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OSTRICH FEATHER BOA

お前の意見は求めん。

タイトルは特にない日記

2014-08-24 20:06:26 | Weblog

先日黒夢を観戦に大分まで行ってきました。
博多~小倉~大分とJRでの旅。しかも時間が遅れたりしたけど、無事に到着して。
実は行くまで不安だったりしたんです。ここまでして自分は行きたかったのかと。仕事休んでまでね。
大分に行くことが初めてだったからというのもあったけど、果たしてそこまで黒夢が好きなのかと。
そんなこと感じつつLIVEはオンタイムでスタートして、気が付けば3時間経っていて。
ステージに経っているバンドは地方の1公演って感じではなく、本当にそこに来てくれた人達に最高のプレイを披露したいという思い、想い、時折ノスタルジックに感じさせながらも、武道館で解散ライブやっているような、そんな感覚にさせてくれた。
実際そんなつもりで毎公演やっているんだと思う。
黒夢のライブや音源に触れていると、その人たちの人間性や人生そのものがまじまじとそこに込められている。
その思いにまで触れているように感じてしまう。
それはDVDで「KINGDOM」を見ながら思ったことでもあるし、特にライブではアンコールでそんな瞬間があった。
何度も何度も名残惜しそうにね。
いや、ほかのどんなバンドだってそれを生業としてやっている以上、人生かけてるんだろうけど、黒夢の場合、それを口で説明しててもそれが様になってるんだよね。カッコいいというか...それって、すごいことだと思う。
正直言うなら、黒夢の楽曲自体がそこまで好きというわけではない。失礼ながら言うと。
ただ、ライブに触れたときにはDIR EN GREYやほかのバンドに行くのと違う意味でのエネルギーや集中力が要る。
単純にライブ時間が長いのもあるけど、MCも含めてすべてにおいてこだわりが詰まっているから...。ほかの公演で同じ曲を演奏したとしても、そこで披露される曲は、そこでしか出せない1曲だから、なんかなんともいえない想いを感じていました。
正直それで自分のような初心者はおなかいっぱいになってるところもあって。大分の次をどうしようか悩んでいる。
大分の時はホテル取ってなかったので、終演後の余韻に浸る余裕はなかった。その続きは最後の福岡で堪能させてもらおうかと思っています。


親戚の家に泊ったんだけど、次の日は午後から用事があったので、昼には福岡に戻ってきていました。姪っ子には申し訳22なくもあり。
大分駅とDRUM Be-0の間だけ、後は親せき宅という、観光もくそもない1日でした。
なんかいろいろ考えてました。この2,3日。
何がしたいんだろう...何ができるだろう...考えても仕方がない...先に進むしかない...。1日1日をただ流されるままに生きている自分にまた気づいて。じゃあどうしたらいいのかを今はずっと考えている。考えても仕方ないんだけど。でも22の時にやりたいことがあるのにできないまま足を竦めていた時の、何もできなかった自分にはなりたくないので。もっと自分の時間を大事に使いたいと思います。
22の時の自分は否定して。また先に先に。その中でライブとかに行けるのなら、それは偶然でなくて必然と思いたいです。
会場がどうとかではなく、たまたま組み合わさった日程の中で行けることが奇跡のようなもので。遠征する時間はない。
ましてDIR EN GREYを東名阪で敢えてみたいと思ったこともない。
自分の人生の中で楽しめる、刺激をくれる場所としての世界。
誰にも依存することなく、待つのでもなく、そこを切り開いていこう。
意味不明な文章ですみません。







7/30
1.AGONY 2.HEADACEMAN 3.I HATE YOUR POPSTAR LIFE 4.MOB 136 BARS 5.Hyena 6.Sugar Pain 7.13STARIS[-]1 8.CIRCLE OF SWINDLER 9.OGRE 10.COCKROACH 11.Rosenstrauss 12.Greed Greed Greed 13.Filth in the beauty

8/2
1.BACK TOGETHER AGAIN -West Indies Ewmix- 2.So in Vain 3.手紙 4.LOTUS 5.叙情詩 6.ストロボ 7.fake star 8.ゲルニカ 9.Thoughts 10.aftermath

