed Greed Greed
24.Revelation of mankind 25.INCUBUS 26.DOGMA 27.UNDYING

28.友情 29.サーカスナイト 30.ナツノヒカリ 31.八方塞がり美人 32.Un deux
33.MARMALADE CHAINSAW 34.ファンファーレ 35.EVOKE 36.夏の終わり 37.ocean

8/27
1.quarter life 2.Behind a vacant image 3.GREED 4.DEVIL 5.-273.15℃
6.THE BLASTED BACK BONE 7.NEW PSYCHO PALALYSE 8.melt 9.the whirl
10.STILL ECHO 11.Missionary 12.懐春 13.BLIND 14.SHADOWZ 15.GALLOWS
16.完全犯罪彼女 17.Revelation of mankind 18.DOGMA 19.from the end
20.CULTIC MY EXECUTION

21.FROZEN 22.THE FINAL 23.A GLEAM IN EYE

10/8
1.Aokage 2.Behind a vacant image 3.LOTUS 4.zephyr
5.F.A.K.E 6.FLOATIN' 7.mama said~ハタラキッバ~ 8.THIS COMA
9.懐春 10.濤声 11.輪郭 12.終点 13.Rx Overdrive 14.Cause of ficklness
15.The inferno 16.Revelatin of mankind 17.詩踏み 18.UNDYING

10/22
1.悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱 2.太陽と砂漠のバラ 3.ナツノヒカリ 4.手紙
5.mama said~ハタラキッバ~ 6.ストロボ 7.STILL ECHO 8.BACK TOGETHER AGAIN
9.More 10.Missionary 11.懐春 12.終点 13.八方塞がり美人 14.完全犯罪彼女
15.F.A.K.E 16.Revelation of mankind 17.詩踏み 18.流転の塔 19.輪郭

10/29
1.悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱 2.ナツノヒカリ 3.手紙 4.LOTUS
5.FLOATIN' 6.mama said~ハタラキッバ~ 7.Phenomenon 8.てふてふ
9.懐春 10.濤声 11.GLASS SKIN 12.禍夜想 13.咀嚼 14.月の杯
15.NEW PSYCHO PALALYSE 16.Cause of ficklness 17.Chain repusion
18.Revelation of mankind 19.The inferno 20.詩踏み

21.鵠 22.HAPPY UNBIRTHDAY 23.ファンファーレ

11/5
1.悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱 2.太陽と砂漠のバラ 3.ナツノヒカリ 4.手紙
5.FLOATIN' 6.mama said~ハタラキッバ~ 7.ストロボ 8.STILL ECHO
9.サーカスナイト 10.More 11.Missionary 12.懐春 13.濤声 14.海辺
15.夏夜のマジック 16.夏の終わり 17.Wants 18.Dream&Breeze
19.SONIC DRIVE! 20.The Course of Life 21.Save Us... 22.終点

ただの足跡


Droog『命題』release Tour 2016 @福岡Queblick

2016-11-05 19:37:02 | LIVE

結果的に3日連続となった連休の俺の生活。
こんな時こそ外出に羽を伸ばしたり違う場所に行ってみたり誰かと会ったり...と思うことはあるけど、結局元々決まっていたライブに必ず行くと決めた気持ちに変わりはなく。なんかこれだけライブに行くと、自分はどこか他人とネジがずれているんじゃないかと思うこともあります。3日連続ライブのラストはDroogのワンマンライブ。まさか2日連続で同じ会場で見ることになろうとは....
彼らのライブは飯塚第4倉庫で見た2011年のキングブラザーズ主催のライブ以来約5年ぶり。そもそもその時は音楽性が自分には合わないと思っていたから以後全く聞くことは無かったんだけど...。これはある日YouTubeでほかのバンドの映像を見ていた時にリンク先に「終点」のMVが出ていて、その「終点」が凄く好きだった。あの歌い方とあのメロディー、どこかおちゃらけていて、どこか寂しそうな、それでいてガレージのようなあの感じ。その後「命題」というアルバムを聞いた時に、昔lynchの「SHADOWS」というアルバムを聞いた頃に似た既視感を覚えたんですよね。「SHADOWS」も当時lynchを全然知らなかった時初めて聞いたアルバムで、楽曲ごとにキャラクターが異なってました。でも、すごくアルバムとしてまとまっていて、結果的に後々「歌モノ」アルバムと言われているみたいだけど、それでも一番聞き込んだアルバムでした。「命題」を聞いたときに、ああなんか聞かせる感じの曲が多いな、というのが第一印象。で、バリエーションが広いなと思ったのがその次。最終的にずっと聞いていけるアルバムだなって結論。ライブに行くことをその時決めました。

