the GazettEのライブに行ってきました。
彼らのライブは2005年のゴキブリツアー以来なので、約6年ぶりです。
本当は前回のNLSBも行きたかったのですが、試験の手前断念しました。
なんか東京ドーム公演以降、あの人たちに対する見方というのが変化しているように感じます。
たとえばSUMMER SONICであったり、各種ビジュアル系以外の雑誌媒体に取り上げられるようになったり。
僕自身、VORTEX~REMEMBER THE URGE~TOXICと聴いた時に、何かこのバンドにしかないものが、
決意であったり、意思であったり、そういうものが刻まれているように感じました。
だからアウェー覚悟で、ライブに行きたいと思いました。
会場は久しぶりなサンパレスホール&ホテル。
とにかくSPの数の多い事多い事。
グッズも凄く沢山揃えられているし、女性ファンが多いこともあって、そういう人が選びそうな商品があるあたり
さすがマーケティングを言わんばかり。
あとやっぱり儲かってるんだなと思いました。
通常ホールって多目的施設だから、コンサートの場合はPAとか機材とかライブハウスと違って全部用意しないといけないんですよね。
だから客が来ても、そういう経費で落とされるということも...まあ、ホールネットワークというのがあるらしいので、
同じ会場を繰り返し使う事で、多少配慮してもらっている部分もあるのかもしれません。
席が最後尾で滅茶苦茶遠いと思っていたんですが、思いのほか遠くないと思いました。
まあメンバーの顔とかは流石に見えませんでしたが。
後流石にビジュアル系だけあって、バンギャル多数で男が少なく、メイクしている人が多数いました。なんか懐かしかったです。
まあメンバーが出てきたら、やっぱ遠いし、上から見下ろす感じというのは自分には合わないと思いました。
パフォーマンスとかやっててもなんか俯瞰視している自分がいて...
SE:INFUSE INTO
・町のCGのような映像から、ブックレットにも使われていたあの目玉三角とか色んな素材を無造作に組み合わせた感じの映像。
1.VENOMOUS SPIDER'S WEB
・INFUSE INTOの流れからやっぱこれしかないよなという選曲。PAIN-GRUDGE~のあの序盤の単語群が次々にスクリーンに映し出されて、何処となく情報化社会のイメージを皮肉ってような印象がありました。
2.SLUDGY CULT
・ゴリゴリの押しまくりで、早くも葵が動きまくってた。
3.VORTEX
・すんなりと行きました。そう来たか!という印象。
映像~「TOXIC」の煙のイメージから次の曲に流れがつながっている感じ。
4.THE SUICIDE CIRCUS
・映像のイメージがPVと連動してました。奇人ばかりのサーカスに取り残された男の運命...とにかくこの曲は照明がらせん状。
5.MY DEVIL ON THE BED
・曲の世界観的にドロドロとした感じなんですが、その雰囲気とイメージを擬人化したような意味分かんないみたいなのを求めた感じ。 世相に対しての皮肉...ですかね。サビの「The Beautiful devil on the bed」のシャウトとメロを使いまわす部分は流石に苦しそうでした。
ブレイク
6.13[STAIRS-]1
・予想外の選曲。映像があったのが意外でした。曖昧模糊とした印象かな。
7.RUTHLESS DEED
・個人的には歌詞の世界観に沿った映像になっていたと思います。どっちかというと批判的な印象はありまたが。あとは序盤の「脅威に喰われた~」の部分が一文字づつスクリーンに秒刻みに映し出される場面は鳥肌が経ちました。
ブレイク
8.痴情
・もうこの時点でRUKIは苦しそうでした。でも映像はなんか過去の記憶を焼き尽くす...みたいな赤いイメージ。
9.UNTITLED
・光の粒子が無造作に放出されるという儚い映像でした。唯一の聴かせる系なのかな。個人的にまさかこの曲でバラード系が終わるとは思いませんでした。
ブレイク
ブレイクが多いので多少乗り切れない部分がありましたが...
10.AGONY
・イントロのアレンジが変更されてました。
11.CLEVER MONKEY
・正直やると思ってなかったんですが、これもやっぱり音源からかなり印象が変わってると思います。
12.VERMIN
13.HEADACHE MAN
ブレイク
14.PSYCHOPATH
・RUKIはもう喉がやられてたと思います。でもこの曲は「DISCHARGE」や「OGRE」のような曲になっていくのではないかと感じました。
15.FILTH IN THE BEAUTY
16.TOMORROW NEVER DIES
もうこのあたりは盛り上がらない訳がないわけで。個人的に「TOMORROW NEVER DIES」のエンディングが演出が妙やと思いました。
SE:OMEGA
・これはINFUSE INTOから作り上げた世界観をぶち壊すというか。ジャケットのアートワークを映像化したらこんな感じという印象を持ちました。結構こういう観客を置いていくような演出は好きなんですけどね。
ENCOLE
戒「サンパレス何回かやらしてもらってるけど、今日が一番熱いじゃん。こっからは好きに暴れていいから。会場を壊そう...壊すぐらいの勢いで盛り上がってくれ」
1.Ride with the ROCKERS
2.REMEMBER THE URGE
RUKI「ぶっ飛べ野郎ども!!」
3.COCKROACH
RUKI「死ねるかい、死ねるかい福岡!!」
4.DISCHARGE
5.LINDA~candydive pinky heaven~
6.Ruder
本編であれだけ攻撃的な曲をやった事で、DISCHARGEとかCOCKROACHのような今まで本編で締めな感じの王道曲がアンコールに来ることになった事が新鮮でした。あ、あとRUKIはLINDAの前でラストー!!って言ったけど、実はRuderだったという。だから、またRuderの前にラストー!って言ってました。でもこういう感じの方がいいんじゃないかな。
ENCOLE終了後ちらほらと帰りだす人達がいましたが、ダブルアンコールの声が続いていて...
W.ENCOLEやってくれました。
しかも戒さんのHappy Birthday祝いをやるというなんともスペシャルなわけでして。しかも映像でHappy Birthdayうが出ると言う贅沢な演出も笑。RUKIが戒にマイク渡して一言お願いしますと言うと、この前バスの中でやったじゃんとか言いつつ、困っていた模様でした。笑 一度メンバーが捌けて戒only stageになるも、「収集がつかないよ」と必死にフォローを求めているところはなんか面白かったです。
でも最後は記念写真を撮ってたんで、多分ファンサービスもあってかなと。
RUKI「この写真はあとで戒さんが人数分印刷してくれるそうです」笑
RUKIが「そんな戒さんの誕生日を祝して...地獄へようこそ!!」
・関東土下座組合
あの伝説土下座ヘドバンを見る事が出来たし、RUKIはしっかり3、2、1階と分けて何度も煽ってくれました。
もっと席の近くの人間が帰っていたので、最後の最後に暴れることが出来ました。
全体的に元々楽曲自体が個性が強いし完成度が高いしで、そこに映像が組み合わさることによって、非常に完成度も高く、「有毒」という印象も感じることのできたライブでした。地方のホール公演でここまでやってくれるバンドもそうないと思うので、まあそれまでに共通の友人でも出来れば、また行きたいなとは思います。
とりあえずアンコールの葵の衣装は、すいませんスケバンか陣羽織にしか見えませんでした..
でも来年1月でこのツアーもう終わっちゃうんですか?