8/14
1.BACK TOGETHER AGAIN -West Indies Remix- 2.So in Vain 3.手紙 4.LOTUS 5.叙情詩 6.輪郭 7.ストロボ 8.太陽と砂漠のバラ 9.This Night 10.follow the night light 11.VANITAS 12.THE FINAL 13. SUSTAIN THE UNTRUTH
14.Greed Greed Greed 15.C 16.クライモア 17.aftermath

8/23
1.BEAMS 2.Like A Angel 3.アロン 4.LOTUS 5.THE FINAL 6.heavenly 7.13 new ache 8. I HATE YOUR POPSTAR LIFE 9.SUSTAIN THE UNTRUTH 10.This Night 11.輪郭 12.ゲルニカ 13.月の杯 14.Rouge 15.umbrella 16.Greed Greed Greed 17.can't say words 18.aftermath


TOUR14 PSYCHONNECT -mode of GAUZE?-

2014-08-14 23:51:35 | LIVE

福岡は約2年振りとなるDIR EN GREY。
夏のツアーは「THE UNWAVERING FACT OF TOMORROW TOUR 2010」以来。しかし熱中症対策とはいえグッズの先行販売の整理券配布が朝10時とは...逆に地元の人で遠方の人とかにはかえって都合が悪い気がしないでもない...でも熱中症もあるし、でイベンター側も仕方なかったんだろうと思います。難しい。実家の両親に「整理券配布があるからゼップに行く」とはチキンなので言えなかったので、「自転車のメンテナンスに行ってくる」と大嘘八百で行きました。それでも9時半に着いたら既に階段の下から上まで並んでいてびっくり。遠征のファンとかもいました。整理券自体はあっさり配布されて、一回家に帰りました。笑 物販整列も外ではなく、会場の中(ライブハウスの前の空間)を開場して中に入れ込んで熱中症対策に気を付けていました。井上マネージャーも間近でせっせと動かれておりました。

ツアーグッズは限定TとTとマフラータオルとワークシャツを購入。福岡は先行で売り切れていたのは限定Tとマフラータオル。限定Tはある曲の歌詞をモチーフにGAUZEの14年とかけてなかなかユニークな一枚で、割とカジュアル。ワークシャツもメンズ向きかと。僕は無骨な感じがして即効で買いましたね。過去のBLACK TOP MOTERCYCLEみたいな。あと過去のグッズ販売や抽選会にかき氷、フォトコンテストとか、お祭り企画も色々やっていました。5~6年前だと考えられないですね。「GAUZE」の拘束椅子は懐かしさすら感じました。さすがにコンテストに参加まではしませんでしたが...。

今回はExclusive Ticketが福岡で初めて導入されたこともあるので、GAUZE企画の一環のつもりで2階席で観戦しました。特典グッズの内容はツアー序盤なので敢えて書きませんが、手は込んでるなと感じました。たぶん通常のツアーグッズのラインナップには普通並ばないかなって感じです。2階は2階でまた客層が違うなって感じました。ツアーTをがっちり着込んでいる訳でもなく、どちらかというと一人で遠くで好き勝手に暴れたいという感じで、年配の方や私服の人も多かったかな。特典グッズもグッズで良いのですが、自分にはDIR EN GREYのライブはスタンディングの方が合ってる気がしました。ただ、2階席で自分のスペースを確保して安心して楽しめるというのも利点なので、悩ましいところです。ほとんどON TIMEでスタートしました。

SE:GAUZE -mode of adam-
1.Schwegnの椅子
2.raison detre
3.Cage
4.LOTUS
5.SUSTAIN THE UNTRUTH
6.輪郭
7.304号室、白死の桜
8.アクロの丘
9.mazohyst of decadence
10.ゆらめき
11.MASK
12.蜜と唾
13.THE FINAL
14.残

ENCOLE
1.予感
2.新曲
3.蒼い月
4.羅刹国
5.激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇

 ステージは鉄格子が組まれたようなセットに映像スクリーンが中央と左上、右下の三面に設置されてました。メンバーの衣装はBARKSの写真みたいな感じです。メイクはDie以外ソフトメイクだったように思います。薫はすっぴんでした。京氏は短パン履いてましたね。
 SEと同時に「GAUZE -mode of adam」の映像。PVのリメイクバージョンって感じです。ツアータイトルも「2014」になってましたが、あの映像が一番グロいんじゃないかと今でも思うわけです。興奮しましたね。そのまま続けざまに「Schwegnの椅子」とアルバムの流れで始まって、光学迷彩のような映像がシンクロした「raison detre」、「Cage」では悲鳴のような嬌声が上がり、人間のエスとサドを描写した映像が流れ出ていました。この後は「LOTUS」「SUSTAIN THE UNTRUTH」「輪郭」とシングル曲を披露。ここまでの映像は武道館までと全て変更されていました。「LOTUS」はシンフォニックバージョンなんだけど、この曲はシンフォニックというかこっちの方が合っている気がします。そしてライブでは初めて聞いた「SUSTAIN~」ですが、サビのメロが高すぎて煽られても歌えませんでした。すいません。
「輪郭」の後は一呼吸おいて「304号室~」そして「アクロの丘」と聞かせるナンバーが続いていきます。予想以上に「GAUZE」はシャウト系ではなく、歌っている曲が多いんだなと思いました。初めて聞いたときには激しい印象だったけど、今では感触が変わっているというのも面白いもんです。京氏も終盤まで衣装着てましたから。曲間でところどころ当時のPVの映像が流れていましたが、メンバー出演部分はカットして、当時のイメージ映像を中心に再構成した感じでした。
 そのあとは間髪入れずに「mazohyst of decadence」のSEが流れました。これはリアレンジされた短縮のバージョンです。全体的に曲間にあった京の語り(Schwegn~やアクロの丘の『この場所で...』とかmazohystの『本当にこれで良いんですね...』予感の『いつからか~』とか)はすべてカットされていました。7年前にベストアルバム出した頃には、もうやらないと言っていた楽曲を、やること自体バンドの中で何かが変わってるんだろうとは思いましたが、こういった再演しない部分があると、すべてを受け入れてるわけでもなく、やっぱり否定したい、やらない部分というのもあるんだな...と。「mazohyst~」はこのリアレンジバージョンで出していただけないものか...。
 そんなこと思っていると、ピアノの旋律が流れてスポットライトが京氏にあたる。そのまま「ゆらめき」のサビが披露されると悲鳴にも似た歓声。この演出はかっこよかった!!ここから「MASK」そしてオリジナルバージョンの「蜜と唾」が披露。昔のアレンジが嫌だからリアレンジしたにも関わらず元のバージョンで敢えてやるあたりが暴挙としか言いようがない。「MASK」は映像がメンバーの目の部分にモザイク処理してあって、1999年当時の羅列みたいなものが交錯している面白い内容でした。そして意外に「蜜と唾」はサウンドががっちりしていて盛り上がりました。ボルテージが戻ったところで「THE FINAL」での大合唱。そして締めの如きに「残」で終了。本編で「INWARD SCREAM」やらなかったのも意外でしたが、歌モノ中心という流れだったのもまた初めてでした。

 アンコールは言わない人間もいたけど無視してやっていました。そもそもアンコールしていない人間に見る資格があるかは疑問です。そんなこんなで「予感」。個人的に一番聞きたかった曲でした。京氏はベレー帽を着用していましたが、衣装は脱ぎ捨てるのにベレー帽は脱いだり外したりしていたので、「GLASS SKIN」のハットを思い出していました。そして空の映像が流れたのでまさか「太陽の碧」かと思ったら、初披露の新曲でした。殆ど記憶にありませんが、曲全体は激しく、ドラムの2バスのパートもありながらも、「大地の~」って歌詞と、シャウト系ではなく、メロディーのみで構成された「THE FATAL BELIEVER」みたいな感じでした。そしてまさかの「蒼い月」。もうやらないだろうと思っていたんですけどね。武道館で見納めにならず良かった。何より生演奏を見れたことがよかった。終盤の「Blue&Die」の前で薫がギターのカッティングを溜めすぎて皆が「ん?」ってなってて一部ではなぜか笑いが漏れていました。そして「Blue&Die」のコーラスでしたが、あの瞬間はいったい何だったんだろう...。
 アンコールは4曲だろうと思っていたので、京氏が「男ー!!!」と煽りまくって「ラストー!!」で「羅刹国」が始まり、自分はここでがっつり暴れました。この時ばかりは周囲を完全に無視していました。前のめりになって暴れるファンもたくさん。そして完全燃焼したと思っていた矢先に「俺の言いたいことわかるかー?」で、なんと「ラストー!!」コール2回目で、ダメ押しの如き「激しさと~」での大合唱で終了しました。本気で間違えたのかわざとなのかはわかりませんが、ここ2曲の盛り上がりは半端なかったと思います。
 最後は京氏も笑顔でしばらく滞在した後帰って行かれ、メンバーも...ToshiyaとDieがずーっと残ってくれて、帰って行かれました。