超満員という訳でもなかったけど、6割位埋まったQueblick。
ライブの結論から書くと、「ロックンロールってこんなに楽しいこともあるんだな」って感じたライブでした。色々余計なこと感じずに純粋に音楽を、ロックを楽しめば良いと言われてるように。5年前見た時はなんか毒々しい印象だったけど、この日のライブは何より4人が無邪気にロックを、ライブを、目の前の空間を共有することを楽しんでいる...世界観や拘りきった個のモノが生き残っていく最近の音楽の中で、先入観を持たず、余計なことを考えなかったライブは初めてでした。

新譜の「TOKYO SUBMALINE」でぶっ飛ばしたオープニングから、「Loser」「ロックンロール以外は全部嘘」等頭4曲盛り上げながらの序盤。「Johnny&Vicious」「カルト・スターに憧れて」のようなハードな曲もありつつ、でも、個人的に一番ハイライトだったのは、中盤からの「B級ブギー」「オールドロマンス」「晩夏のブルース」「こわれても」「血まみれでも君は美しい」「夜明け前」とアルバム曲が立て続けに演奏されたパート。特に中盤のパートは1曲1曲鮮明に覚えています。1曲1曲の存在が際立っていたから。セットリストの「流れ」の中に埋もれるのではなく、しっかりと主張している楽曲たち。アルバムタイトルが「命題」と名付けられている意味を、その時ふと感じました。ライブで演奏される度にいろんな方向にバンドの世界を広げてくれる楽曲たちだと思います。なんというか、過去の曲と「命題」の曲って、全然同じバンドの曲を思えないほど雰囲気が違うんですよ。過去の曲はガレージっぽい感じが出てたけど、「命題」の曲はむしろメロディーだったり歌詞が凄い耳に飛び込んでいる曲が多いし、何より曲調が違う。もっと言うとこれが彼らの「オリジナル」なんじゃないかとさえ感じるんです。
「夜明け前」の後は激しい曲のオンパレードで、途中でギターの人のシールドのテープが剥がれて補修しなおすという中断めいたパートもありつつでも、「Neon Sign」「LOVE SONG」やラストの「命題」まで盛り上がりまくって、結果ほとんど記憶にありません。

アンコールの1曲目で演奏された「終点」。この時にアルバムの雰囲気の違う理由が分かった気がして。
MCで言ってましたが、メジャーとの契約が切れてどうするかを考えた時に、4人でツアーをしていくことを決めて、アルバムを出すことにした。今の自分たちには福岡ではこの箱でやるのが精一杯だった。でも、ここから上に這い上がっていくから、みたいな内容の話をしていました。部外者の自分には分からないけど、このアルバムは、音楽の中に一層人生観が投影されていて、それが自然と曲調の変化に反映されていたのかなとも思います。「終点」って、「底辺」のことも指しているんでしょうけど、歌詞的には誕生してここからまた始まるよ、オマエの話がみたいな内容なんで、むしろ「始点」でもあると思います。そして、音楽を続けていく、ロックンロールを続けていくことが彼らにとっては「命題」になった..のかなって。「人類」で「いざさらば書を捨てよ」だったかな?最後は新曲「青い道」で終幕。