こんな感じで初めてづくしのたぶん最初で最後のガーゼツアーは終わりました。本編歌モノが続いた時はテンションが持つのか心配でしたが、「GAUZE」自体が初めてということもあり、そのサプライズ感と選曲の意外性に持っていかれた気がします。そして最後はきっちり締めてくれて、個人的には楽しかったです。メンバー自身がこういう割り切ったツアーをできるのも、きっちり「DUM SPIRO SPERO」まで完結させられたからこそなんだろうと思います。じゃなかったら、むしろ「GHOUL」のような選曲になっていた気もしないでもない。あとはまた違う刺激が欲しかったのかなとも感じています。
ライブ終わった後はフラフラでした...。友達も仕事だったし、僕も仕事だったので、また秋のツアーはアルバム発売前になりますが、往年の楽曲にアルバムからの新曲を数曲組み込んだ流れになるのかな?と感じています。デビューアルバムのツアーの次に来るアルバムが「根源」というのも、どこか妙にリンクしていて、不思議です。


D TOUR2014 月の杯

2014-08-10 22:46:43 | LIVE

全然更新してませんのですいませんでした。
先日行ったDのライブ、実は先週のDRUM Be-1のライブに行ってきました。2週間経つなんで信じられないです。
元々「闇より暗い~」位から知ってます。ただちゃんとアルバム買ったのは「Genetic World」という...。で、ライブに初めていったのは「名も無き~」でした。その頃は正直ライブの空気感に慣れず、2013年のライブに行っていなくて、2年近く経って、まったく行きたくないわけではなかったし、行くかと笑
ヴァンパイアシリーズとかEDENシリーズとか世界観はちゃんと調べてきたのですが、「名も無き~」のライブがかなり選曲的にも珍しい内容だったんじゃないかなと最近では思っていたわけです。

SE
太陽を葬る日
花惑
メテオ~夢寐の刻~
Grand Master
月の杯
Der konig der Dunkelheit
Crystal Crown
Drum Solo
Desert Warrior
クヴァンクルの肖像
Gemini~片羽の報復~
My unborn baby
Little Adventures
BIRTH
鬨の声
Marine Snow
Dearest you

ENCOLE1
薔薇の記憶
絡繰り絵巻

ENCOLE2
Night-ship"D"
時空航海記~光の彼方へ~

ENCOLE3
Day by Day


 「名も無き~」の頃はわかっていなかったのですが、大体バンドのライブというのは、それにしろ音源にしろ、「好き勝手に楽しんでくれ」「聞き手に歌詞も好きに解釈してくれ」というスタンスが多い風潮...というかそれが自然だとは思うのですが、Dの場合は、先ず世界観が作られていて、歌詞にしろその世界観にしろ解説がされていて全員が少なくともその曲を理解することができて、ライブにしてもこのパートではこういう風に盛り上がれと、最低限バンド側が共有してほしい部分というのを呈示がされているという、ほかのバンドのライブと真逆な面があります。そういう世界観であったり、コンセプトが好きな人にはたまらないと思う。自分自身、そういうコンセプト的なものは好きなので、喜んで入っていくことができました。このあたりはDIR EN GREYとは対照的ですね。まあ、京氏の場合、本当は共有したがっているけど、無理している面も個人的に感じてはいるんですけどね...
 ライブは「月の杯」リリースも兼ねている関係で本編は基本最新のヴァンパイアシリーズの楽曲を中心に、その合間やアンコールにご当地ならではの選曲を挟み込むというサービス感溢れる面も織り交ぜたセットリストかと。メンバーも最新のアー写でした。ASAGI氏もしっかりマント装着でばっちり決め込んでいました。ヴァンパイアシリーズというコンセプトがありつつ、バンドサウンドはへヴィメタルの分野だと思うので、戯曲的でありながらも、サウンド全体が激しく、そして熱い。冒頭から終盤まで殆ど「行くぞー!!」と煽ってました。途中で「ちかっぱ」「好いとうけん!!」の煽りもあって、そうか、こんな煽りが生まれるほど歴史があるんだなと感じた次第です。
 「太陽を葬る日」から「花惑」「メテオ」の並びでヘッドバンギングの嵐に始まり、メンバー紹介を挟んで「Grand Master」。この曲意外と好きなんです...。ASAGI氏による"フリ"のレクチャーから始まっての新曲「月の杯」。この曲はMVを見たときに、サビのメロディがすごく耳に残って、iTunesでダウンロードしたんですよ。「Rosenstrauss」「DARK WINGS」のような、オペラというか、戯曲的な部分、激しいサウンドに印象的なメロディ..と。敢えて言うと往年の「ビジュアル系」的な感じもしつつ、歌詞も人間の王が異形の存在「ヴァンパイア」へ墜ちる前の、人間として迎える最後の夜を、キリスト教の「最後の晩餐」になぞらえて、苦悩しながらも禁断の力に手を伸ばす葛藤がわかりやすく描かれていると思いました。「愛を語るには~」の下りの繊細な部分、「月の杯に~」の下りのの裏切り者に気づいていたと思しき描写もありました。話的にはASAGI氏曰く冒頭部分の曲らしいので、この後「Der konig der Dunkelheit」と続くのはストーリー性があって良かったと思います。ちなみにメイキングブックに載っているセルフライナーノーツはその楽曲と歌詞を世界観のこだわりが網羅されていて、映画のパンフレットみたいで面白かったですよ。 あ、あと忘れたけど、47当地それぞれに「民」をつけているらしく、福岡は「あま王子」「あま王女」でした。このあたりをサラッと役に入った感じで言えて違和感ないのが凄い。ちなみにHIDE-ZOU氏は「明太子」で予想してたらしいけど、「あまおう」は予測できなかったと残念がってました。MCもそうですけど、HIDE-ZOU氏は声がきれいだなと。あと、Tsunehito氏はカーバンクルを意識したのかな?って感じのパフォーマンスしてました。女装メイクなのもあるし、「お転婆」感が出ていて、パフォーマーとしても魅せられた次第です。とはいえ「行くぞー!!!」みたいなノリで煽ってくるので、一番男っぽいというか...。このギャップが好きだったりもするんですが。
 「クヴァンクルの肖像」「Gemini~片羽の報復~」「My unborn baby」「Little Adventures」と新曲を連打して、「博多には通りもんというひよこのお菓子があるよな!卵から生まれる..そんな新しい景色を見ようと作った曲です...BIRTH」ってな感じで、まさかの「BIRTH」。そして「鬨の声」。さらに関門海峡からインスピレーションを受けたとのことで「Marine Snow」を演奏し、最後は「Dearest you」でペンライトが舞う中での本編終了。自分は買っておらず、代わりにペットボトルを振ってました...。

 アンコールもRuiza氏とHIROKI氏はTシャツに着替えて販促したのち、「薔薇の記憶」「絡繰り絵巻」と披露。アンコール2では「Night-ship"D"」に、次聞けるかどうかわからない「時空航海記」が演奏されました。「時空航海記」はどこの会場でもやっているのかと思いきや、メンバーの日記を見る限りそうでもないらしく。ただ、セットリストの中に「海」を感じさせる曲が2曲も入っているのは、そのご当地ならではを意識してくれたのかなと。アンコールは本編よりも明るい雰囲気の曲が終盤多く、メンバー皆笑顔だったように思います。最後はその流れのなかで、「Day by Day」でピースフルに終わったかなと。

 日記書いてて思ったんですけど、ガゼットの時とはまた違う感触で...何というのかな..楽しかったんですよね。暴れるって感じよりは、楽しむ感覚として近いのかな、と。演奏曲がすべてピースフルというわけではないのですが、必要以上にコンセプトに縛られず、ライブはすごく生モノな感じがしたのが正直なところです。「ちかっぱ!」の掛け合いもそうだし、各ご当地毎に民をつけたり、選曲も考えたり、ファンを大事にしてるし、一緒に楽しもうぜ!!みたいな面を節々に感じた次第ではあります。そのあたりはメンバーの人間性にもよるのかなと思いました。帰りに握手会もさせてもらって思ったんですけど、それは変わらなかった部分で。裏を返すと、ライブを47都道府県やるのみならず、全会場で握手会したり、選曲もいろいろ考えたりと、何かバンドが求めているのかなとも気もしましたね。それがどうなのかは何とも言えないけど...11月にまた福岡に来た時に、その何かを感じられたらいいかなと思います。