楽しかったとか書いたけど、実はすごく人間臭い男たちのライブだったなと。でも、やっぱり楽しかったんですよ。人生かけてロックンロールしようとしてる人たちがここにまたいたんだなって。だから上に行けんじゃないかと。「命題」は確実にDroogにしかないものが鳴っていると思うから。なんか、そういうオリジナルな音を出してる人たちは応援したいです。そんな裸なロックンロール、最高でした。

この後友達と待ち合わせして夜11時まで飲んで帰りました。少し特別な休日になりました。で、翌日風邪をひきました。


UNLIMITS with「U」tour 2016@福岡Queblick

2016-11-05 18:42:27 | LIVE

このライブは当初行く予定ではなかったのですが、というよりそもそもバンド自体知らなかったのですけど、Queblickのフライヤーで10月に行われる公演をチェックして気になるアーティストを調べていた中で出会ったバンドです。ボーカルとドラムが女性で弦楽器隊が男性という珍しい構成に興味惹かれつつ、アルバム「U」が好みにストーン!と来たので行くことに。
生憎の雨でしたが、それも一興かなと思いながらQueblickへ。会場は7割位埋まってた。
よくよく掘り下げてみるともう10年位のキャリアを積んでいるということにも驚きつつ。

SE
1.ボーダーライン
2.ラストダンス
3.フランジア
4.孤独へのシグナル
5.ロンリーブルー
6.さよならバタフライ
7.ナイトクルーズ
8.迷走スパイラル
9.アネモネの夢
10.あなたへの月
11.月光
12.月アカリサイレース
13.シャーベット
14.最後の言葉
15.プリズム&ブルース
16.茜唄
17.蒼
18.最終列車
19.リリー
20.いまのこと

ENCOLE
21.15の夜(尾崎豊)
22.ハロー
23.クローバー

 このバンドのライブに行きたいと思ったのは、メンバー構成もあるんですけど、一番はあの激しいバンドサウンドと見事に乗っかっているメロディーの旋律さが際立っていたから。もっと言うとポップというよりは哀愁気味な処。あと、歌詞。
「ラストダンス」というリード曲に「悲しみの夜と歌うセレナーデ」とか「未来は黒い絶望に染まってく」という詩があるんですけど、初めて歌詞カード見た時に、凄いなと。こんな歌詞見たことないと思って。それにアルバム聞いてると楽曲ごとの言葉が突き刺さってくるんですよね。今の音楽って歌詞もメロディーの一つというか、余り言葉に意識が向いたりはしないけど、久々に歌詞をじっくり読みこんだバンドってUNLIMITSだったんですよ。だから、ライブ行ってアルバム曲堪能しようって流れ。
YouTubeで視聴するとモッシュやらダイブが起こっていたので一体どんなライブになるんだろうと??が浮かびながらの開演でした。

 初めてだし、ぼっちだし、「U」以外の曲も知らないんですけど、比較的「U」の流れに沿ったセットリストで、合間に過去曲を挟み込んでいくという展開でした。後々調べてみると結構各アルバムから何曲か演奏されていて、しかも主題曲ではない曲だったりもしていたので「へえ」と思いましたが。「ぼっち」ネタでドラムの人が煽ってたのは面白かったですけどね。
 あのやっぱ歌詞なんですよね、このバンドは。だってキラキラしていないというか、華やかな曲でも明るくないんですよ。なんかにわか明るくな感じで、すべての歌詞に哀愁じみた感触を覚えるというか...なんでここまで寂しい想いを抱えているんだろうと。聞いてて切なくなりましたね。で、呼応するかのように全体的にソリッドな音で攻めまくっていくからその哀愁じみたものが余計に浸透していく。
それでも、中盤のバラード箇所で「月」がタイトルに乗った曲が3曲演奏されたり、「シャーベット」ではドラムとボーカルが逆転して、何故かグラサンかけながら歌うという少し余興めいた箇所が飛び出したりと、ライブでしか堪能できないような光景も見れました。
だから、ほかのバンドでは味わえない「UNLIMITS」としてのライブがこれだ!というのが表現されていたステージだったと思います。
いちいちMCとか覚えてないですけど何故かアンコール付近でモッシュが出てきた時には若干焦ったな。
 