HERESY LIMITED STANDING LIVE TOUR14  PULSE WRIGGLING TO DIM SCENE

2014-08-03 20:46:29 | LIVE

HERESYライブレポは初めてな感じのthe GazettE
実は春のNLDHツアーも行ってたりするんだけど当時忙しく書く気にならず。いつか書こうと思っているんですが...。
春のツアーは1階の後方で立ち見だったのですが、もうもみくちゃにされながら足場が無い状態だったので、今回は2階指定席。
リアルタイムでSTACKED RUBBISHもDIMもツアーには行ってない。作品はDIMが好きで、ライブではSTACKED RUBBISHの曲は定番曲になったものが多かったから、どっちのコンセプトになっても良かったんだけど。なんとなくSTACKED RUBBISHになるような気が..。
同じZeppでも春と夏だけでだいぶ違うもので...この日は平日だったのですが無事に仕事を切り抜けて開演10分前位に入場。
日差しがカンカンに照り付けていて...夏だと感じた瞬間で...ロッカーはがらんどうだったけど、まあまあ空いてました。
入場したら中で着替えてる方々もチラホラいました。
2階指定席はあの階段を上がるだけでもまた一階の時と違う感覚になれて、扉を開けると下にひしめくオーディエンス。
この始まるまでの臨場感が好き。
ステージは照明を落としていて、青のライトが点灯された状態。最初「DIM」の世界観かと。春はまだ明るかったような気が...。
おなじみのマネージャーの注意喚起からのライブスタート。

SE ART DRAWN BY VOMIT
01 AGONY
02 HEADACHE MAN 
03 Hyena
04 MOB 136 BARS
05 Sugar Pain
06 CALM ENVY
SE 「子宮」
07 紅蓮
08 千鶴
09 13STAIRS[-]1
10 BURIAL APPLICANT
11 A MOTH UNDER THE SKIN
12 CIRCLE OF SWINDLER
13 OGRE
14 COCKROACH
15 LINDA ~candydive pinky heaven~
16 関東土下座組合

ENCORE
E01 Ride with the Rockers
E02 [DIS]
E03 DISCHARGE
E04 Filth in the beauty

メンバーは衣装はアー写だったけど、葵氏は髪型が変わっていたような気が...。
漆黒に統一された衣装に、極力明るさを廃し漆黒さを演出したステージングは、春のパンキッシュな感じと違って、どことなくアングラ臭の漂う感じさえして、何処となく、STACKED RUBBISHの時の衣装や、FROM THE DISTORTED CITYの頃のアー写を思い出していました。まあ、『再定義』だから。たぶん、RUKIが昔憧れていたであろうUKロックやパンクスのような、あの頃のイメージを今風にした感じなのかな。ただ、目の周りが偉い真っ赤でした。
ライブはもう春よりも激しかった。久しぶりに首も腕も足もガタガタで、2階席なのに汗もすごかった。セットリストの殆どがライブの定番曲かアンコールで披露されてる曲ばかりだから、当然バンドの演奏も説得力があるし、攻撃性が半端なかったです。序盤「AGONY」からボルテージあげるように「HEADACHE MAN」「Hyena」と畳みかけられて、ピークを迎えたと思った矢先に「MOB 136 BARS」。葵の麗しきパフォーマンスが目立った「Sugar Pain」と披露。一転して、「CALM ENVY」ではミラーボールを取り入れた演出がなされ、しばしの安息がなされるも、赤子の重苦しい「子宮」からの「紅蓮」、そして「千鶴」で一気に奈落に落とされるような感じが。このあたりの空気感は春よりもさらに濃密に、深く。重く..。
その重々しい空気感からレーザービームが照射されて「13STAIRS[-]1」「BURIAL APPLICANT」と重々しくも、ラストスパートに近づく選曲へ。まあ、「紅蓮」やるなら「BURIAL APPLICANT」は当然やるだろうと。
たぶんこのあたりで、「オーイエー福岡!!」「今日はいつもより福岡熱いねー!!」みたいなMC。これ春も聞いたような...。
「A MOTH UNDER THE SKIN」「生きてるかー!!」からの「CIRCLE OF SWINDLER」「OGRE」「COCKROACH」と三連打で激しいライブの再開。「OGRE」は今ツアーで堪能しておいた方が良い1曲じゃない?かと。「i-n-f-e-c-t-i-o-n」のところがリアレンジ(再定義)されて楽曲全体がよりわかりやすくなってると思いました。「COCKROACH」でピークを迎えて「Filth in the beautyかな?」と思ったところでまさかの「LINDA」。あーNLDHと同じラストかよと思ってたら何と「関東土下座組合」が来ました。この流れは逆に創造できなかった。今までの流れならあり得なかったと思う。何度も何度もライブやってる内に選曲の予定調和さえ壊したくなったのかな。でもこういう流れは好きだよ。これもまた再定義なんですか?本編出し切る感じで。アンコールで堪能していたものを先に味わってしまって、あとが無くなってしまったような錯覚になるから。ライブの定番曲以外の曲も、僕みたいに当時行ったことのなかった人いたのかな?って感じで、あまり演奏されていなかった曲は最初ノリ具合を把握するために、「ん?」ってな感じで、手ふりとかから始まって、曲の感じが掴めると、頭を振り乱していたりと、まあ、僕の二の腕に激しく髪が当たってましたけどね(笑)でも、一人で来てるっぽい子で、えらくセットしてめかしこんでいて、表情がわからなくても、思い切り理解しようとする感情は伝わってきましたよ。で、振り乱しまくってセットもぐちゃぐちゃになってて、そのくらい体感してるんだなと。「MOB 136 BARS」「CIRCLE OF SWINDLER」「OGRE」とか意外にやっていない曲こそ、もう堪能できないかもしれない曲だったから、頑張ってきた甲斐が...