 それでも最後皆で笑顔で去っていったっていうのが、すべて物語っていたように思う。そんなライブでした。


Crossfaith「New Age Warriors Tour 2016」@福岡DRUM LOGOS

2016-11-03 14:58:55 | LIVE

 猪突猛進、全身全霊-。初めてCrossfaithのライブを見たときの印象がそうでした。
 ビジュアル系という訳でもないですが、一人一人がステージ上での存在感を際立させるために各々が趣向を凝らして個性を張り合わせている。それが無尽蔵のエネルギーとなってオーディエンスへ放射されていく。何時だってその日のパフォーマンスを死に物狂いで繰り広げていく。若さと情熱が迸っているのがCrossfaithというバンドなんだな、と。
 「New Age Warriers Tour 2016」と掲げられたこのツアーは、全国各地で様々なバンドと2マンライブを行いながら展開していくもの。僕はその福岡公演に参加したんですが、会場的にもDRUM LOGOSというキャパ最大のライブハウスで、対バン相手はThe BONEZ。
 熱気が充満する中で幕を開けたThe BONEZのライブ。RIZE時代からJESSIEは知ってますがライブを見るのは今回が初めてでした。正直に書くと、1曲も曲を知らないし、音楽的に自分の好みの路線ではなかったので、後ろの方で大人しく観戦していました。

Crossfaith
SE:System X
1.Monolith
2.Rx Overdrive
3.Ghost in the Mirror
4.Wildwire
5.Kill E'm All
6.Devil's Party
7.Eclipse
8.Jägerbomb
9.Photosphere
10.Star Faded in Slow Motion
11.Revolution

ENCOLE
EN-1.Countdown to Hell
EN-2.Leviathan

 SEの「System X」で前回同様にステージ上に現れた5人と、サポートギターを加えて6人編成でのステージ。初っ端から「Monolith」で盛大に幕を開け、新譜からの「Rx Overdrive」。新曲であるにも関わらず既にライブで起爆剤のように存在感を放っていました。「Ghost in the Mirror」の後、何故かゴジラのテーマを流しながら最初のMCを挟みこみ、「Wildwire」ではJESSIEがステージに呼び込まれKoieとツインボーカルを披露する等サプライズを挟みつつ、「Devil's Party」「Eclipse」「Jägerbomb」等ライブの定番かつ起爆剤的な殺傷能力の高い楽曲を次々と演奏。前回のライブの時と同様、猪突猛進で全身全霊なのは変わりませんが、その心意気が前回よりもはるかに強くなっていました。髪型だったり佇まいや、もっと言うとCrossfaith自体が、そのライブの中に自分たちの人生を重ねているかのように。
 と同時に前回よりもMCが長くあってより自然体で話すKoieや、「Devil's Party」の後に「おおきに!」と言ったりと、良い意味で余裕のある部分もありました。
 「Xeno」は異端、「New Age Warriors」は新しい時代の戦士たちという意味になりますが、現在の置かれている境遇そのものが彼らの作品そのものに反映されているように思います。このツアーの中で彼らが示したかったことは、行ったことのない場所に行くツアーという楽しみはあるんでしょうが、一番は次の10年に向かうためのCrossfaithがどうあるべきかという進む道であり、これから先も何かを変えていく、何かを壊していく、そんな心境だったんじゃないでしょうか。だからあのツアータイトルにもなったし、本編の最後に暴れ曲でもバラードでもなく、敢えて「Revolution」を持ってきたあたりにも、そう感じずにいられませんでした。
 アンコールに演奏された「Countdown to Hell」の後、「Leviathan」で荒れ狂う航海の波に挑んでいく決意表明のような歌で終幕したライブ。激しさよりもドラマティックささえ感じた一夜でした。