アンコールでもRUKIと葵は衣装変わらず本編のままで来られました。
そしてまさかまさかの「[DIS]」!!やると思わなかった。
やや呆気にとられてる間に炸裂した「DISCHAGE」。何時もよりも長く長く続いて「ラストー!!」からの「Filth in the beauty」。正直このツアーで、この曲のオーラスは非常にしっくりきました。似合ってると思います。いつもなら「LINDA」か「関東~」終わりなので、衣装も変わってなかったから、アンコールも3曲と少なめではあったけど、こういうのも良いと思う。普段のツアーじゃやらない流れだと思うから。このあたりもなんかアングラっぽくて、「本編とアンコールで世界観を分ける」というより、ずっと同じ世界観を続けるってことをやりたかかったのかな?と思いました。終わったあとメンバーは結構RUKIは結構ながーくいて、そのほかの方々はさっと捌けてました。

拙いレポですが、こっそり見に来ているアングラな方々の束の間の場にでもなれば恐縮です。
ちなみにこの日は僕は2階の後列付近で一人座ってたんですけど、周囲の人も結構一人で来ている人が多かった。
ライブ中に腕があたったりして「すいません」って言うと皆さん「いいですよ楽しみましょう!」と温かい言葉をかけて頂き、「ああ、好きに楽しんでいいんだな」と思いました。いかんせん男の比率の方が少ないのは事実なんで...。普段会うことさえない人たちでも、同じ空間をともに共有できる権利があるのだから、がっつり暴れて、でも相手のことや会場のことを考えてマナーは守って、思いやる気持ちがあれば、きっと孤独感みたいなものはその時だけでも無くなってしまうんじゃないかな。そういうのもライブの醍醐味だと思うんですけどね。
生きがいとまではいかないけど、日々を楽しむための一つがあることは素晴らしいことだと思う。たった2時間ちょっとの時間でも、全身全霊をかけて生き様を見せつける姿に、何も感じないわけがないので。
秋のSCENE03。これは両方ともホールツアーに行ったやつで。いつかスタンディングバージョンが見れたらと思っていた、もう叶わない夢みたいなものだと思っていましたが、実現するとは。
無口ながらも頭を振り続けて汗だくで暴れていた不器用そうなあの女の子と、曲が披露される度に涙を流して感動して、最期に笑顔で「また秋のツアーで会いましょう」と別れたあの女性とは、SCENE03で出会えるんでしょうか?

次はDIR EN GREYです。Exclusive Ticketで乗り込んできます。今度は前の方でした..。